個別教師Campブログ

こんにちは、個別教師Campライターの西村です。

今回は先月10月27日に実施された「衆議院議員総選挙」に関連して、

国会についてお話させてもらおうと思います。

その名も「くらしの中の『社会科』～国会～」です！

中3のみなさんは、公民(社会)で学習している範囲だと思います。

何かとニュースを賑わせた岸田前首相の退陣と石破内閣

メディアでは様々な意見も挙がっている自公連立政権ですね。

今回は日本の政治の最前線である「国会」について！

国会について

まず「国会」とは？

関東に住んでいる皆さんは、小学校の社会科見学で「国会議事堂」に行ったのではないかと思います。

国会議事堂は、御影石(みかげいし)で外装された地上3階(中央部分4階)、地下1階、鉄骨鉄筋コンクリート造りの建物です。

中央の塔の部分は65.45m、「ウルトラマントリガー(2021)」第14話で出てきた“アブソリュートディアボロ”と同じ高さですね(^^)!

あ、わかりにくいですか？

サッカー(国際試合)のゴールラインが64～75mですから同じくらいとお考え下さい。

外観の話ばかりだとそれだけで字数が足りなくなってしまうので本題に。

荘厳な建造物である「国会議事堂」の、いわゆる中身・本体である

「国会」がどういう役割を持つか、

どれだけ重要な機関なのかを知っておきましょう。

「国会」の役割は？

日本の政治の仕組みにおいて、国会は国権の最高機関であり、国の唯一の立法機関です。

国権とは、国家の権力、または国家の支配・統治権ということです。

平たく言えば、国における最高の力ということです。

また立法とは法律を制定することで、

平たく言えば、国において法律がつくられるのは国会のみということです。

ではその最高の権力を持ちうる「国会」ですが、『衆議院』と『参議院』の2つからなります。

この名称は皆さんも耳にしたことがあるでしょう。

日本は『二院制(両院制)』を取っています。

メディアで報道された“裏金問題”や国会議員の特権など、

そのデメリットが強調されると、

世論的には「衆議院か参議院のどちらかでいい！税金の無駄使いだ！」との意見も出てきます。

しかし、大前提としては “慎重に審議を行う” ために二院制を採用しているのです。

それは他でもない国民のためであり、

国権の最高機関である国会での判断に偏りがないように期するためなのですね。

国民の代表が集まるから国権の最高機関なのです！

では、その「国会」で審議する国会議員とはどんな人たちなのか。

これは皆さんご承知の通り、

日本国憲法でも謳われている通り「国民主権」ですから、

国民から選挙で選ばれた人たちが議員として国会(衆議院と参議院)に参加するのです。

民主主義的な手続きを経て選ばれた国民の代表が、

話し合いによって国としての判断(国家予算や法律制定など)をしていくからこそ国権の最高機関たりうるわけですね。

「国会」の仕事は？

　「国会」が担当しているものとしては以下の内容があります。

政党って？与党と野党って？

ここではニュースでも耳にする政党について確認しておきましょう。

私たちは、「日本がこんな国だったらいいな」という理想があります。

それは、「税金が安ければいい」とか、

「高校まで義務教育になればいい」とか人によって様々な理想があります。

これを実現しようと思う人が議員に立候補します。

その中で理想が同じだったり、共通するものが多い人たちがグループを作って、

その理想を広く国民に伝え、実現しようとします。その同じ思想信条を持ったグループが政党です。

現時点で衆議院で国政政党と呼ばれるものは下記の10政党です(R6年11月5日現在)

・自由民主党(自民党)

・立憲民主党

・公明党

・日本維新の会(維新)

・国民民主党

・日本共産党(共産党)

・れいわ新選組(れいわ)

・社会民主党(社民党)

・参政党

・日本保守党

それぞれが同じ理想の政治方針や政策を掲げる人たちのグループということです。

政党名にリンクを貼っていますので興味がある人はどうぞ！

これらの政党は、選挙によって当選者が出ると、その政党の議席数となります。

与党とは、政権(内閣)を構成する政党のことを言い、現在は自民党と公明党の連立与党となっています。

野党とは、政権(内閣)をチェックする役割を持った政党とみることができます。

さて、ここまでで国会の中身を見てきましたが、いかがでしたでしょうか。

テレビ番組だけでなく、最近ではSNS上でも政治の話題にふれることが多くなりましたよね。

政治はわかんないや～と投げておくのではなく、

教科書レベルでも基本的なことがわかれば、今の政治の動きも他人事ではないことがわかると思います。

まだまだ二院制や内閣など国会の中身について詳しく見ていく必要がありますので、また次回といたしましょう。

本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。

次回もお楽しみに！！

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