こんにちは、個別教師Campライターの小室です。
夏休みも終わり、入試対策が本格化してくる時期に突入です!
さて、入試で社会の点数を上げるために重要になってくるのが、
日本地理分野で各地域の特徴をしっかり押さえておくことです。
今回は「関東地方」の特徴についてみていきます。
関東地方は
東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、
栃木県、茨城県、群馬県
(1都6県)のことを指しています。
【高校入試・中学地理】関東地方の特徴について ①地形
関東地方には日本最大の平野である関東平野があり、
関東平野の多くは関東ロームと呼ばれる火山灰土で覆われています。
また、関東山地があり、群馬県には浅間山があります。
茨城県には霞ヶ浦があり、利根川や多摩川も関東地方の地形を構成する大きな特徴の一つです。
【高校入試・中学地理】関東地方の特徴について ②気候
関東地方では地域によって気候が大きく変動します。
北関東ではからっ風と呼ばれる乾燥した北西の風が吹き、
東京の中心部では、周辺より気温が高くなるヒートアイランド現象が見られます。
【高校入試・中学地理】関東地方の特徴について ③工業
頻出の分野である「工業」の特徴は、必ず暗記しておきましょう。
東京都から神奈川県にかけて、京浜工業地帯が広がり、機械工業・印刷業・食品工業などが発達しています。
千葉県西岸の京葉工業地域には化学工業が発達し、
茨城県・群馬県・栃木県には北関東工業地域(埼玉県・群馬県・栃木県には関東内陸工業地域)が広がり、
自動車・電気機械などの工業団地が見られます。
茨城県南東部の鹿島臨海工業地域には、掘り込み式の港の周辺に石油化学コンビナートや製鉄所が集まっています。
東京では報道・出版・広告などの情報通信産業が発達しています。
【高校入試・中学地理】関東地方の特徴について ④農業
大都市向けの野菜や草花の栽培などを行う近郊農業が盛んで、
群馬県西部では高原野菜の栽培が多くみられます。
茨城県や千葉県などの農作物の生産量割合など、入試問題で頻出になるので必ず確認しておきましょう。
【高校入試・中学地理】関東地方の特徴について ⑤人口と社会問題
また、関東地方は、東京を中心に日本の人口の約4分の1が集中する東京大都市圏となっており、
東京都には鉄道や道路で結ばれた公害や隣県から通勤・通学者が流入し、
昼間人口が夜間人口よりも増えています。
日本の空の玄関口の成田国際空港(千葉県)や国内航空中心の東京国際空港、
国際貿易港の横浜港などがあるため、人やモノが全国・世界から多く集まる場所となっています。
さらに、中央官庁が多い霞が関、大企業の本社が多い丸の内や日本橋が都心と呼ばれ、
新宿・渋谷・池袋などのターミナル駅周辺は副都心と呼ばれています。
臨海部では再開発が進む一方、東京西部のニュータウンでは高齢化の進行が問題となっています。
覚えることが多いように思うかもしれませんが、ニュースでも出てくることが多い内容になっています。
日々のニュースから注目してみてください。
小室
【略歴】
学生時代から個別指導塾で講師として研鑽を積み、現在はena個別牛浜の校長を務める。
大学在学時に中学・高校の社会科の教員免許を取得。
中学受験では都立南多摩中・立川国際中・私立明治大学中野八王子中などの指導実績あり。
高校受験では都立高全般の指導を行う。
これまでの経験を踏まえ、社会科分野を中心に受験に役に立つ情報を発信していきます。