こんにちは、個別教師Camp事務局です。
12月に入りました!
今年も残すところあと1か月を切りました。
2023年とか令和5年とか、ようやく慣れてきたところでしたが……もう残り少ないのですね。
そして、本格的な受験シーズン到来です!
本番が近くなると不安になったり、焦りを感じたりすることが増えるかもしれません。
勉強をしていてわからないことに直面した時、受験のプレッシャーを感じた時、
もしくは大きな試験を終えてホッとした時、「もう勉強なんてしたくない」と思ったことはありませんか?
だれでも一度は「勉強なんて嫌い!」「勉強する意味ない」「将来、勉強は役に立つのか」と疑問に思ったことがあると思います。
その疑問は答えを出すことではなく、考えることに意味があるはずです。
この記事の内容も正解を与えるものではありません。
「勉強する意味」を、みなさんが考えるきっかけになればと思います。
楽しく勉強していた頃
私がまだ幼稚園児だった頃、2つ年上の兄が英語塾に通っていました。
兄の塾がある日はいつも母と一緒に迎えに行き、帰り道に兄から英語を教えてもらうことを私は楽しみにしていました。
自分がまだ知らないことを教えてもらう経験は、とても楽しく興味深いものでした。
新しいことを知って、「面白い!」と思うこと、
そして「もっと知りたい!」と思う気持ちが知的好奇心と呼ばれるものです。
何かをきっかけに「面白いな」「もっと知りたいな」と思うと、
そのことに関して興味のアンテナが張られていきます。
それを繰り返すことで知識が増え、さらに楽しくなっていく。
本来そうであるべき学習が、日々の生活の中でやらなければいけないものになり、
負担になり、嫌なものになってしまうのはもったいないように感じます。
なぜ学校に行かないといけないの?
教育はその人の人格形成に大きな役割を果たします。
学校に通い集団生活を送ることで、相手を尊重することの大切さ、
思いやりの心、道徳的に善悪を判断する力などが身につきます。
また、授業を受けることで積み上げた知識は、
困難に直面した時に解決するための選択肢を増やし、
人を助けるための技術を生み出します。
教育を受けるということは、自分と他人両方の人生を豊かにすることです。
物理的な意味だけでなく、精神的な豊かさのためにも学校に通い学ぶことはとても大切です。
日本の教育・世界の教育
日本には「教育を受ける権利」があり、「教育を受けさせる義務」があります。
しかし世界には、紛争や貧困により教育を受けたくても受けられない子供たちがいます。
教育よりも生きていくために働かなければなりません。
教育を受けられないことにより、たくさんの可能性が消えてしまいます。
2012年にパキスタンで、女子が教育を受ける権利を訴えたことにより、
武装勢力に銃撃されたマララ・ユスフザイさんが、翌年国連本部で行ったスピーチの中に、
「one child、one teacher, one pen and one book can change the world. Education is the only solution. Education first.(一人の子供、一人の先生、1本のペン、1冊の本が世界を変える。教育が唯一の解決方法である。教育こそが一番。)」
という言葉があります。
命の危険に晒されながらも声を上げ続けるマララさんのメッセージには、
教育の必要性が込められています。
世界中の子どもたちが学校に通い、十分な教育を受けることができれば、世界はきっと平和になると思います。
学ぶ意味がわかるのはずっと先
「勉強することに意味がある」——そんなことを考えながら勉強している子供は世界に何人いるでしょうか。
きっと多くはないですよね。
私ももちろん、そんな風に考えるようになったのは大人になり、改めて教育に携わるようになってからです。
学生時代は勉強よりも部活動が楽しく、テスト前や受験前には勉強が嫌になっていました。
それでも幼少期にほんの少し英語に触れる機会があり、楽しいと思えたことがきっかけで、
高校生になる頃には漠然と「海外に行ってみたい」と思うようになりました。
海外での高校生活
高校生活の半分ほどをアメリカの現地校で過ごしました。
留学してすぐは言葉の壁が厚く想像以上に辛かったです。
言葉が通じない辛さ、不便さ、疎外感。
それ以上に「私は今まで何を学んできたのだろう」という情けなさがありました。
そのとき助けになったのが、苦手教科だった数学です。
日本での日本史のようにアメリカではアメリカ史の授業もありました。
他にも日本では国語の授業で漢字テストを行うように、アメリカの英語の授業でも英単語テストがあり、英単語を英語で覚えていました。
それらに比べ数学は言語の違いによるハンデが一番少ない教科だったと思います。
日本で通っていた高校の方が、進みが速く難易度も高かったため、
アメリカの数学のクラスでは一目置かれるようになり、それをきっかけに話しかけてくれる友人が増えました。
私にとっては学習してきた数学が役に立った瞬間でした。
目の前のことに全力で取り組もう
アメリカでの話は数学の知識が直接何かの役に立った訳ではありませんが、
できないなりに努力し学習を続けたことが、自分を助けてくれたのだと思っています。
今行っている勉強がどのように、何の役に立つかは誰にもわかりません。
それに意味を持たせられるか、それとも無意味なものにしてしまうかは結局今後の自分次第です。
学んでいる段階で意味がないと判断してしまうこと、やりたくないからと逃げてしまうことは、
将来の可能性を自分で潰してしまうことになります。
まずは今やるべきことに全力で取り組んでみてはいかがでしょうか。
オンライン個別指導塾の個別教師Campでは、みなさんのペースに合わせて、
寄り添って個別指導を展開していきます。
ぜひ一度お問い合わせくださいませ。