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「不登校は甘え」? 家族の接し方と高校入試への影響

2021.11.11

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オンライン個別指導の個別教師Camp 「不登校は甘え」? 家族の接し方と高校入試への影響 サムネイル

こんにちは、個別教師Camp事務局です。

 

緊急事態宣言が徐々に解除され始めてから、もうすぐ1か月が経とうとしています。感染者人数も今は落ち着いていますね。このまま終息してほしいですが、この先どうなるかはわかりません。2年に及ぶコロナ禍で、不登校の子どもの数が過去最多となっています。

 

東京都 不登校児童生徒数

昨年度に都内の公立小中学校を30日以上欠席し不登校になった子どもは、小学生が前年度より1100人増えて6317人、中学生は520人増えて1万1371人でした。あわせて1万7688人で、小学生、中学生いずれも過去最多となりました。

 

コロナ禍での学校生活

2020年の2月末、プレッシャーや不安と闘いながら、受験に向けて必死に勉強に打ち込んできた生徒たちの受験が終わった頃、得体のしれないウイルスが日本でも大流行し始めました。小学校だと6年間、中学、高校では3年間、多くの時間をともに過ごしてきた仲間たちとの別れもままならないまま、新しい学校生活がスタートしました。新しい環境で新しい仲間と関係性を築くチャンスだった学校行事はすべて中止になりました。新学期が始まってもクラスメイトとは会えず、会話も交わせない。それでも時間は進み、自宅から知らない人たちの中で受けるオンライン授業。あんなに頑張って合格して、楽しみにしていた学校生活がそんな形で始まるなんて誰が想像したでしょうか。

 

子どもにとってのコロナ禍

約2年続くコロナ禍ですが、大人にとっての2年と、子どもにとってのこの2年は大きく違います。学生時代の仲間は、大人になってもやはり特別です。また、夢中になって部活に励んだり、学校祭でクラス一丸となって取り組んだりした経験は、今の自分を支えてくれていると感じます。そういった大切な仲間と出会い、かけがえのない経験をする時期である子どもたちが、コロナのせいで色んなことを諦めなければならず、日常生活でも制限を強いられている姿を近くで見ていると、とてもやるせない気持ちになりました。

 

不登校は「甘え」?

そんな状況でストレスを抱え、学校生活に楽しみを見いだせず、不登校になってしまう生徒が増えています。コロナの影響に関わらず、不登校になってしまう生徒に対して、「不登校は甘え」と突き放してはいけないと思います。様々な意見があると思いますが、教育に携わり、日々子どもたちと接している身としては、そう思っています。

 

 

学校を休む理由

行動の選択肢が大人よりも少ない子どもたちにとって、「家庭」と「学校」が生活のほとんどを占めています。その一つを失うことに不安を抱かない子どもはいません。「学校は行かないといけない」と思っている場合がほとんどです。それでも休むということは、それなりの原因があるはずです。それは決して「怠惰」や「だらしなさ」ではなく、そういった意味の「甘え」で休んでいるわけではないと考えます。

 

家族に対する「甘え」

辛いことがあったときに逃げ場所になるのは自分が安心できる場所、甘えられる場所です。そういった意味で不登校になる子どもは家族に甘えていると思います。つまり、「学校に行けない理由があり、家族に助けを求めている状態」です。そこから抜け出すためには家族のサポートが必要であり、その方法がとても重要です。

 

家庭でのサポート

「ストレスを抱えている子どもを何とかしてあげたい」という気持ちから、言われるがまま何でもしてあげることはサポートにはなりません。何でもしたいようにさせてしまうと、次第にそんな居心地が良く楽な環境から、逆に抜け出せなくなってしまいます。大切なのは子どもの気持ちに寄り添い、最善の道へ導いていくことです。

 

塾としてのサポート

今ではオンライン授業もひとつの授業形態として確立されています。もし学習が進められないことに不安を感じているのなら、自分に合った学習方法を探してみましょう。例えば個別教師Campでは定額制で月に何度でも利用ができる自立学習コースがあります。決まった曜日や時間に授業を受けることが難しければ、まずはできるときに自分のペースで少しずつ、テキストを進めていくことができます。

 

不登校だった場合、内申点はどうなる?

公立高校の受験では、入試当日のテストの点数以外に「内申点」が合否判定に関わってきます。内申点とは、定期テストや授業中の関心や意欲をもとに評価される仕組みです。特定の理由があって不登校になった場合は、評価の判断材料がないために、内申点をつけることができません。そのときは、斜線(内申点の記載がない状態)になります。ただ私立高校の場合は内申点に関係なく、学力点だけで受けられる学校がほとんどです。

 

将来どう生きたいかを考える

学校に通えていないという事実だけにとらわれ過ぎると、精神的な負担がより大きくなってしまうかもしれません。「選択肢は1つではない」ということを忘れないようにしてほしいです。元居た場所に戻ることだけが全てではないこともあります。自分が今後どうしていきたいかを考えてみてはいかがでしょうか。自分のやりたいことをしっかりと自覚し、自分の道を歩めることはすてきなことです。「塾としてのサポート」のところでも触れましたが、自分に合った学習方法を探す場合は、個別教師Campでもお手伝いできることがあります。小学生・中学生・高校生でオンライン個別指導をお探しの方や、勉強方法にお困りの方、いつでもオンライン個別指導の個別教師Campまでお問い合わせください。

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