福岡県の公立高校受験対策
お子様の福岡県公立高校合格を目指す方へ
現在福岡県にお住まいで公立高校への進学を目指す方や、福岡県公立高校への進学を希望される方、さまざまおられるかと思いますが、人によっては「〇〇高校への進学を目指しています」と具体的に志望校が決まっている方も、「とりあえず地元の公立高校かな?」と思っておられる方も、「偏差値△△ぐらいの公立高校に行ってほしい」とお思いの方も、いろいろかと思います。
本ページでは、それぞれのタイプに合わせて、重要なポイントをお伝えしていきます。
とりあえず福岡県公立高校への進学を目指す方はこちら
福岡県の公立高校の入試には「特色化選抜(実施校のみ)」「推薦入学者選抜」 「一般入学者選抜」があります。
特色化選抜を実施する県立学校は、2021年度は12校でしたが、2022年度は25校と増えてきています。特色化選抜は2019年度から始まった選抜方法で、選考は面接・調査書・志願理由書のみ(作文などが実施される高校も有り)となっております。こちらは推薦入試と併願はできないので注意が必要です。万が一不合格でも、一般入学者選抜に出願できます。
推薦入学者選抜は、特色化選抜と異なり、在籍している中学校の校長先生の承認が必要となります。試験は面接・作文・実技試験+志望理由書・調査書などが行われます。面接形式などは学校によって異なるので、どのような形で行われたか調べる必要があります。推薦入学者選抜では内申点も大事な項目になっています。内申点の算出方法としては、中学校3年生の9教科(英語・数学・国語・理科・社会・音楽・美術・保体・技家)×5段階=45点の合計45点満点です。3年生の2学期まで定期テストはきちんと対策しておきましょう。
一般入学者選抜は学力検査(英語・数学・国語・理科・社会)と個性重視の特別試験(実施校のみ)が行われます。学力検査は1教科60点満点の合計300点満点です。学校によっては特定の教科で加重配点のあるところもあります。内申点も選考には必要となっており、算出方法は推薦入学者選抜と同様、中学校3年生の9教科(英語・数学・国語・理科・社会・音楽・美術・保体・技家)×5段階=45点の合計45点満点です。学力検査点+内申点を総合点とし選抜されます。学力検査点と内申点の2つの点数がどちらも高校の決めた基準を入っている者をA群に分類され、入っていなければB群に分類されます。A群の割合は高校によって異なりますが、平均で定員の6割程度を占めているようです。A群に分類された生徒は、調査書の記載に問題がなければ、そのまま合格となりますが、B群に分類された生徒については、調査書の「各教科の学習 の記録」の第3学年における各教科の評定の数値以外の記載事項を重視して、学力検査などの結果含め総合的に合否を決めます。
ここでは主に、学力検査(一般入試)の対策について述べていきます。
福岡県の公立高校の一般入試の傾向と対策
福岡県の公立高校の国語
例年大問5題から構成されていますが、2021年度は大問4題で漢字や文法などの基本的な知識が問われる問題が読解問題に組み込まれました。 現代文は論説文と小説が1題ずつ、古典は古文が基本的な知識のみならず内容についても問われます。作文も必ず出題され、200~240字程度の字数で毎年異なるテーマが与えられます。 現代文は文脈を把握し、筆者の主張を読み取ること・読解力はもちろん、読み取ったことをまとめる力が必要になっていきます。古典は基本的な文法を身に付けて、問題集で知識を活用し文章に慣れていきましょう。作文はさまざまなテーマで書く練習をすると良いでしょう。
福岡県の公立高校の数学
問題の出題数は大問が6題、小問数だと20問前後が定着してきています。 大問1は数・式の計算、因数分解、方程式の計算などの基本的な計算問題が中心となっているので絶対に落とさないようにしましょう。 大問2・3は大問1と比べて応用力を必要としている問題になります。応用力が必要にはなりますが教科書を中心にしっかりと学習すれば解けるものがほとんどですので、基礎を固めましょう。ここ数年、大問4は関数とグラフの問題、大問5は平面図形を題材とした計算と証明問題、大問6は空間図形を題材とした計算問題という形が定着してきています。図形の証明問題は毎年必ず出題されています。演習を重ね、日頃から時間配分に注意しながら解くことを意識しましょう。
福岡県の公立高校の英語
大問構成はリスニング1題、短い対話による適文選択問題が1題、会話文問題が1題、長文読解問題が1題、条件英作文問題が1題の計5題です。 リスニング問題の配点は60点中の20点を占め、疎かにせずしっかりと対策していきましょう。ほとんどは英語の質問に答えるものですが、図を見て答えたり、答えとして正しい分を選んだりとさまざまなパターンで出題されます。 記述問題が多く見られ、30語以上指定の条件英作文もありますが、筆記テスト40分+リスニングテスト15分と試験時間が長いため1つ1つの問題を丁寧に読み解いていくことが大事です。
福岡県の公立高校の理科
例年大問8題で出題されています。内容は生物・化学・地学・物理の順に2題ずつで構成されており、各分野偏りなく出されます。配点も各分野15点ずつとなっています。難問はなく基礎的な問題が出題されていますが、苦手な分野で時間にとられないように時間配分に注意しながら解かなければいけません。作図問題や短文記述も出されるので簡潔に解答できるよう練習を積み重ねておきたいところです。 基本的な問題が多いですが、教科書の内容をただ覚えるだけでなく原理・原則を理解しながら解いていきましょう。
福岡県の公立高校の社会
2021年度は大問6題で構成されており、日本地理1題・世界地理1題・歴史2題・公民2題となっていました。社会は「地理的分野」「歴史的分野」「公民的分野」の3つに分けられていますが3分野ともに、基礎事項の理解を確認する問題が出題されています。内容は基本的なものが中心になりますが、それをもとに資料を読み取って説明をするという記述問題も出題されます。 地理的分野では、地図や資料から地域の特色・特徴を読み取ること、歴史的分野では、教科書に載っている基本的事項を整理しながら写真にも目を通すこと、公民的分野では、基本的事項をおさえつつ時事問題についても日頃から意識をしておくと良いでしょう。
福岡高校、修猷館高校など上位校を目指す方はこちら
福岡県の公立高校入試は、主に調査書点(内申点)と学力検査の点数(一般入試)によって決まりますが、そのバランスについては各高校によって異なります。よって基本的には福岡高校や修猷館高校などの最上位高校~久留米高校などの中堅上位高校についての概略となります。
福岡県の公立高上位校に向けた内申点対策
9教科を5点満点で評価し、最高45点満点での勝負となります。もちろん点数が高いに越したことはありませんが、上位校への合格を考えるとおおよそ30後半~40以上の点数があることが望ましいです。 この点についてはお通いの公立中学校などでもお話があるかと思います。現在は絶対評価となっておりますので、定期テストの点数や提出物をまずはしっかり頑張りましょう。現在受験学年ではない中学1年生・中学2年生であっても、定期テストの勉強は手を抜かず頑張りましょう。
福岡県の公立高上位校に向けた一般入試対策
一般入試(学力検査)の対策については、実際の内申点(調査書点)との兼ね合いもありますが、上位校を目指すのであれば各教科平均して48点以上の得点は目指したいところです。もちろん5教科の合計点数で考えることになるので、240点以上を目指すということになります。270点~282点近く取れれば、内申点(調査書点)が問題なければ合格圏といえます。
あまり福岡県公立高校について詳しくない方はこちら
福岡県の公立高校の入試日程
例年、特色化選抜が1月下旬に行われ、一週間ほどで合格内定通知が出ます。その後、2月上旬に推薦入学者選抜が行われ、こちらも一週間ほどで合格内定通知が出ます。一般入学者選抜は3月上旬に行われ、3月中旬に合格者が発表されます。
福岡県の公立高校の入試内容
福岡県の全ての公立高校では、国語・数学・社会・理科・英語(リスニングテストを含む)の科目で学力考査が行われます。各教科の配点は60点で県内一斉に同じ問題での試験が行われます。 「加重配点実施校」と呼ばれ、英語・数学・理科のいずれか、または数学及び理科の配点を1.5倍にして換算する学科・コースが存在するので、自分の志望校の配点基準がどのようになっているか注意が必要です。また学力検査の他に一部の学科やコースでは、面接や作文、実技の試験が課されることがあります。 学力検査の他にも中学校時代の調査書も合否に関わり、中学校で修めた成績や出席状況、授業態度などが評価の対象となります。学科・コースによっては特定の科目の配点を1.5倍にしているケースもあります。
福岡県の公立高校の学区域
普通科(普通科のコースと単位制を除く)および理数科・英語科は学区があり、住んでいる場所によって受検できる高校が限られています。 一方、普通科のコースと単位制、理数科・英語科を除く専門学科(職業系など)、総合学科は、学区・地区の制限がなく、県内全域から受検することができます。
個別教師Campの福岡県公立高校入試対策
~志望校別学習プラン~
対象校 | 学習内容 | |
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プランA | 修猷館高校、明善高校(理数科・普通科)、筑紫丘高校(普通科・理数科)、福岡高校、小倉高校、城南高校(普通科)、八幡高校(理数科)、香住丘高校(英語科)筑紫高校など | 上位校向けのハイレベルなテキストで中3夏までに全単元の学習を終えるように進めていき、夏からは入試対策に特化します。 |
プランB | 久留米高校(普通科)、筑前高校、小倉西高校、三池高校、門司学園高校、田川高校、武蔵台高校、育徳館高校など | 公立高校向けのテキストと教科書準拠ワークを併用します。入試に向けた学習を行いながら定期テスト前には内申点対策としてテスト対策を行います。 |
プランC | 上記以外の福岡県立高校 | 定期テスト対策を行い、内申点を確保します。2学期期末テスト後から入試対策に向けた演習を行います。 |
~要項~
コース:個別指導コース(教師1:生徒2)
時間:1コマ40分、ご都合の良い日時の授業をご自身でご予約ください。
教科:国語・数学・英語・理科・社会からお選びください。(複数選択可)
内容:上記の志望校別学習プランと現在の学力等に応じて指導していく「レベル別単元学習」と、福岡県の公立高校入試の出題傾向に沿った指導を行う「直前都道府県別公立高校対策コース」にて対策を行います。
ごあいさつ
九州地方担当責任者
武井江梨子
東京学芸大学大学院修了
お子様にとって最適な入試対策を提供します。
福岡県公立高校入試の出題傾向の分析結果をふまえて、得点力アップのコツを伝授いたします。
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