こんにちは。個別教師Camp事務局です。
みなさんは英単語を覚えるのに苦労していませんか?
例えば、英単語をひたすら紙に何度も書いて覚える人がいるかもしれません。それは決して無駄ではないのですが、ともすれば作業になってしまいなかなか覚えられなかったり、ただ書いたり眺めているだけではつまらないのではないでしょうか。
そこで今回は、「フォニックス」という学習法をご紹介します。
フォニックスとは?
フォニックスとは、文字と発音の関係を理解する音声学習法です。
これは英語圏でも使われている学習法で、マスターすれば知らない単語でも、耳で聞くとスペリングができます。これは様々な場面で生きてきます。
例えば、リスニングの問題を解いているときに、しっかりと単語を聞き取ることができるようになります。
人間は知っている音でなければ正しく聞き取ることはできません。
また、綴りを忘れてしまった場合にも、単語の発音を知っていれば正しくスペリングができ、テストでの失点を防ぐことができます。
ふつうのアルファベットの読み方
A(エイ)、B(ビー)、C(シー)、D(ディー)、E(イー)
F(エフ)、G(ジー)、H(エイチ)、I(アイ)、J(ジェー)
K(ケー)、L(エル)、M(エム)、N(エヌ)、O(オー)
P(ピー)、Q(キュー)、R(アール)、S(エス)、T(ティー)
U(ユー)、V(ブイ)、W(ダブリュー)、X(エックス)、Y(ワイ)、Z(ゼット)
これらは今まで習ってきたアルファベットの読み方です。
しかし、フォニックスでアルファベットを読むときは違います。
フォニックスのアルファベット読み
A(ア)、B(ブ)、C(ク)、D(ドゥ)、E(エ)
F(フー)、G(グ)、H(ハッ)、I(イ)、J(ジュ)
K(ク)、L(ルー)、M(ム)、N(ヌ)、O(オ)
P(プ)、Q(ク)、R(ル)、S(ス)、T(トゥ)
U(ウ)、V(ヴ)、W(ウォ)、X(クス)、Y(ユ)、Z(ズ)
普段のアルファベットの読み方と似ている部分もあると思いますが、違いが分かると思います。
フォニックスのアルファベット読みは、実際に英単語を読むときの基礎となります。
例えば、bedという単語を読むとします。このとき、ビーイーディーとは読みません。これはベッドと読みますよね。
それはどのように考えているかというと、b(ブ)+e(エ)+d(ドゥ)→bed(ベッド)となっているのです。
そして、アルファベットは大きく二つの種類の音に分けられます。1つは母音(Vowels)、もう一つは子音(consonants)です。
母音は、A、I、U、E、Oです。
子音は、母音以外のアルファベットであり、B、C、D、F、G、H、J、K、L、M、N、P、Q、R、S、T、V、W、X、Y、Zです。
フォニックスの発音ルール
さらに、フォニックスには特別な発音のルールがあります。
1、子音の特別なルール
【θ】(ス)・・・「th」(例)think(スィンク)
【ð】(ズ)・・・「th」(例)they(ゼイ)
【ʃ】(シュ)・・・「sh」(例)she(シュィー)
【ʒ】(ジュ)・・・「s」(例)usually(ユージュアリー)
【tʃ】(チ)・・・「ch」(例)cheese(チーズ)
【dʒ】(ジュ)・・・「j」(例)Japan(ジャパン)
【ŋ】(ン)・・・「n」(例)bank(バンク)
母音の特別なルール
・二文字母音
母音(y, wは通常子音だが含む)が連続して並んでいるときに、個別での読み方とは少し異なります。【】でくくられたものは発音記号で()が読み方になっています。「」で囲まれたものはアルファベットの並びを表しており、(例)で具体的な単語を表します。一部、同じ並びなのに、発音が違うものがあるので注意して見てみましょう。
【ai】(アイ)・・・「ie」(例)pie(パイ)
【au】(アウ)・・・「ou」「ow」(例)south(サウス)、now(ナウ)
【iː】(イー)・・・「ie」「ea」「ee」(例)piece(ピース)、eat(イート)、week(ウィーク)
【u】(ウ)・・・「oo」(例)book(ブック)
【uː】(ウー)・・・「ue」「ui」「oo」(例)blue(ブルー)、juice(ジュース)、zoo(ズー)
【e】(エ)・・・「ea」(例)bear(べアー)
【ei】(エイ)・・・「ai」「ay」(例)rain(レイン)、say(セイ)
【ɔi】(オイ)・・・「oi」「oy」(例)oil(オイル)、boy(ボーイ)
【ou】(オウ)・・・「oa」「ow」(例)goal(ゴール)、yellow(イエロー)
【ɔː】(オー)・・・「au」「aw」(例)August(オ―ガスト)、law(ロー)
フォニックス(Phonics)で英語の発音を学ぼう!
今回はアルファベットをフォニックスの読み方で読むとどうなるか、発音の特別なルールについて見ていきました。
これで発音の知識が身についてきたと思います。しかし、それをただ学習しただけでは、英語力は向上しません。発音の知識を得たのなら、それを実際に発音できるかどうか試してみましょう。そうすることで今回学んだことを身体で覚えることができると思います。
一番効果があるのは、実際に聞いた英単語を自分の声でリピートして発音をよりネイティブに近づけることです。きれいな発音ができるようになれば、英語学習がもっと楽しくなるはずです。
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。