こんにちは、個別教師Campライターの舟田です。
連日猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
体調を崩しやすい時期ですので、くれぐれも熱中症にお気をつけください。
ということで本日は、熱中症を防ぐために有効な「熱中症警戒アラート」について紹介いたします。
熱中症警戒アラートとは
熱中症警戒アラートとは、とくに危険な暑さが予想される場合に、熱中症への警戒を呼びかけるものです。
「どれほど熱中症にかかりやすいか」を考慮して発表されるため、気温・湿度・放射熱など複数の指標を取り入れています。
熱中症になりやすい条件
熱中症を引き起こす環境には、以下のようなものがあります。
・気温が高い
・湿度が高い
・風が弱い
・閉め切った室内
・日差しが強い
・急に暑くなった日
湿度が高いと汗をかいても乾きにくくなるため、気化熱によって体温を下げることが難しくなります。そのまま汗をかいてしまうと肌に汗が張り付き、さらに体温が下がりにくくなってしまうのです。
人が感じる暑さ・寒さのレベルを体感温度といい、一般的には湿度が10%変わると体感温度は2℃変わるといわれています。快適に過ごせる室温の目安は28℃ですが、湿度が70%を超えると熱中症の危険が高まるため、体感温度には湿度が深く関係しているといえます。
暑さ指数(WBGT)
熱中症警戒アラートは、各都道府県の地点で暑さ指数の予測値が33以上になった場合に、前日の17時頃及び当日の5時頃に発表されます。
では、熱さ指数とは何なのでしょうか?
暑さ指数とは、人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、1954年にアメリカで提案された指標です。人体の熱収支に与える影響の大きい 気温、湿度、日射・放射、風の要素をもとに算出されています。単位は気温と同じ℃(度)ですが、その値は気温とは異なります。
日本生気象学会では「日常生活に関する指針」として、暑さ指数(WBGT)に応じた目安や注意事項を下記の通りに示しています。
①注意(25℃未満)
目安:強い生活活動で起こる危険性
注意事項:一般に危険性は少ないが、激しい運動や重労働時には発生する可能性がある。
②警戒(25~28℃未満)
目安:中等度以上の生活活動で起こる危険性
注意事項:運動や激しい作業をする際は定期的に十分に休息を取り入れる。
③厳重警戒(28~31℃未満)
目安:すべての生活活動で起こる危険性
注意事項:外出時は炎天下を避け、室内では室温の上昇に注意する。
④危険(31℃以上)
目安:すべての生活活動で起こる危険性
注意事項:高齢者においては安静状態でも発生する危険性が大きい。外出はなるべく避け、涼しい室内に移動する。
まとめ
今回は、熱中症警戒アラートについてお話ししました。アラートが発表されたときは、ぜひ数値をチェックして熱中症予防に役立ててください!
舟田
【略歴】
幼少期から公文や様々な個別指導塾・大手予備校に通った経験があり、難関私立大学に合格。大学では経営・経済分野を専攻し、そのかたわら大手個別指導塾で講師として指導。現在は家庭教師Campスタッフとして、家庭教師Campの運営に携わる。自身の中学・大学受験や通塾経験・指導経験を活かし、みなさんに有益な情報を発信します。