個別教師Campライターの大沢です。
小学生、中学生のみなさんは、
この夏休みに「読書感想文」を課題として出されていることかと思います。
原稿用紙を使って文章を書くという、あまり普段では行わないような取り組みに悩んでいる方もいるでしょう。
「何を書けばいいのかわからない」
「構成の仕方が難しい」など、
読書感想文をいざ書こうとすると戸惑いもあるかもしれません。
今回はそんな夏休みの課題に悩みを持ったみなさんに、ちょっとしたコツを伝授しますので、
これを参考に読書感想文を書いてみてください!
必勝! 読書感想文書き方のコツ ①本の内容の「大枠」を理解する
第一に読書感想文を書くときは
「本のあらすじ、全体の内容」を把握するようにしましょう!
自分が選んだ本を一読し、ストーリーの「大枠」をつかむことで
まとめたい内容をイメージすることができます。
また、全体の流れを良く理解できると、実際に感想文として
「〇〇の部分が印象的で、~のように感じられる」といったような意見を書くことができます。
読書感想文では各場面での筆者の気持ちを読み取ることや、
そこから自分が考えたことをもとに書いていくことで文章がまとまりますから、
内容の「大枠」をつかむことを意識してみてください。
必勝! 読書感想文書き方のコツ ②基本の「三段落構成」でまとめる
これは「作文」でも使われる大事な「基本構成」です。
原稿用紙に構成を意識せず書いてしまうと、まとまりのない文章になってしまい、
結局何が言いたいのか分からない感想文になってしまうのが現状です。
では実際に大事なポイントは何か? 読書感想文に置き換えてみましょう。
第一段落
第一段落では
「本を選んだ理由、読む前にどんなイメージを持っていたか」
を書いてみることがポイントです。
導入として自分の考え、本に対する直感的な思いを出だしで書くことで感想文を始めると良いでしょう。
第二段落
次の第二段落では
「各場面で感じたこと、本を読み進めて自分が新しく気づいたこと」
に着目して書くことがポイントです。
第二段落では読んだ本の内容を具体的に示して、
その時自分はどう思ったのか、どのように気持ちが変化したのかなど、まとめていくと良いです。
感想文の一番のミソになりますから、各場面を拾いながら感想をまとめましょう。
第三段落(最終段落)
そして、最後の第三段落では
「まとめ、本を読んで今後に活かしていきたいこと」を中心にまとめてみましょう。
いわゆる結論部分になりますので、
「読む前と読んだ後の印象が違った点」
「選んだ本から何を学べたか」
「読み終えた後の率直な気持ち」などを書くこともオススメです。
必勝! 読書感想文書き方のコツ ◎まとめ
いかがでしたでしょうか?
これら二点のコツを踏まえて、実際に本を読み、読書感想文を書いてみると、
また新しい発見や今まで書けなかったことなど、新たな視点から感想文を書くことができると思います。
夏休みの大きな課題に向けて、ぜひ実践していてください!
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
大沢
【略歴】
都立大泉中、小石川中、私立早稲田実業中など多数合格実績あり。
コミュニケーションを通じて子供の「やる気」、勉強の「存在意義」を伝授しています。専門は国語や作文指導。
受験に役立つノウハウの他に、学習指導に終わらない社会的な知識、コンテンツなども発信して参ります。