栃木県の公立高校入試対策
お子様の栃木県公立高校合格を目指す方へ
現在栃木県にお住まいで公立高校への進学を目指す方や、栃木県公立高校への進学を希望される方、さまざまおられるかと思いますが、人によっては「〇〇高校への進学を目指しています」と具体的に志望校が決まっている方も、「とりあえず地元の公立高校かな?」と思っておられる方も、「偏差値△△ぐらいの公立高校に行ってほしい」とお思いの方も、いろいろかと思います。
本ページでは、それぞれのタイプに合わせて、重要なポイントをお伝えしていきます。
とりあえず栃木県公立高校への進学を目指す方はこちら
栃木県公立高校入試のうち、一般選抜の仕組みとして、入試当日の学力検査点と内申点、 また高校によって面接や実技検査の結果を合計し、合否の判定を行います。
まず学科試験の点数は、1科目100点満点×5教科(国語・数学・社会・理科・英語) の500点満点。 内申点は中1から中3までの成績を9教科の5段階評定で合計した135点満点で、これを500点満点に換算して内申点とします。この学力検査点と内申点の比重は昨年度「9:1」、「8:2」、「7:3」、「6:4」、「5:5」の範囲で実施されており、偏差値が高い学校ほど学力検査点の比重を大きくしています。学力検査において傾斜配点などを行っている高校や学科もありますので、 注意しておきましょう。特に内申点については中1からの成績も含まれるため、早い段階から内申点を取るために学校の提出物、課題は期限までに抜けなく行い、 テストでも高得点を維持できるように頑張っておく必要があります。
ここでは主に、学力検査(一般入試)の対策について述べていきます。
栃木県の公立高校の一般入試の傾向と対策
栃木県の公立高校の国語
昨年度は大問が5つ、小間は33問の出題となっており、来年度も大きな変化はないので、 過去問を繰り返し解いておくことで、傾向をつかんでおきましょう。大問1では知識問題が問われます。漢字の読み書きだけでなく、語句の意味や文法の使い方など基本的な知識が広く出題されるため、学校で習ったことをきっちり復習しておきましょう。大問2~4は読解問題で、古文・論説文・小説文が出題されます。古文では基礎知識を活かして、文章内容を読み解ける力が必要です。論説文では要点整理から要約、小説文では心情変化の読み取りについて練習しておきましょう。大問5の作文では240字~300字以内でテーマについて自分の考えを書く問題が出るため、意見文や資料から自分の考えを書く練習を積んでおきましょう。
栃木県の公立高校の数学
昨年の大問6題、 小間30間は例年と変わらず、次年度も同じような分量での出題が予想されます。大問1と2は基礎計算を伴う基本的な問題が多く、ここで確実に点を取っておけるように練習をしておきましょう。大問2では作図が毎年出題されています。大問3は文字式を利用した問題が出題され、途中式や証明させたりする問題が出ています。大問4は平面・空間図形の問題が出題されるので平面図形の相似を利用して長さを求める問題など類題をこなしておきましょう。大問5では関数の問題が出題されます。グラフの読み取りから傾きやxとyの関係式を求める問題の対策を行っておきましょう。大問6では規則性、 確率などの問題が出題され、思考力を問われる問題内容となっています。問題数に対して時間が足りなくならないように、普段から時間をはかりながら解くなど、短時間で正確に解けるような練習を進めておきましょう。
栃木県の公立高校の英語
出題内容としてリスニング1題、文法問題1題、会話文1題、長文読解が2題とする計5題となっていますが、出題傾向や問題数での大幅な変更点はありません。リスニングの対策としては、 普段から英語を聞き、どのような話だったのか、短文でも英語で書く練習をしておきましょう。文法問題では基本的な文法知識が身についているかが問われるため、教科書やワークで固めておきましょう。会話文や長文読解の対策として、会話文くらいの短い文を読み、解き進めていくうちに難易度の高い長文問題に切り替えていくとよいでしょう。 英作文対策としては、身近な話題について自分の考えを英語で書く練習を進めておきましょう。書いた英文は学校の先生などに添削してもらい、書く力をつけておきましょう。
栃木県の公立高校の理科
昨年から変わらず大問9題、小問が40問ほどで、作図や短文での記述、記号選択など、多様な解答方法になっており、記述問題では起きた現象の名称だけでなく理由まで答える必要があるため、正確に理解していないと得点に結びつかない可能性があります。出題される範囲は第一分野と第二分野から幅広く出題され、作図や文章記述問題は必ず出題されています。まずは学校で習った内容をしっかり理解しておくことが最優先で、実験観察では目的や原理をまとめておき、結果を表やグラフにし、その理由をまとめておきましょう。また問題数も多いため。 時間内に解ききれるように練習しておくことが大切です。 単元が広いため、基礎的なことでまだ覚えきれていない公式や原理があれば復習しておきましょう。
栃木県の公立高校の社会
昨年の出題は大問6題、 小問が44題で、語句記入が14問、記号選択が24問、 短文記述も6問出題されていました。大問別でみると、日本地理1題、世界地理1題、歴史2題、 公民2題と、地理・歴史・公民からほぼ同じ分量で出題されていたことから、あまり偏りのない出題であることが分かります。出題される内容は基本的なことが多く、記述問題や資料を正確に読み取り表現する力が求められるので、重要事項をまとめる練習や、資料の読みとりと説明をする練習をしておくことが大切です。 地理的分野では日本と世界の諸地域の地形・気候・風土などの特色について、資料を通して確認しておきましょう。歴史的分野は、年表や資料を活用して時代の流れを把握しておき、出来事の原因や結果、その後の影響などの因果関係を理解が求められます。政治や経済を軸にした日本社会に対しての理解を確認する問題や、記述問題では日本の選挙や政治の問題についての考えを問う問題が出されるため、普段から新聞やニュースを見て、自分の考えを先生などに話したり、書いたりすることでより理解が深まるはずです。
宇都宮高校、宇都宮女子高校など上位校を目指す方はこちら
栃木県の公立入試は主に調査書点(内申点)と学力検査の点数(一般入試)によって決まりますが、そのバランスについては各高校によって異なります。よって基本的には宇都宮高校や宇都宮女子高校などの最上位高校~鹿沼高校などの中堅上位高校についての概略となります。
栃木県の公立高上位校に向けた内申点対策
9教科を5点満点で評価し、最高45点満点での勝負となります。中1から中3が対象となり、中3に関しては年間を通じた成績が内申点として評価されます。また学力検査:調査書点(内申点)の比率は、宇都宮高校や宇都宮女子高校で9:1、鹿沼高校で8:2など上位校では調査書点(内申点)よりも入試当日の学力検査の得点比率が非常に高い傾向が見られます。しかし、調査書点(内申点)についても点数が高いに越したことはありません。上位校への合格を考えるとおおよそ30後半~40以上の点数があることが望ましいです。 この点についてはお通いの公立中学校などでもお話があるかと思います。定期テストの点数や提出物をまずはしっかり頑張りましょう。現在受験学年ではない中学1年生・中学2年生であっても、定期テストの勉強は手を抜かず頑張りましょう。
栃木県の公立高上位校に向けた一般入試対策
一般入試(学力検査)の対策については、実際の調査書点(内申点)との兼ね合いもありますが、上位校を目指すのであれば各教科平均して80点以上の得点は目指したいところです。もちろん5教科の合計点数で考えることになるので、400点以上を目指すということになります。450点~470点近く取れれば、調査書点(内申点)に問題なければ合格圏といえます。
あまり栃木県公立高校について詳しくない方はこちら
栃木県の公立高校の入試日程
栃木県の公立高校入試は、「特色選抜」と「一般選抜」となっています。例年では特色選抜の入試日は2月上旬で実施され、1週間弱で合格発表となります。また、一般選抜の入試日は3月上旬に行われ、合格発表は選抜日から1週間弱で行われます。 よって、基本的には他県に近い日程となっています。海外からの帰国やお引越しなどの関係で栃木県の公立高校に他県から受験するような場合は、よく日程を把握しておきましょう。
栃木県の公立高校の入試内容
「特色選抜」は面接や作文・小論文、実技などで実施する入試形式で、高校によっては独自の学力検査を実施するところもあります。受検の資格要件を満たせばだれでも出願することができます。出願する際には、受験者が志望理由書を書く必要があります。合否は、中学3年間の成績表(内申点→各学年9科×5×3学年=135点満点)と、面接、作文または小論文で決まります。一般的に推薦入試と呼ばれるものになります。特色選抜は決して必ず合格できるといえるようなものではありませんので、あくまで一般選抜のことも考えて受験勉強をするようにしましょう。また、内申点は、合格要素としては一般選抜よりもとても重要です。中学1年生・中学2年生のうちからしっかりと定期テストの点数をとり、提出物や学校での態度、実技科目など頑張っておくことが大事です。
「一般選抜」では、国語・数学・英語・社会・理科の5教科を試験科目とし、調査書との合計点で合否を決定します。多くの高校では面接も実施しています。調査書は中学3年間分が合否判定に使われるので、中1から定期テストは力を入れて取り組む必要があります。科目ごとの対策については上述しておりますので、そちらもご覧ください。
栃木県の公立高校の学区域
県内の高校・学科に志願することができます。また県境隣接地域については隣県公立高校の受験も可能です。基本的にはご自宅から通える、近い高校をお選びになるかと思いますが、選択肢は単純に増えていますので、自分が希望する教育や進学実績を出している高校に向けて、より希望に合った高校を受験することが可能になったと言えます。
個別教師Campの栃木県公立高校入試対策
~志望校別学習プラン~
対象校 | 学習内容 | |
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プランA | 宇都宮高校(普通科)・宇都宮女子高校(普通科)・宇都宮東高校(普通科)・石橋高校(普通科)・栃木女子高校(普通科)・宇都宮中央女子高校(普通科)・大田原高校(普通科)など | 上位校向けのハイレベルなテキストで中3夏までに全単元の学習を終えるように進めていき、夏からは入試対策に特化します。 |
プランB | 鹿沼高校(普通科)・宇都宮北高校(普通科)・小山高校(普通科)・矢板東高校(普通科)・真岡高校(普通科)・足利高校(普通科)・足利女子高校(普通科)・佐野高校(普通科)など | 公立高校向けのテキストと教科書準拠ワークを併用します。入試に向けた学習を行いながら定期テスト前には内申点対策としてテスト対策を行います。 |
プランC | 上記以外の栃木県立高校 | 定期テスト対策を行い、内申点を確保します。2学期期末テスト後から入試対策に向けた演習を行います。 |
~要項~
コース:個別指導コース(教師1:生徒2)
時間:1コマ40分、ご都合の良い日時の授業をご自身でご予約ください。
教科:国語・数学・英語・理科・社会からお選びください。(複数選択可)
内容:上記の志望校別学習プランと現在の学力等に応じて指導していく「レベル別単元学習」と、栃木県の公立高校入試の出題傾向に沿った指導を行う「過去問特訓」にて対策を行います。
ごあいさつ
関東地方担当責任者
工藤和也
千葉大学法政経学部卒業
お子様にとって最適な入試対策を提供します。
栃木県公立高校入試の出題傾向の分析結果をふまえて、得点力アップのコツを伝授いたします。
栃木県公立高校の入試対策は、個別教師Campにお任せください。