個別教師Campブログ

こんにちは。個別教師Campライターの工藤です。個別教師Campでは、現在「都立高推薦入試対策講座」を実施しており、私も授業や作文・小論文の添削をしています。推薦対策として難しいのが「面接対策」ですね。みなさんの通う中学校でも、担任の先生や副校長先生・校長先生との面接練習などはあったと思いますが、そう何度もしてくれるものではありません。そこで今回は、この年末年始に自宅でも取り組める面接練習を2つご提案します！

自宅でできる面接対策！　①質問事項カルタ

面接の一つのハードルは「恥ずかしい」「緊張してすぐ言えない」ということです。実際の入試では面接官の方たちと面接を行うわけですが、学校説明会や個別相談会で会ったことのある先生がたまたま担当した、ということがない限りは、知らない人との面接になります。

そうなると、あまり人前で自分のことを話したりするのが得意でない子や、改まった場での会話に慣れていない子は、どうしても言葉に詰まってしまいます。もちろん、緊張からくる言い間違いや言葉のつっかえなどで減点されることは少ないですが、すっと受け答えができるように訓練しておきたいです。

練習方法

そこで、誰にも見られずに自室で練習できる方法が「質問事項カルタ」です。まずは、質問事項を小さい紙（できれば裏から透けない用紙やボール紙）に書いていきます。サイズ的にはトランプなどのサイズが良いでしょう。「志望理由」「中学校生活の一番の思い出は？」「部活動で学んだこと」などいろいろ書いていきましょう。そして、ある程度書き終えたらまとめてシャッフルし、準備完了です。あとは、カルタのように広げて適当に一つ選んでとり、書いてある質問に答えられるか実際に一人で話してみましょう。ルールを決めて「3秒以内に話し始めないとアウト」などしてみると、緊張感もあって良いと思います。とくにカルタのように広げなくても、質問事項の山札を作って上から引き、答える練習をしてみてもOKです。

自宅でできる面接対策！　②スマートフォンで録音・撮影

面接でもう一つ重要なことは、「他人からどう見えている・聞こえているのか意識する」ことです。自分では早口になっているつもりはなくても、一生懸命考えて話しているとスピードがどんどん上がってくる子や、気持ちが落ち込んでいるわけではないけれども表情が落ち込んで見えてしまう子などもいます。

練習方法

自分を客観視するのはなかなか難しいことで、これは大人でも難しいです。そこで、スマートフォンやタブレットのビデオ機能・録音機能を使って自分の様子を撮ってみましょう。鏡を見ながらの練習も同様の効果はありますが、どうしても「話しながら見る」ことになるので、その場で表情を整えられますし、後から振り返るのには向いていません。人間は鏡などで自分の顔を見ると、無意識に表情に気をつけてしまうとも言われています。鏡ではなく、端末による撮影・録音が良いと思います。気になってしまう人は、うまく隠れるような配置にしてみても良いです。あるいは、相手の面接官の目線を意識し、座ったときの自分の目線の「少し上」にカメラがくるように置いてみると良いです。

実際、録音したり録画したりした映像を見ると、「えっ？」と違和感を感じることがあるかもしれません。自分の声の聞こえ方は「自分自身」と「他人」で違うので、「他人が聞こえている”自分の声”」を録音などで確認すると、人によってはとても変な感じがすることがあります。ちなみに、私もそう感じたことは多々ありました。ですが、そこはグッとこらえて、自分の声のトーンやスピード、表情の明るさなどを確認してみてください。

おすすめは、「目に気持ち少し力を入れ、口角を上げること」です。目に力を入れすぎると怖いので、録画を見て「なんとなく暗い印象に見えるかも」と思った人は、気持ち少しだけ目を大きく開きましょう。また、マスクの下であっても、口角を上げてほほえみに近い表情をしてみましょう。口角を上げると、目元やほほの筋肉もそれにつられて動きます。そうすると、笑顔で話しているときの表情や口の動きに近づきますので、明るい印象になります。ぜひ試してみてください。

今回は自宅でできる面接対策を2つご紹介させていただきました。志望校に合格するチャンスですので、一般入試の勉強と合わせてぜひ頑張りましょう。もちろん、個別教師Campでは「都立高推薦入試対策講座」も受け付けておりますので、お困りの方はぜひご相談くださいませ。

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