こんにちは、個別教師Campライターの内海です。
高校受験の理科において「中和反応」が苦手という方が多いのではないでしょうか。
実は日常生活で中和反応を使われている場面が意外と多いんです!
例えば胃薬や消臭剤などが挙げられますね。
今回のブログでは、代表的な「中和反応」について書いていきます。
中和反応とは?
中和反応とは、
酸性の水溶液中に含まれる水素イオンと
アルカリ性の水溶液中に含まれる水酸化物イオンが結びついて、
塩(えん)と水を生成する化学反応のことです。
塩には様々な種類があります。
中和反応の例を通して、何個か塩の種類を見てみましょう!
中和反応の例
①塩酸と水酸化ナトリウム水溶液
塩酸の化学式はCl、水酸化ナトリウムの化学式はNaOHです。
上記の反応では、塩化ナトリウムNaOH(食塩)と水ができます。
②硫酸と水酸化バリウム水溶液
硫酸の化学式はH2SO4、水酸化バリウムの化学式はBa(OH)2です。
上記の反応では、硫酸バリウムBaSO4という塩と水を生成します。
硫酸バリウムには、水に溶けずに沈殿するという性質を持っています。
③塩酸と水酸化カルシウム水溶液
塩酸の化学式は上述の通りHCl、水酸化カルシウムの化学式はCa(OH)2です。
この反応では、塩化カルシウムCaCl2と水を生成します。
塩化カルシウムは融雪剤として使用されています。
中和反応の直前対策法
① 代表的な中和反応を確認する
先程挙げた代表的な中和反応をよく復習しておきましょう。
② BTB溶液とフェノールフタレイン溶液、リトマス紙の色の変化を確認する
酸性かアルカリ性を判断するためによく使用されるのが
BTB溶液とフェノールフタレイン溶液、リトマス紙です。
以下の色の変化を確認しておきましょう。
酸性 | 中性 | アルカリ性 | |
BTB溶液(元は青色) | 黄色 | 青色 | 緑色 |
フェノールフタレイン溶液 | 無色 | 無色 | 青紫色 |
赤色リトマス紙 | 赤色 | 赤色 | 青色 |
青色リトマス紙 | 赤色 | 青色 | 青色 |
【中学理科】代表的な中和反応について確認しよう! ◎まとめ
今回は代表的な中和反応について確認をしていきました!
中和反応は入試によく出題される単元ですので、できるようにしておきましょう。
以上、ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。