こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
夏休みで夏期講習を受講中の方が多いのではないかと思います。毎日よく頑張っていますね! 今回は、先月に続いて「8月の受験対策」について綴っていきます。
前回(受験対策7月編)では、「志望校選び」「テストの復習(内申・評定アップ)」「基本の充実(実力アップ)」などについて述べていきました。それも踏まえた今月8月の対策ポイントを考えましょう。「志望校の再確認」「計画の見直し」「徹底的な演習」、この3つのワードを中心に述べていきます。
志望校の再確認
8月に入った今、志望校について再度考えてみましょう。国公立か私立かの選択から、高校受験・大学受験であれば、学部学科について、自分が望む進路に合致するかということです。さらに、推薦か一般入試かなど受験の仕組みや受験日、受験教科も再確認しておきましょう。
目標とするゴールについては、しっかりと把握しておくことが必須ですね。受験教科ではないものに時間をかけていくのは、もちろん無駄ではないです。しかし、受験に合格することが最優先なので、遠回りと言わざるを得ないかも知れません。まあ、言わずもがなですが、正しい情報をもとに取り組んでいきましょう。
オープンキャンパスなど見学会・説明会には積極的に
今月も、各中学高校や大学で説明会や見学会、オープンキャンパスが催されます。パンフレットやホームページでは分かりにくい学校の雰囲気を実際に感じることはとても大事です。
第一志望だけでなく、少しの興味関心でも結構です。予定を組んでみて参加してみて下さい。そう、まさに百聞は一見に如かずなのです。実際、行く前は渋々だった生徒さんも、行った後で「どうだった?」と聞くと、様々な感想を言ってくれます。
学習計画の見直しと修正
模試の結果があるなら、それをもとに学習計画の見直しが必要な場合があります。計画を修正することに抵抗がある人もいると思います。しかし計画はあくまでも計画です。
計画を優先するあまり、効率のよい学習ができないならば、それは計画とは言えませんよね。なぜなら志望校合格のための計画だからです。得意教科でも苦手教科でも、得点できなかった問題や単元については早急に手を打ちましょう。
計画の見直しには、客観的な数値をもとに
さて計画の見直しについて書いていますが、見直しの根拠はできるだけ客観的な数値などデータをもとにしてください。つまり模試の成績データです。感覚的なものが全て曖昧なものだとは言いませんが、これまでの模試の結果と直近のものを比較できればベストです。そこからより具体的な計画にしてください。
得意分野ではある程度の高得点がでているはずです、ここを配点一杯まで上げていくよりも、得点できなかった問題や単元を潰していくことの方が効果があります。「それでも苦手なものは苦手だから…」。それは確かにその通りです。そもそも苦手じゃなければ高得点が取れているはずですから。
でも落ち着いて考えてみて下さい。
苦手教科のために志望校合格を諦めますか?
苦手教科は、学習の絶対量が不足していることが多いものです。特に今は8月で学期中よりも学習時間の確保が容易です。このタイミングでじっくりと腰を据えて取り組んでみて下さい。自分では想像できない成績アップが見込めると思います。
数学ニモマケズ
英語ニモマケズ
古文ニモ物理ノ公式ニモマケヌ
丈夫ナメンタルヲモチ…
そう宮澤賢治も言って…ませんでしたね…。閑話休題。全ては皆さんがイメージした、来年4月に志望校に通う皆さんの姿を実現するためです。
徹底的な演習(実力アップ)
8月も基礎演習は欠かさないようにしましょう。やはり基礎は大事だからです。
英語であれば、文法問題の演習と単語帳を継続していきましょう。英文の構造の理解が浅ければ、長文問題で苦しむことになります。数学であれば、定理や公式の確認が有効です。参考書を眺めるだけでなく、演習で確認しておきましょう。国語であれば、現代文なら要約。古文なら単語と文法です。もちろん理社においても用語集の確認や一問一答を利用してその都度チェックをしておくといいでしょう。これからの過去問演習に備え、基礎は盤石に!
過去問演習での注意点
過去問演習の大切さは今さら言うまでもありません。ただ、これは高校受験で顕著ですが、未習の単元がある場合は過去問演習にも注意が必要です。いくつか挙げてみます。
①正確な得点が出にくい
未習部分があるとその問題については解けない場合があります。そうなると、より正確な得点が出ないために全体がつかみにくくなることがあります。
②基礎ができていないと得点が伸びずに自信を無くす恐れ
生徒さんの中には、早く過去問に取り掛かろうとする人もいます。しかし基礎が十分でない場合は思うような得点が出ず、却って自信喪失することもあり得ます。上記のようなタイミングで過去問を解くと、これから先の演習で使いにくくなることもあります。予測として過去問を使う場合、一度解いた問題では正確なデータとならないこともあります。過去問を何度も解くことは、それ自体はとても有益です。しかし本番での得点予測としては、一度使った問題は不適切だと言えなくもないです。
学校や塾、予備校の夏期講習で日々努力を重ねている皆さん、学習は必ず主体的に、決して受け身の姿勢にならないように気をつけて下さい。何より自分のための受験対策です。また、気温の変化や感染対策にも気をつけて、飛躍のための8月を過ごして下さい。不安な方は、個別教師Campまでどうぞ。
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西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在は個別ena河辺校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。