こんにちは、個別教師Campライターの後藤です。中3受験生のみなさんは、2学期期末テストも終わった頃かと思います。あとはもう入試本番に向けて1点でも得点を上げるべく、日々学習に取り組んでいることでしょう。今回は、都立高入試の科目別傾向と、理科・社会の対策講座「これがでる」を紹介します。
都立高入試の問題傾向
英語
英語はまず10分程度のリスニングがあります。配点は20点です。筆記パートは大問が3つで構成されます。一つ目が図表の読み取りなどヴィジュアル問題24点(そのうち半分の12点が英作文)、二つ目が対話文形式の長文読解28点、三つ目が物語文読解28点です。
英語は小問の数が多く、長めの文章の出題が近年の傾向です。リスニングは約10分なので、残り時間約40分で大問3題を解く必要があります。ただ、難しい表現が多いわけではないので、基礎固めを徹底して行ったり、基本的・日常的な英文に慣れたりすることで入試本番で焦らずに速く正確に解くことができるかがポイントです。
数学
去年の入試では、小問集合46点、数と式12点、関数15点、平面図形17点、空間図形10点の大問5題での構成となっています。
大問1の小問集合では、計算問題や確率、作図などの基本問題が全9問出題されており、配点も高いので、確実に得点を重ねたいところです。2題出題される証明問題も配点は7点と高く途中点もあるので、空欄で終えることがないようにしましょう。
国語
国語は、漢字(読み)10点、漢字(書き)10点、小説25点、説明的文章30点、融合分(古文や漢文の引用がある文章)25点の大問5題での構成となっています。
大問3の小説は、心情をからめた内容理解に関する問いが中心です。大問4の説明的文章は、文章の意味や理由を問う内容理解の問題が出題されています。また、自身の体験を踏まえた作文も出題され、配点は10点と大きいです。
理科
去年の入試では、小問集合(物理・化学・生物・地学)20点、小問集合(自然の事象・現象に関する問題)16点、地学(地層)16点、生物(植物の特徴と分類/細胞分裂、生殖、遺伝、進化)16点、化学(化学変化とイオン)16点、物理(物体の運動と力)16点の大問5題での構成となっています。
上記からわかるように、地学・生物・化学・物理から偏りなく出題され、また、実験や観察に関すること(目的や手順、使用器具、注意点、結果、考察)も確認しておく必要があります。
社会
去年の入試では、地理・歴史・公民の基礎事項からなる問題15点、世界地理15点、日本地理15点、歴史20点、公民20点、地理・歴史・公民総合問題15点の大問6題での構成となっています。
近年では、地図・グラフ・図・年表などの複数の資料を読み取る問題も扱われており、多くの資料を読み取るスピードも鍵となっています。
公立高校入試 理社対策講座「これがでる」
理科・社会は範囲も広く分野も多岐に渡るため、「点数を上げたい」「対策をしたい」と思ってもどこから手を付けたらよいか難しい科目でもあります。そこで、個別教師Campでは理科・社会の頻出分野にしぼった対策講座をご用意しています。それが、「公立高校入試 理社対策講座『これがでる』」です。
ポイント1 頻出問題の解き方を効率的にマスターできる
公立高校入試で頻繁に出題されている分野をピックアップし、必ず得点しておきたい問題を効率よくマスターします。問題形式やパターンごとの解き方を覚えることで、確実な得点力を身に付けます。また、頻出問題の解法は模試や過去問でも試すことができますので、反復学習することもできます。
ポイント2 オリジナルテキストを使った実戦演習形式
使用するテキストは実戦演習形式の個別教師Campオリジナルテキストです。いよいよ受験が近づいてきたこの時期に実戦演習を行うことで、本番に通用する得点力をつけます。また、持っているテキストは何度も解いて覚えてしまったという方でも安心してご受講いただけます。
講座内容
【授業形態】教師1:生徒2のオンライン個別指導
【回数】全12回(理科6回・社会6回)
【料金】7,700円(税込)/月
【期間】11月1日(火)~1月31日(火)
今回は都立高校入試の傾向についてふれながら、理社対策講座「これがでる」のご紹介をいたしました。内申点も確定していき、あとは本番の筆記試験の点数を高めるのみ!という方も多いと思います。ここからの追い込みに、ぜひ個別教師Campもご利用くださいませ。
▼公立高校入試 理社対策講座「これがでる」のページはこちら!▼
後藤幸奈
【略歴】
個別ena校長を務め、中学受験では都立武蔵・三鷹・富士・立川国際・南多摩中、私立日大二中、明大中野八王子中、高校・大学受験では都立国立・立川・八王子東・国分寺高校、明治大学、法政大学、埼玉県立大学など多くの合格者を輩出。
高校時代は日本とアメリカで過ごし、ダブルディプロマを取得。
英語教育や帰国生入試を中心に幅広く受験や学習情報を発信していきます。