こんにちは。個別教師Camp事務局です。
ついこの前、紅白歌合戦なり年末特番なりを見て、2024年明けましておめでとうございます、という感じでしたが、
いつのまにか1月が半分終わろうとしています。時間が経つのは早いですね。
受験生にとっては本番が近づいていますが、非受験学年のみなさんにとってももうすぐ「新学年」が迫っています。
いま小学5年生や中学2年生、高校2年生のみなさんはあと数か月で本当に受験学年になります。
ここで大事になるのが、年間の学習スケジュール、そして日々の学習習慣・勉強習慣になります。
「新年の抱負」として、「今年こそは毎日コツコツ勉強するぞ!」と決めた方も多いのではないですか?
新年が明けて2週間ほど経ちました。新年の抱負、守れている方は心の中で挙手してみてください。
……なかなかいないのではないでしょうか。
大人でもよくあることですが、人間は目標や計画を立てるとき、
つい『自分の能力よりも高いもの、長期的なもの』を立ててしまいがちです。
これがいわゆる三日坊主のもととなっています。
今回は、新年の抱負が三日坊主になってしまった方も、
ここから新学年に向けて勉強習慣を作るために大事なこと3点をご紹介します。
ぜひ記事を読みながら一緒に考えてみましょう。
【新年の抱負はどうなった?】三日坊主で終わらない!勉強習慣で大事なこと3点 ①モチベーション・やる気に頼らない
新年の抱負でありがちなこととして、つい大言壮語というか、大きいことを言いがちです。
年末年始は学校もお休みで疲れもとれていたりテンションが高くなったりしているので、ついでかい目標を言ってしまいます。
しかし断言しますが、毎日同じやる気に満ち溢れた人などいません。
みなさんも経験はあると思いますが、永遠にハッピーな気分が続くこともないですし、
「もうだめだ……」と絶望しても、それが1日、2日、1か月と続くことは稀です。
(続いている場合は、早急に周囲の人に相談するなり、適切な対応が必要です。)
人間の「モチベーション・やる気」は大事なことですが、これだけを頼りに目標をこなそうとすることは危険です。
勉強の目標についても同じことが言えます。
やる気だけ、モチベーションだけ、に依存した難しい目標を立てるのではなく、
まずは「気分が乗らなくても達成できる目標」から始めてみましょう。
【新年の抱負はどうなった?】三日坊主で終わらない!勉強習慣で大事なこと3点 ②簡単な目標を日々続ける
では、やる気に頼らない目標の立て方とは何でしょうか。
それは「簡単な目標を日々続けて習慣化する」ことです。以下の手順で考えていきましょう。
モチベーションに頼らないというのは、志望校合格だったり成績アップだったりを目指さない、という意味ではございません。
それは「大きな目標・最終目標」であり、日々の目標とは別だ、というだけです。
最終的な目標を「大目標」として設定しましょう。
志望校合格も、その先の学校生活や将来の目標につながっていると思いますが、その場合はそれを「大大目標」とでもしていただいて、
とにかくスケールの大きい目標は「大目標」として、日々の目標にしないことです。
その代わり、大目標に到達するための中間の目標、「中目標」を設定しましょう。
志望校合格を例にとると、
志望校合格のためには、例えば
内申点(学校の評定)が〇〇以上でないといけない、
とか、
英検やTOEICで〇〇点以上取らないといけない、
あるいは△月の模試で△判定以上なら狙える、
など設定ができるはずです。
「中目標」は、大目標ほど先ではないが、
少なくとも1か月以上先の目標で、
かつ「達成できたかできないか」が明確な目標としましょう。
「このテキストを1周する」とかでもよいですが、
「2次関数を理解する」のようにあいまいな目標はやめておいたほうが良いと思います。
達成したかどうか分かりにくいので、
「2次関数を理解し、このテキストの問題がすべて解ける」など、数値的・具体的な目標にしましょう。
そして最後に、中目標に至るための「小目標」を立てましょう。
これは日々の目標か1週間単位の目標にしましょう。
ここで大事なのが、「簡単な目標を日々続ける」ように設計することです。
例えば、部活動で忙しく物理的に学習時間が多くても2時間しか取れない人が、
「英単語を1日に1000個覚える!」と立てたとしても厳しいでしょう。
英単語であれば最小の目標として「英単語帳の1ページに載っている単語を覚える」とか、
最悪「英単語帳を毎日開いて眺める」でも良いでしょう。
とくに学習習慣がないと自覚のある人は、「勉強する」こと自体が高いハードルになっていることもあります。「テキスト・参考書を開く」とか「毎日勉強机に〇分以上座る」とか、
達成できる目標から始めて、代わりに確実に達成していきましょう。
【新年の抱負はどうなった?】三日坊主で終わらない!勉強習慣で大事なこと3点 ③達成したことを自画自賛する
そして、達成できたことは自画自賛してください。
市販のアプリなどでもそういった習慣作りのアプリがありますので活用してみてもよいでしょう。
とにかく「達成出来たら褒める」ことです。
大目標だけを目標としなかったのも、実はここにつながっています。
大目標だけを目指すと、いわばまったく応援もなく給水もない長距離マラソンをしたあげく、
ゴールしたと思ったら「敗退です」と告げられているようなもので、次の行動のモチベーションにまったくなりません。
志望校合格という目標を達成できるかできないかは先の話なので、
それまで自分が褒められることがない、達成感がないという状況は、かなり苦しい状況です。
修行に近いといってもよいでしょう。
小さい目標を設定することで、毎日自分をほめて応援し、モチベーションを高めるのです。
モチベーションに頼らない学習方法として「確実にこなせる小目標」を設定したわけですが、
そのことで逆にモチベーションを高め、不安定な自分の感情を「モチベーションが平均的に高い」状態に近づけようというわけです。
日によっては勉強以外のことでイライラしたり、
勉強で詰まって不機嫌になったりする日もあるでしょうが、
毎日コツコツ達成して褒めることで、その浮き沈みを解消できます。
また、小さい目標なら「コツコツこなすというハードル」自体も低くなりますので、
継続する習慣作りには向いています。
【新年の抱負はどうなった?】三日坊主で終わらない!勉強習慣で大事なこと3点まとめ
今回は新年の抱負など長期的な計画がうまくいかない方にむけて、
三日坊主で終わらない学習習慣の作り方について書いていきました。
また、オンライン個別指導の個別教師Campでは、
毎日の学習習慣を作るための「自立学習コース」など、様々なコースをご用意しております。
ぜひ一度お問い合わせくださいませ。
以上、ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。