こんにちは、個別教師Campライターの内海です。先日2/3(金)は、令和5年(2023年)度の都立中高一貫校の受検日でした。ここまで頑張ってきた小6都立中受検生のみなさん、そして保護者様も本当にお疲れ様でした。
さて、今回はそんな「中高一貫校の適性検査」と「プログラミング的思考」の関係性について書いていきたいと思います。
プログラミング的思考とは?
そもそも、プログラミング的思考とはどういったものなのでしょうか。プログラミング的思考の定義は、以下の通りです。
今回自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組合せが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組合せをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力
出典:文部科学省「小学校段階におけるプログラミング教育の在り方について(議論のとりまとめ)」
つまり、問題を解決するために、効率を重視して最適な解決策を考える力のことです。
適性検査との関係性は?
先ほどのプログラミング的思考は、公立中高一貫校にて実施される「適性検査」と、どのようなかかわりがあるのでしょうか。
主に公立中高一貫校の適性検査で見られている力は、複数の物事の関係を整理して筋道を立てるといった「論理的思考力」です。適性検査Ⅰでも複数の文章が出てきたり、学校によっては資料の比較・会話文形式によるディスカッション問題など、理系的な問題でなくてもこの論理的思考力が重要になります。この観点では、「プログラミング的思考」と適性検査で求められている力は同じだといえるでしょう。
実際に、2023年度の都立中高一貫校(適性Ⅱ共同作成大問2)でプログラミング的思考を取り入れた問題が出題されました。
〔問題1〕は、与えられた条件を考慮しながら、指定された時間でブロックを全て倉庫におけるような、ロボットの移動する道順を考える問題でした。
また、〔問題2〕は、会話文の内容をもとにして、4つの電球につながった5つのスイッチのうち、いくつかのスイッチを押したときの電球の付き方の様子から、どのスイッチがどの電球につながっているかを考える問題でした。
プログラミング的思考を身につけるには?
実際にプログラミング的思考を身につけるには、どのようにしたら良いのでしょうか。もちろん、一番手っ取り早いのは本当にプログラミングをしてみることだと思いますが、なかなか難度の高いことだと思います。そこで、もう少し入門的なものを考えてみましょう。
・ゲームやおもちゃで遊ぶ
カードゲームやボードゲームは決められたルールの中で相手との駆け引きや試行錯誤をしながら勝利を目指すので、プログラミング的思考を身につけることが出来ます。
代表的なものとしては将棋などがあると思いますが、将棋には定石などもあり知識面の部分も大切になります。もう少し簡単に、トランプなどを使ったカードゲームでも十分だと思います。できれば、自分の行動によって相手の行動を変えられる・制限できるようなものが良いでしょう。あるいは、自分でルールを追加してみる、といったこともありだと思います。
・プログラミング的思考を鍛えるアプリで遊ぶ
「Scratch jr.」や「springin」といった子供向けのゲームアプリを使うといいです。ほとんどのゲームがスマホやタブレットで遊べるので、誰でも気軽にプログラミング的思考を身につけるための学習が出来ると思います。
「公立中高一貫校適性検査」と「プログラミング的思考」まとめ
激化する公立中高一貫校入試を背景に、私立中学校でも適性検査型入試を導入されるなど、受験生の思考力・判断力・表現力を求められる入試問題が今まで以上に増えていくことが考えられます。
日常生活から少しずつプログラミング的思考を取り入れて、養っていきましょう!
内海
【略歴】
大学時代は学芸学部にて数学の微分・積分を中心に研究してきました。学生時代から個別指導塾で講師として研鑽を積み、塾講師として就職、最速で個別enaの校長に就任し現在に至ります。これまでの小学生~高校生への指導経験を活かした情報や得意科目である理系科目の情報を中心に発信していきます。