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【キーワードで迫る入試知識】中学社会 「伊勢参り」って何?

2025.02.12

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みなさんこんにちは。個別教師campです。

2月ということで受験ラッシュの時期になりました。
しっかり学習を進めてください。

さて、高校受験用の中学3年生パースペクティブの社会の問題で

「伊勢参り」について言及されている問題があります。

該当する問題を解くにあたってある生徒は「伊勢参り」が何か分からず、手こずっていました。

 

今回はあえて、「伊勢参り」についてクローズアップしてみようと思います。

 

【キーワードで迫る入試知識】中学社会 「伊勢参り」って何? 〇そもそも「伊勢」ってなんだ?

スモールステップで確認していきます。

まず「伊勢」というのは、三重県の旧国名であり「伊勢神宮」がある場所になります。

「伊勢神宮」は天照大御神(アマテラスオオミカミ)を祀っており、古くから多くの民衆が参拝をしていきました。
こうして伊勢神宮に参拝することや参拝するための旅の事を伊勢参りといわれてきました

 

【キーワードで迫る入試知識】中学社会 「伊勢参り」って何? 〇「伊勢参り」が出てくる問題とは…

 

さて先ほど最初に紹介した問題は、

15世紀に寺社や武士が各地に関所を設けていた時期から

五街道が整備された時期に当てはまる出来事を選択肢から選ぶ問題であり、

その中に伊勢参りが該当するかどうか判断する問題でした。

 

解答としては、五街道が整備されてから伊勢参りがさらに流行しました。

 

関所についてクローズアップすることはまた別の機会にしますが、

寺社や武士は通行料を徴収することを目的として関所を設置していました。

戦国時代に関所が減少しましたが、江戸時代の初期には「入り鉄砲に出女」として関所にて、

物や人の出入りを厳しく取り締まりました。

 

その後、参勤交代などの公用のために幕府によって整備されていった道五街道になります。

その結果として宿場を中心として経済効果をもたらしていきました。

その一つの効果は、伊勢参りが盛んになったことです。

つまり、知識があれば問題文の誘導も理解することができます。

 

寺社や武士が関所を設けた

(戦国時代に関所が減少していったが、

江戸時代に「入り鉄砲に出女」のように物・人の流通を厳しく取り締まった。)

五街道 が整備され、一般の人々も安全に旅をすることができるようになった。

伊勢神宮 が整備され、「伊勢参り」が庶民の間に盛んになった

 

このように五街道に整備され安全に旅をすることができるようになった後に、

「伊勢参り」という伊勢への旅も含めたお参りが盛んになった、という流れを読み取ることができます。

 

このように問題文が示すストーリーを読み取れるぐらいに勉強していきましょう。

 

 

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

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