こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
各中学校では中間テストも終わり、期末テストまで一か月を切っていることと思います。また定期テストが1回の学校ではもう間もなくテストという感じですね。今回は「テストの反省と計画」というテーマで確認してほしいことを書いてみます。
テスト結果が良かった人も満足する結果が出なかった人も次のテストを成功させるために確認しておきましょう。またこれから定期テストを控えている人も同様に確認してみて下さい。
何のためのテスト?
学生である皆さんを少なからず苦しめる存在、定期テスト。
例えば皆さんの中にテストは苦手という人がいればぜひ考えてみましょう。
「テストは何のためにあるのか」
問題解決の糸口は原因からです。そしてその原因が生じてしまうのはなぜかというところから考えてみてはどうでしょうか。
1.テストは、学習範囲の内容定着を確認するため。
2.学習範囲の内容定着の度合いで成績が決まる。
上記で見ると、ついつい2.の方がクローズアップされがちですが、大切なのは1.です。
皆さんが毎日受けている授業、そして家庭学習(予習or復習)と宿題、そういったことの集大成がテストです。
どうしてテスト結果に満足できなかったのか。定期テストでは、テスト範囲は一か月から一か月半ほどの期間に学んだことがまとめて出題されます。1学期最初のテストであれば、前学年の学習範囲も含まれることが多いですね。
当然、皆さんのテスト対策はその範囲を復習することとなります。その際、手始めとして、
①その期間(範囲表に乗っている範囲)の教材は揃っているか。
②その期間の苦手なところはどこか。
③どのくらい学習時間が取れるか。
これを確認しておきましょう。そしてそこから計画を立てます。終わったテストの振り返りをするなら、上記三点ができていたかどうかです。
①その期間(範囲表に載っている範囲)の教材は揃っているか。
まずは①について述べてみます。今から挙げる教材は準備していますか。
◇学習プリント
各教科ともに、教科書だけでなく、補助用の学習プリントがあります。先生によっては、教科書がフォロー用でプリントを中心に授業を進めることもあったりします。更に紙ファイルを配布したり、プリント番号をつけてファイリングしやすいように配慮してくれている場合も見られます。しかし大前提は、自分で整理整頓することを心がけましょう。
そのプリントは”テスト対策に重要なもの”だからです。その理由は、
ア)重要な事柄を認識してもらうため。
考えてみて下さい、そんなに重要でもないのにわざわざプリントを作る先生はいません。学校の先生たちも忙しいのです。また教科書でも重要項目は目立つようにまとめてはありますが、全体的に“平坦な”印象は否めません。だからこそ、プリントを作るのです。
イ)重要な事柄を徹底して定着してもらうため。
プリントには説明とともに、演習問題も載っています。これは知識の定着だけではなく、実戦形式でも定着してほしい、つまり解けるようになってほしいということです。
◇ワーク
ほとんどの中学では定期テストの際にワークの提出が義務のようです。理由はなぜでしょうか。テスト範囲の復習を(強制的にでも)やってほしいからです。
学校の先生も鬼ではありません。やる必要のないものを提出義務にはしません。なぜか。提出にすると先生たちも確認として生徒全員分をチェックしなければいけないからです。「プリント」の項でも述べましたが、学校の先生方も忙しいのです、やらなくてもいいことに時間を費やそうとは思いません。つまり“やる意味がある”のです。
このワークですが、提出範囲を一回だけやって終わるのはもったいないです。これまでのテストでワークから出題されていませんか? 出題されているならワークの問題は必ず解けるようにしておいた方が良いと思いませんか。
できればノートを準備して、授業で習ったときに家庭学習で復習してみて下さい。そうするだけで、
1回目→ノートに演習
2回目→ワークで演習
こうやって2回は同じ問題に取り組めます。
普段の家庭学習で何をやっていいかわからない人、宿題が終わってすることがないと困っている人。問題集を新しく買う必要もなくなりますね。更に、2回目までノートにやればテストまでに3回は復習できます。3回くらい解いていれば、よほどのことがない限り“まったく分からない”という事態は回避できませんか。
◇教科書
実情から見ると、教科書を熟読している姿はあまり見かけないように感じます。確かに学校では、プリントやワークから出題することが多いようです。しかし、学習内容を簡潔にまとめてあるのは教科書です。ここをチェックせずして学習するのはとてももったいないと思います。
学習内容については、必ず教科書を見てください。特に英語に於いては、教科書の本文を暗記しておくことで定期テストだけでなく、英作文の練習にもなります。
まずは、各教科の教材をきちんと準備しましょう。それだけでテスト対策は変わります。
②その期間の苦手なところがどこか。
続いて②について述べてみます。
例えば「②その期間の苦手なところはどこか。」、ここが分からない、もしくはどうだろう?と思った人は、テスト範囲の単元を見返してみて、その学習内容がすぐに思い出せるかどうかがチェックポイントになるのではないでしょうか。
きちんと定着ができていれば内容まで思い出せるはずです。もちろん教科書やプリントの説明内容を一字一句覚えているかは問いません。
例えば、英語の「現在完了」だったら、
・have(has)+過去分詞で作る。
・継続、経験、完了(結果)の用法がある。
・継続用法では、「(ずっと)~している」という意味……
そういったことがすぐに思い出せるかどうかということです。
更に注意点まで思い出せれば言うことなしです。例えば、先ほどの「現在完了」だったら、
・経験用法で「~に行ったことがある」は「have gone to ~」ではなく「have been to ~」である。そういった点が出てくるか。
それらが出てこなければまだ不十分ということです。ぜひテスト勉強に盛り込んでください。
テスト勉強は、範囲を一通り復習することが必要です。しかし、得意なところと苦手なところを同じ復習量にするのは間違いだと分かりますよね。苦手なところは多めに計画に入れて下さい。
いや、分かります。苦手だから気が進まない気持ちは。でも落ち着いて考えればわかると思います。苦手が無くなれば得点アップするでしょう。そうなんです。やればできるし、できるまでやればいいのです。
自力でやると心が折れそうなら、自習に来てください。オンラインの自立学習(個別教師Camp)を利用してください。
苦手なことを放っておくと、人生の要所々々で必ず再び巡ってくるものです。ここらで克服しましょう。
同じ問題でいいのです、繰り返し解けるまでやることです。ただし、何度もやると答えを覚えてしまいます。ですから〇が付くことが大事なのではなく、この理屈で正解が出てくるのだという正しい解答方法を身に着けるのが目的です。
③どれくらい学習時間が取れるか
それではどんどん進めましょう!③について述べてみます。
皆さんの普段の生活サイクルが忙しいということは承知しています。部活動や習いごと、それらと調整しながら四苦八苦して学習時間を捻出していることでしょう。
しかし、テスト一週間前でも部活が休みにならないからテスト勉強ができない。そう思っていませんか?
ギクっとしたあなた、工夫して時間を有効活用していくことを考えたことがありますか。
時間がないから勉強ができない、だからテスト結果が悪くても仕方ない。そうあきらめていませんか? 時間は生み出していくものだと思ったことがありますか。
もちろん、学校が終わって部活動で精一杯頑張った皆さんは帰宅すると18:30~19:00頃に帰宅するでしょう。そこから夕食やお風呂などを済ませると20:00~21:00になります。当然、宿題もあります。それらを済ませて21:00~22:00。テスト対策に取り掛かろうとしても1~2時間ほどでしょうか。これだと1教科程度ですね。
どうしましょうか。全知全能の神でもない限り、24時間を30時間に延長できませんよね。
ではあきらめるか。次のテストも前回のように取り組んで終わるのか。
それだと良くて前回の成績をキープ、一般的には成績は下がっていきます。学習範囲はどんどん広がるからです。ではどうしましょうか。
計画しかありません。
・毎日のルーティンで必要な時間
・毎日の起床時間と就寝時間
・学校と部活、習いごとの時間
それらを一週間の日程で当てはめていきましょう。そうすると空白の時間帯が現れます。
そこをどう使うかです。テスト勉強は、「テスト範囲表」が配布されてから始めるものとは決まっていません。テスト勉強はフライングし放題です。
日々の復習をテスト勉強と意識して取り組む。それだけで皆さんの学習に対する意識は変わっていきます。日々の復習で理解が浅いと感じるところに付箋を貼ったり、蛍光ペンで印をつけたりする。その一手間だけで、テスト直前での必須項目が一目瞭然となります。
日々の復習の完成度が高まると、テスト前の復習時間は大幅に短縮できます。普段やらずに、授業だけの短期記憶に頼るからテスト直前で慌てなければいけなくなるということを肝に銘じて下さい。
毎日の学習を継続するのは大変です。一週間の学習量を決めて、一週間の中で調整してもいいでしょう。そして一週間の内容が定着しているかどうかを毎週確認してみる。
大事なことだから時間を決めて、コツコツと積み上げていく。ぜひ試してみて下さい。
西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在はena個別河辺・小作校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。