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これさえ読めば5文型をしっかりマスター! 英語の文型の考え方

2022.04.12

おすすめ学習法

オンライン個別指導の個別教師Camp これさえ読めば5文型をしっかりマスター! 英語の文型の考え方 ブログサムネイル画像

こんにちは、個別教師Campライターの後藤です。

 

英語の文型が難しい、見分けがつかない」とお悩みの方へ! 文型を理解するためには、まず動詞の使い方を理解することが大切です。順を追って説明していきますので、ぜひ最後までご覧ください!

これさえ読めば5文型をしっかりマスター! 英語の文型の考え方 Part1:動詞の使い方

例えば、「彼女は私の質問に答えてくれた。」という日本語を英語にしてみましょう。「彼女は・私の質問・に・答えた」だから、彼女は→She 私の質問→my question に→to 答えた→answeredと考えたとします。それをそのまま組み立てると・・

 

× She answered to my question.

 

こうなりますが、これだと間違いになってしまいます。正しくはこちら。

 

○ She answered my question.

 

辞書でanswerを引いて調べると、「私の質問に答える」という場合には、toを入れずにanswer my question としなければならないことがわかります。もう1つ例を見てみましょう。「到着する」という意味の動詞です。

 

・He got to London yesterday.

・He arrived in London yesterday.

・He reached London yesterday.

 

日本語では同じ「到着する」という意味でも、getはtoと一緒に使い、arriveはinやatと一緒に使うのが正解です。reachは前置詞をなにも使いません。

 

動詞は1つ1つ使い方が異なります。前置詞toは確かに「に」の役割を果たしますが、「私の質問に」「ロンドンに」など日本語で「に」と表現するからといって、必ずtoを使うとは限りません。

 

今度はgetという動詞を例に、英語のほうから考えてみます。

 

get +to+名詞

He got to London yesterday.「彼は昨日ロンドンに到着した。」

 

get形容詞

He got angry.「彼は怒った。」

 

get +名詞

He got a newspaper.「彼は新聞を買った。」

 

get +名詞+名詞

He got me a newspaper.「彼は私に新聞を買ってくれた。」

 

get +名詞+形容詞

He got his children ready.「彼は子どもたちに準備をさせた。」

 

このように、動詞は後ろに何がくるかによって意味も変わってきます。動詞と、その後ろに何がくるかをタイプごとにパターン分けしたものが「文型」です。

これさえ読めば5文型をしっかりマスター! 英語の文型の考え方 Part2:文型

まず英語の文を成立させるために必要なものを文の要素と呼びます。文の要素は次の通りです。

 

主語:S(Subject)

動詞:V(Verb)

目的語:O(Object)

補語:C(Complement)

修飾語:M(Modifier)

※修飾語はそれだけでは文の要素になれません。文の要素であるSVOCに意味を加える働きがあります。

 

英語の文は、これらの要素を組み合わせることで成り立っています。

第1文型:SV

一つ目は主語と動詞だけの文です。

 

・Birds fly.「鳥が飛ぶ。」

 

これだけで文としては成立します。ただ実際は主語と動詞だけのことは少なく、Birds fly in the sky.「鳥が空を飛ぶ。」のように、意味が加えられます。このin the skyがM(修飾語)です。先ほどのgetの例で挙げた、①He got to London yesterday.も同じ形の第一文型です。

 

Heが主語(S)、gotが動詞(V)、to Londonとyesterdayはそれぞれ場所と時を表す修飾語(M)になります。

第2文型:SVC

二つ目は主語+動詞+補語の文です。

 

I am happy.「私は幸せだ。」

 

happyのように、動詞のあとに置かれ、主語について説明する語、つまり=(イコール)の関係になる語を補語と呼びます。例文では「私=幸せ」ですよね。getの例②He got angry.もSVCの第二文型ですね。SVCの文型では形容詞をCとする動詞がほとんどです。

be動詞:I am a doctor.「私は医者だ。」や、動詞become:I became a doctor.「私は医者になった。」のように名詞をCとする動詞もありますが、ごくわずかです。

第3文型:SVO

三つ目は主語+動詞+目的語の文です。

 

I cleaned my room.「私は私の部屋を掃除した。」

 

例えば日本語で「私が掃除したよ。」と言われたら、「どこを?」と聞きたくなりますよね。「昨日、買っちゃった~。」と言われたら、「何を?」と聞きたくなります。クラスメイトと好きな人の話をするときは、「私は○○くんを好き。」「私は△△くんが好き。」など、その「どこを、何を、だれを」が目的語です。

 

この形をとる動詞は“他動詞”と呼ばれるもので、後ろに働きを受ける名詞(目的語)を必要とします。目的語には名詞しか入りません。getの例③もHe got a newspaper.とSVOの形になっています。

 

一方で、第一文型で挙げた例文Birds fly.の動詞flyは、「飛ぶ」という意味で使われ、“自動詞“と呼ばれる動詞です。自動詞は「主語が、どうする」を表します。同じ動詞moveを使った次の例文をご覧ください。

 

①He didn’t move.(move=自動詞)

②He didn’t move the desk.(move=他動詞)

★He didn’t move to the desk.

 

①は主語Heについて、「動かなかった。」ということ表しています。

②はmoveの後ろに名詞“the desk”(目的語)を続けて「机を動かさなかった。」という意味を表しています。つまり、SVOの形をつくるのは他動詞として動詞を使った場合に限ります。このように、同じ動詞でも自動詞として使うか、他動詞として使うか、使い方が大切になってきます。

 

最後に★の例文をみてみましょう。これは①の例文、He didn’t moveに修飾語to the desk(to+名詞)がくっついた形で、意味は「彼は机の方に動かなかった。」となります。to+名詞は全て修飾語になりますので、目的語と間違えないように注意しましょう!

第4文型:SVOO

四つ目は主語+動詞+目的語+目的語の文です。

 

My father bought me a watch.「私の父は私に腕時計を買ってくれた。」

 

この文では、動詞boughtの後にmeとa watchという2つの名詞が続いています。どちらもboughtの目的語です。getの例文④も、He got me a newspaper.と動詞gotの後ろに名詞が2つ続いていますね。動詞の後に目的語を2つ続けるのは、何か(物や情報など)がだれかのところ(どこか)へ移動することを表します。SVOOの文型では、最初の目的語に「人」、そのあとが「物など」という順番になります。

5文型:SVOC

五つ目は主語+動詞+目的語+補語の文です。

 

They made me angry.「彼らは私を怒らせた。」

 

この文では、動詞madeの後ろにmeという名詞とangryという形容詞が続いています。このangryは、直前の名詞meを説明しているため、meとangryは、I am angryという関係になっていますね。つまり、me=angryの形になっているので、このangryは目的語meの補語ということになります。第二文型のところでも述べたように、補語になるのは形容詞か名詞です。getの例文⑤He got his children ready.もchildren(子どもたち)=ready(準備できた状態)になるので、=の関係になっています。

これさえ読めば5文型をしっかりマスター! どんなに長い英文でも5つのうちのどれか!

いかがでしたでしょうか?英語を読んだり、書いたり、聞いたり、話したりするためには、ルールを知らないといけません。そのルールが英文法であり、文型は英文法の基本です。最初は難しいと感じるかもしれませんが、早めにマスターしておきましょう!

【この記事を書いた人】
後藤幸奈
【略歴】
個別ena校長を務め、中学受験では都立武蔵・三鷹・富士・立川国際・南多摩中、私立日大二中、明大中野八王子中、高校・大学受験では都立国立・立川・八王子東・国分寺高校、明治大学、法政大学、埼玉県立大学など多くの合格者を輩出。
高校時代は日本とアメリカで過ごし、ダブルディプロマを取得。
英語教育や帰国生入試を中心に幅広く受験や学習情報を発信していきます。

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