こんにちは、個別教師Campライターの小室です。
やっと過ごしやすい気温になってきましたね。
これから受験シーズンまっしぐらです。引き続き頑張りましょう!
さて、入試で社会の点数を上げるために重要になってくるのが、
日本地理分野で各地域の特徴をしっかり押さえておくことです。
今回は「北海道地方」の特徴についてみていきます。
【高校入試・中学地理】北海道地方の特徴について ①地形
北海道は、
東部の 根釧台地 や 十勝平野 で 火山灰土 が広がり、
北西部には 石狩平野 や 上川盆地 とが広がっています。
十勝川・石狩川 を主流とし、北見山地 や 天塩山地、夕張山地、
日高山脈 などの山地が各地に分布しています。
また、釧路(くしろ)湿原 は ラムサール条約、
知床(しれとこ) は 世界自然遺産 に登録されています。
どこも頻出のポイントとなるので、必ず場所と合わせて確認しておきましょう。
【高校入試・中学地理】北海道地方の特徴について ②気候
日本海側では北西の季節風により多くの降雪があり、
北東岸は冬から春にかけて流氷に覆われます。
そのため、桜の開花も例年ゴールデンウィークごろとなっており、
東京などの関東地方と比べて
季節の変化する時期が異なることも特徴の一つです。
南東岸では夏に濃霧が発生しやすくなっています。
【高校入試・中学地理】北海道地方の特徴について ③歴史
明治時代に屯田兵(とんでんへい)が送り込まれ、独自の文化を持つアイヌの人々の居住地をうばい、
開拓が進められてきました。
現在も各地にアイヌ語をもとにした地名が残されています。
現在でも北海道の地名には漢字が当て字で当てられているため、特徴的な読み方をする地名が多くあります。
また、近年ではアイヌの文化を守るため、博物館などでその文化を伝える運動が広がっています。
【高校入試・中学地理】北海道地方の特徴について ④産業
工業面では豊かな資源と結びついたパルプ・製糸工業や食品工業、水産加工業が盛んです。
特に食品工業と水産加工業は、北海道の農業・漁業の特徴として、
大規模な畑作と畜産、沿岸部での漁業がその理由となっています。
十勝平野では、土地の栄養を保つため同じ土地で異なる作物をつくる輪作(りんさく)が行われており、
石狩平野では稲作、根釧台地では酪農がおこなわれています。
沿岸部では、こんぶ漁やほたて・あわびの養殖がおこなわれていますが、
200海里の排他的経済水域が設けられてからは北洋漁業が衰退しています。
また、観光業としては、自然や文化の保護と観光を両立させるエコツーリズムが進められています。
【高校入試・中学地理】東北地方の特徴について ⑤交通
また、北海道は本州との交通として新千歳空港が空の玄関口となっており、
青森県との間に青函トンネルを通る北海道新幹線が開通しています。
政令指定都市であり道庁所在地の札幌(さっぽろ)市は、
碁盤の目のような規則正しい道路が特徴となっています。
以上、北海道地方の特徴をお伝えしました。
覚えることが多いように思うかもしれませんが、ニュースでも出てくることが多い内容になっています。
日々のニュースから注目してみて、テストや入試に備えていきましょう。
小室
【略歴】
学生時代から個別指導塾で講師として研鑽を積み、現在はena個別牛浜の校長を務める。
大学在学時に中学・高校の社会科の教員免許を取得。
中学受験では都立南多摩中・立川国際中・私立明治大学中野八王子中などの指導実績あり。
高校受験では都立高全般の指導を行う。
これまでの経験を踏まえ、社会科分野を中心に受験に役に立つ情報を発信していきます。