こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
いきなりですが、声高に言わせてください。
私たちが普段使っている “漢字”、
覚えるのはちょっと煩わしいところもありますが、
実に便利な文字だと思います。
どうでしょう?
共感できますか?
今日はみなさんに
“親しみやすくて頼りがいもあるけど、ちょっと意地悪な”
「漢字」について書いてみます。
漢字の話 ~その①プロフィール~
▷誕生
漢字は今から3500年ほど前、紀元前15世紀頃に中国で作られた文字といわれています。
それ以前から漢字(の先祖らしいもの)はあったようですが、
考古学の資料に基づいた確かな漢字の原形として存在する最古のものは
殷王朝の前期(B.C.16世紀~B.C.14世紀)の遺跡から出土しています。
その後殷王朝の後期の遺跡から大量の甲骨文字などが出土されたようです。
▷長所
・表意文字であること
漢字はよく言われるように「表意文字」(ひょういもじ)です。
それは漢字一字が意味を持っているということです。
その特徴は、少ない文字数でも意味が分かりやすい という性質がありますね。
例えば、【本を読むこと】の表現は、言うまでもなく【読書】ですね。
画数の問題はありますが、文字数で考えると、6文字と2文字です。
この【読書】の2文字で意味が簡単に入ってきませんか。
ある意味 “ビジュアル系文字” なのです。視覚的に伝わりやすい。
これが可能になるのは、漢字が表意文字だからです。
・読み方が複数あり、表現の幅が広い
ご存知、「音読み」と「訓読み」があるので、
「表意文字」という長所を持った上で用法としては使い道が多いのです。
・現代でも使用される世界最古の文字であること
3500年前に使用された文字で、現代でも継続して使われている文字は漢字しかありません。
▷短所
・読み方が複数あるので覚えにくい面がある。
・文字の成り立ちに形成(音と意味の組み合わせ)、
会意(意味同士の組み合わせ)文字だと間違いやすい。
偏や旁(つくり)が同じだと誤字になりやすい面もある。
続きますよ
今回は漢字のプロフィールについてほんの少し書いてみました。
続けて漢字についてもっと一緒に知っていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在は個別ena河辺校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。