こんにちは、個別教師Campライターの内海です。
今回は 身近な数学-微分・積分- に引き続き、確率についてお話をしていきます。
そもそも確率とは?
偶然起こるすべての現象を1とした時、ある事柄の起こりやすさの度合いの数を
その事柄が起こる確率といいます。
ある事柄が起こる確率とは、以下のような考え方で決まります。
天気予報
気象予報士は、雨や雪などの天候の可能性を求めるために、様々な機器や手法を使っています。
たとえば、過去に似たような大気の状態が100回あり、そのうちの30回が雨や雪であったら、降水確率は30%となります。
降水確率はあくまでも過去のデータをもとにしたものですので、降る時間や雨や雪の強さなどを予想したものではありません。
降水確率は0~100%まで、10%刻みで表示されます。
たとえば、降水確率が95%と出たら100%、3%と出たら0%と表示されます。
そのため、降水確率が0%でも雨や雪が降る可能性はあります。もちろん、降水確率が高ければ高いほど雨や雪が降りやすいです。
しかし、たとえ降水確率が100%でも雨や雪が降らない可能性があるのです。
スポーツ
スポーツ選手や指導者は、確率を用いて行動や戦略を選択しています。たとえばあるサッカー選手がそのシーズンで20回中8回成功している場合、
その選手が次にシュートを決める確率は2/5となります。
また、野球チームの監督が選手の打率を計算して打線を組む際にも、確率の知識を利用しています。
たとえば、ある野球選手の打率が.300の場合、10打数ごとに3安打を出しているということになるので、その選手がヒットを打つ確率は3/10となります。
身の回りの数学を知ろう! 確率編 まとめ
今回は確率についてブログを書きました。
日常生活で使われる確率の例は、他にも宝くじや保険の契約、ゲームなどが挙げられます。
もっと身近に数学の奥深さや面白さを感じて欲しいと思います。
内海
【略歴】
学生時代から個別指導塾で講師として研鑽を積み、現在は塾講師として就職。最速でena個別の校長に就任し現在に至ります。これまでの指導経験を活かした情報や得意科目である理系科目の情報を中心に発信していきます。大学時代は学芸学部にて数学の微分・積分を中心に研究してきました。これまでに都立三鷹中や調布北高校・武蔵野北高校・多摩大学附属聖ヶ丘高校などの指導実績があります。