みなさん、普段生活している中で「単位」って意識していますか?
大学生は 単位 と聞くと
ε=(・д・`*)ハァ…
とため息をつく人もいるかもしれませんが、その単位ではございません。
長さ・質量・時間などの数量を計算するときの基準となるもののことです。
長さのメートルや質量のキログラムなどですね。
これら日常でよく使うもの以外にも実は単位には色々な種類があり、色々な場面で使われてます。
そこで今回は身の回りで使われている色々な単位について、長さと質量に焦点を当てて紹介いたします。
【長さの単位】
まずは長さの単位を見ていきましょう。
身の回りで使われている長さの単位としては以下のものが挙げられます。
単位 | 読み | 定義・由来 | 単位の換算 |
m | メートル | 光が真空中で約3億分の1秒間に進む距離 | |
ft | フィート | 足の大きさに由来 | 1ft=0.3048m |
yd | ヤード | ヤードポンド法の基準 | 1yd=0.9144m |
in | インチ | 親指の幅に由来 | 1in=0.0254m |
間 | けん | 家の柱と柱の間 | 1間=1.818m |
尺 | しゃく | 手を広げた時の親指の先から中指の先までの長さ | 1尺=0.303m |
寸 | すん | 親指の幅に由来 | 1寸=0.0303m |
みなさん全て知っていましたか?
よく使うメートルも、その定義については知らなかったのではないでしょうか。
フィートやヤードは野球やゴルフなどのスポーツでまだ聞くことがありますね。
インチは自転車のタイヤの大きさを表すときに使われています。
間や尺、寸などの単位はこの中でも現在ではなかなか使われていないように感じます。
しかし、1間=6尺、1尺=10寸とそれぞれの関係は分かりやすくなっているのでぜひ覚えておきましょう。
ちなみにcm(センチメートル)やkm(キロメートル)も長さの単位としてよく使いますが、
c(センチ)は0.01倍を表し、k(キロ)は1000倍を表しています。
つまり1cm=0.01m、1km=1000mということです。
【質量の単位】
次に質量の単位を見ていきます。
質量とはそもそもなんでしょうか。重さとどう違うのか、言えますでしょうか??
これは中学1年の理科で習う内容ですが、
物体そのものの量が 質量 で、物体にはたらく重力の大きさが 重さ でしたよね。
さてさて、その質量ですが、主に以下の単位が使われています。
単位 | 読み | 定義・由来 | 単位の換算 |
g | グラム | 水1mLの質量 | |
lb | ポンド | 人が1日に消費する食料に由来 | 1lb=453.5g |
ct | カラット | ギリシャ語のイナゴマメに由来 | 1ct=0.2g |
貫 | かん | 一文銭1000枚の重さに由来 | 1貫=3750g |
質量の単位も色々ありますね。ポンドはボーリングの球の重さを表すときに使っていますね。
貫はなかなか使いませんが氷をブロックで買うときなどに使われています。
カラットはダイヤモンドが紹介される時に良く耳にするので
体積や大きさの単位と勘違いされることが多いのですが、質量の単位だったのです。
【まとめ】
いかがだったでしょうか。
普段使っているものから初めて見たものまであり、世界には色々な単位が使われています。
単位は言語と同じように、使う人がお互いに理解しやすいものを使えばいいものであると思いますし、そうやって生まれてきたのだと感じます。
現在はメートルやグラムが多くの場面で使われていますが、その他の単位も使っていると単位変換の計算にも慣れてきますので、今回紹介した単位もぜひ覚えておいてください。
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
西川
【略歴】
大学卒業後に個別指導講師として指導を始め、現在までの10年以上の指導歴の中で都立武蔵中や早稲田実業中、都立国立高校などの合格者を輩出。
現在はena個別の校長を務め、成績向上や受験指導、進路相談など生徒それぞれの目標へ幅広いフォローを行う。
これまでの指導経験で得た成績アップや受験対策に役立つ情報を中心に発信していきます。