こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
受験生は、受験までの残り日数もわずかになってきましたね。
この時期には今回のこのブログはやや遅いかも知れませんが、
もしかするとまだ悩んでいる人もいるかも知れませんので。
また非受験学年の人は、学年末テストに向けて。
今回は「伸ばすか、克服するか」というタイトルで
『得意教科と苦手教科の学習』について一緒に見てみましょう。
諸説入り乱れるアドバイス
「得意教科を伸ばすか、苦手教科を克服するか」
どちらがいいのかとネットを覗くと、実に多くの意見が現れます。
そして皆さんも見てみると分かると思います。
皆さんを納得させる唯一無二な答えはありません。
というわけで、今回は皆さん自身がいいと思う答えを採用して下さい!!
では、また次回もよろしく!!
当然ですが、それはできませんね(;^ω^)
ということで
「得意教科を伸ばす」ことは。
「得意教科を学習する」ことのメリットは大きいのは言うまでもありません。
例えば
①集中力が高まる
②モチベーションの持続が容易に可能
③難問があっても乗り越えようと取り組む
挙げればキリがないと思います。
その反面、現状である程度得点ができている場合(例えばいつも90点台は取れる)は、
知識の不足というよりも
ケアレスミスでの減点失点が大きな要素であることが多いです。
となると、これはその教科学習よりも
普段からケアレスミスを見つけられるように“練習”を重ねてほしいと思います。
また「得意教科を学習する」ことで、他の教科にいい影響を与えていくことがあります。
得点が上がることで
全体のさらなる得点アップを望む気持ちが高まる訳ですね。
「苦手教科を克服する」ことは。
「苦手教科を学習する」ことはまず大前提として、
“気乗りしない”ことが最大の障壁を言えるでしょう。
ここでは発想の転換が必要です。
これから書くことはごくごく当たり前のことです。
この当たり前のことを「確かに!」と思うか、
「でもさあ…」と躊躇するかでその後の得点は大きく変わります。
ではどういうことなのか。
苦手だから回避(拒絶)してきたのなら
もうこれはチャンスです!なぜだか分かりますよね?
苦手だから解らない⇒やらない⇒いつまでも解らないまま
これです。
ということは、「苦手教科」に取り組めば、少しでも解けるようになれば、
得点アップは間違いないからです。
いろんな生徒さんを見てきて感じるのは、
「苦手教科」だと皆さんが感じているのは、【練習不足】が原因です。
「苦手」だと感じた時にソッコーで「もう無理!」と思って気持ちが引いてしまう。
そして「もう無理!」と思った時点で“思考停止”しちゃうのです。
①できれば学校や塾など、すぐにアドバイスが貰える環境で取り組んで下さい。
②次に、自習などで同じ問題を自力で解いてみることです。
③更に、数日後にまた同じ問題を解いてみることです。
同じ問題というのがポイントです。
類題でもなく同じ問題です。
苦手意識が結構根深いものです。
類題で解けなかったら、「ほら、解けないじゃん…」となってしまいます。
せっかく「苦手教科」に臨もうとした気持ちが虚しく散ってしまいかねません。
「苦手教科」については、少しずつ少しずつ、コツコツと積み上げていくことが大切です。
“危険物取扱”並みの慎重さです。
苦手な原因を知ること
そもそも「苦手」だと認識した原因は何でしょうか。
この原因を自分なりに考えてみて下さい。思い出してみて下さい。
意外に、思っていたほど深刻ではないことが多いものです。
「苦手意識」が独り歩きして皆さんの気持ちに焦げ付いたものではないでしょうか。
皆さんの気持ちはテフロン加工ではないため、どうしてもしつこく残ってしまう厄介者です。
また、考えても原因が分からなければ、その程度の理由ということではないですか?
「あれ?なんで苦手なんだろう…?」
こう思ったならば脱出は早いかも知れませんね。
具体例だと、部活をやっている人ならば必ずやっていることですが、苦手をそのままにしておきますか?
◇シュートが苦手な人はそのままでいますか?
◇サーブが苦手な人はそのままでいますか?
◇振付の覚えが人より遅いのにそのままでいますか?
さあ、とりかかってみましょう!
「得点の伸びしろ」は?
リアルに考えてみましょうか。
テストでの得点を考えた時に、得意教科・苦手教科どちらの教科が「伸びしろ」があるかという点です。
例えば、
「得意教科」は平均90点台。
「苦手教科」は平均60点台。
この場合、「得意教科」を伸ばしても10点が限界です。
しかし「苦手教科」を伸ばせれば、最大あと40点の得点が可能なわけです。
もちろん【言うは易し、行うは難し】なのは分かっています。でもそのままにするかということなのです。
「テストでの得点」を考えて実践しよう!
定期テストは内申に。
入試は合否に。
それぞれ大きく影響します。
ついつい「得意」か「苦手」かの二択を気分や感情で判断しがちですが、
冷静に考えてみて、どうすればいいのかに気付ければやることは決まってくると思います。
要はバランス!
「得意教科」をとことん頑張るも一つの方法です、
また「苦手教科」をガムシャラに取り組むのも一つの方法です。
しかし、その二つのバランスを考えて取り組むことがいいと思います。
どうしたらいいのか、どんなバランスがいいのか悩むときは、Campの先生に尋ねてみて下さい。
今回もありがとうございます。
さて、今回は「得意教科と苦手教科」にスポットを当ててみました。
今回もありがとうございました。また次回お会いしましょう。
西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在はena個別河辺・小作校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。