群馬県の公立高校入試対策
お子様の群馬県公立高校合格を目指す方へ
現在群馬県にお住まいで公立高校への進学を目指す方や、群馬県公立高校への進学を希望される方、さまざまおられるかと思いますが、人によっては「〇〇高校への進学を目指しています」と具体的に志望校が決まっている方も、「とりあえず地元の公立高校かな?」と思っておられる方も、「偏差値△△ぐらいの公立高校に行ってほしい」とお思いの方も、いろいろかと思います。
本ページでは、それぞれのタイプに合わせて、重要なポイントをお伝えしていきます。
とりあえず群馬県公立高校への進学を目指す方はこちら
群馬県の公立高校(県立高校)の入試には「前期選抜及び連携型選抜」と「後期選抜」があります。
前期選抜の募集人員は、募集定員の10%~50%を標準として、学校・学科ごとに各校の校長が定めます。前期選抜では半分以上の受験者が不合格となるため、受検者の心理的負担が問題となっていました。試験については、国語・数学・英語の学力検査の他に面接、英語面接、実技検査、作文、小論文などから、各校の校長が定めた検査を受けます。合格しなかった場合は、前期選抜で受検した高等学校も含めて、全日制課程後期選抜、フレックススクール後期選抜又は定時制課程選抜の出願手続に基づいて、いずれかの選抜を志願することができます。前期選抜は調査書・面接に重点を置いて合格者を判断しているところが多いため、内申点が大事になっています。さらに群馬県は中学校1年生からの内申点を評価します。テストの点数だけでなく、提出物・授業態度にも注意して授業に取り組むと良いでしょう。
後期選抜の募集人員は、募集定員から前期選抜の合格者を引いた数になります。後期選抜では5教科の学力検査を実施します。他にも内申点、高校によっては面接も行い結果を判断します。後期選抜になると学力検査に重点を置いて判断して選抜が行われます。各項目の配点は高校によって異なるので確認しておきましょう。
ここでは主に、学力検査(一般入試)の対策について述べていきます。
群馬県の公立高校の一般入試の傾向と対策
群馬県の公立高校の国語
例年、5科目のなかでは平均点が高い科目です。 出題傾向としては、前期選抜は知識力重視、後期選抜は読解力重視の試験内容となっています。知識問題は漢字の読み書きの占める割合が高く、教科書に出てきたものは書いて覚えるというのを日頃からやっておくと良いでしょう。また、熟語・慣用句の他に文法の問題も幅広く出題されるので国語便覧などを用いて対策しておきましょう。前期・後期選抜ともに作文もあり、前期であれば説明的文章、後期であれば発表・会話文の内容を踏まえたうえで自分の考えを書くという形式が定着しています。前期・後期ともに受験する場合はどちらにも対応できるよう練習をしましょう。
群馬県の公立高校の数学
前期は大問4~5、後期は大問6題構成となっています。内容としては、前期の大問1~3、後期の大問1では教科書中心とした基礎的な学力が身についているかが問われています。前期の大問4、後期の大問2~4では関数を利用する問題や、グラフを書く問題なども出題されています。前期の大問5、後期の大問5~6では平面図形・空間図形、合同や相似、3平方の定理を利用して面積や体積を求める問題が出題されています。図形問題の応用力が身についているかが問われている大問となっています。 教科書を中心に基礎的な学力を固めて、確実に標準レベルの問題が解けるようになったら応用問題に取り組んでいきましょう。
群馬県の公立高校の英語
前期・後期ともに空所補充や英作文など記述問題が中心に出題されています。 条件英作文では文章の内容に合う英文を書く問題と、内容に関する自分の意見を書く問題があります。2021年度では「レジ袋の有料化」について自分の意見を書く問題が出されているので日本社会で話題・問題になっていることにも目を向けなければいけません。 リスニングは後期選抜のみ行われるのでCDを使って聞き取りに慣れておく必要があります。聞いた英文に対して英作文する問題が出題されているため、十分な準備をしておきましょう。 記述が多いた英単語のスペルミスにも注意しましょう。
群馬県の公立高校の理科
大問1は小問集合で基礎的な内容、大問2からは生物・地学・化学・物理が1題ずつ出題されています。大問1は解きやすい分、ケアレスミスをしないように気をつけなければいけません。実験や観察の目的・結果について考察して解答させる設問が多く、問題をよく読んで正確に理解する力が求められます。選択問題よりも記述や計算問題が多いので、ただ暗記するだけでは不十分ですので、正しい表現で説明できる力を養う必要があります。短文記述問題を沢山練習しつつ、出題範囲も幅広いのでかたよりなく勉強しましょう。
群馬県の公立高校の社会
基本的な内容を確認する問題が中心となっています。短文記述問題も多く出題されるため、日頃から練習しておきましょう。地理的分野では、地形図やグラフを用いて日本・世界の諸地域の特色や自然、気候などを問う問題が出題されるので、教科書などで資料を確認する必要があります。歴史的分野では、テーマ別形式で歴史の流れを把握できているかが問われています。歴史的重要事項の原因・結果など因果関係を理解しましょう。公民的分野では政治の仕組み・経済などに対する理解度が問われています。テレビやインターネットの報道を通して、国内外の時事問題に目を向けることも重要となっています。
県立前橋高校、高崎高校など上位校を目指す方はこちら
群馬県の公立高校入試は、主に調査書点(内申点)と学力検査の点数(一般入試)によって決まりますが、そのバランスについては各高校によって異なります。よって基本的には県立前橋高校や高崎高校などの最上位高校~渋川高校などの中堅上位高校についての概略となります。
群馬県の公立高上位校に向けた内申点対策
中1から中3の9教科を5点満点で評価します。また検定や資格の加点も考慮されますが、上位校では加点割合が少ない傾向もあります。志望校合格を考えると中1から定期テストでの得点を意識して内申点を確保しておくことが大切です。この点についてはお通いの公立中学校などでもお話があるかと思います。現在は絶対評価となっておりますので、テストだけでなく、提出物等をまずはしっかり頑張りましょう。
群馬県の公立高上位校に向けた一般入試対策
一般入試(学力検査)の対策については、実際の内申点(調査書点)との兼ね合いもありますが、上位校を目指すのであれば各教科平均して80点以上の得点は目指したいところです。もちろん5教科の合計点数で考えることになるので、400点以上を目指すということになります。450点~470点近く取れれば、内申点(調査書点)が問題なければ合格圏といえます。前期選抜では内申点重視、後期選抜では学力検査の得点重視という傾向が見られます。
あまり群馬県公立高校について詳しくない方はこちら
群馬県の公立高校の入試日程
例年、前期選抜が2月に行われ、一週間ほどで合格発表となります。その後、3月に後期選抜が行われます。2018年度から前期選抜で学力検査が導入されましたが、2024年度の入学者(現在の中学1年生)から前期と後期の2回に分けず、1回にまとめる方式に変更すると正式に決まりました。新方式では、2月中旬から下旬にかけて、全受験生に5教科の学力検査と面接などを2日間で実施し、受験生を調査書や面接を重視して多面的に評価する「特色型」と、学力検査を重視する「総合型」に分け、学校ごとに定めた観点や定員の割合などで合否を決定します。
群馬県の公立高校の入試内容
「前期選抜」では、志願者は学力検査に加えて、「面接・英語面接・実技検査・作文・小論文・パーソナルプレゼンテーション等」のうち、高校側が定めた検査を受けます。学力検査は「英語(リスニングを除く)」「数学」「国語」の3教科。学力検査の配点は各教科50点です。高校によっては、学力検査の代わりに総合問題を実施する高校もあります。(総合問題は、実施する各高校が作成)
「後期選抜」では、学力検査は「英語(リスニングを含む)」「数学」「国語」「理科」「社会」の5教科で、配点は各教科100点です(傾斜配点を行う場合はこの限りではありません)。学力検査の試験時間は45分間~60分間の範囲で教科ごとに高校側が定めます。また学力検査に加えて、面接等を実施する高校もあります。
群馬県の公立高校の学区域
県内全域からすべての高校・学科に志願することができます。基本的にはご自宅から通える、近い高校をお選びになるかと思いますが、選択肢は単純に増えていますので、自分が希望する教育や進学実績を出している高校に向けて、より希望に合った高校を受験することが可能になったと言えます。
個別教師Campの群馬県公立高校入試対策
~志望校別学習プラン~
対象校 | 学習内容 | |
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プランA | 前橋高校(普通科)・高崎高校(普通科)・太田高校(普通科)・前橋女子高校(普通科)・桐生高校(普通科)・太田東高校(普通科)など | 上位校向けのハイレベルなテキストで中3夏までに全単元の学習を終えるように進めていき、夏からは入試対策に特化します。 |
プランB | 前橋南高校(普通科)・高崎北高校(普通科)・前橋東高校(総合学科)・富岡高校(普通科)・伊勢崎高校(普通科文理総合科)・沼田高校(普通科普通コース)など | 公立高校向けのテキストと教科書準拠ワークを併用します。入試に向けた学習を行いながら定期テスト前には内申点対策としてテスト対策を行います。 |
プランC | 上記以外の群馬県立高校 | 定期テスト対策を行い、内申点を確保します。2学期期末テスト後から入試対策に向けた演習を行います。 |
~要項~
コース:個別指導コース(教師1:生徒2)
時間:1コマ40分、ご都合の良い日時の授業をご自身でご予約ください。
教科:国語・数学・英語・理科・社会からお選びください。(複数選択可)
内容:上記の志望校別学習プランと現在の学力等に応じて指導していく「レベル別単元学習」と、群馬県の公立高校入試の出題傾向に沿った指導を行う「過去問特訓」にて対策を行います。
ごあいさつ
関東地方担当責任者
工藤和也
千葉大学法政経学部卒業
お子様にとって最適な入試対策を提供します。
群馬県公立高校入試の出題傾向の分析結果をふまえて、得点力アップのコツを伝授いたします。
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群馬県公立高校主任教師
小嶋廉
群馬県立前橋高校出身
東京学芸大学在籍
群馬県公立高校入試に精通しており、
前期選抜対策・後期選抜対策ともに細やかな個別指導を行います。
群馬県公立高校入試で得点力をあげたい方、
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