こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
先週末1/13-4は大学入学共通テストでした。
大学受験に臨む皆さん、存分に実力発揮して下さい。
受験生にとってはもう受験は始まっています。体調管理にも注意して臨んでほしいと思います。
さて、現在小5・中2・高2の皆さん、4月からは皆さんが受験生です。
ここからの一年をどのように過ごしていくかが来春に影響していきます。
今回は皆さんに向けて、これからの勉強について書いていきます。
受験対策はまず日常から
「受験」、今の皆さんの心境からすると、どうしても特別なもの、
一時的なものとして認識されやすいかも知れませんね。
それは受験が皆さんにとって毎年恒例で行われるものではないからです。
しかし、「受験」も今の日常の延長だということを頭の中にしっかりと置いておくことが必要です。
ごく当たり前のことを言いますが、それは受験で必要な学力というものは、いきなり身に付くものではないからです。
皆さんのこれまでの学習の成果で志望校を決め、更に合格するための実力を培っていくものだからです。
このブログ(私が担当する回)でも多用している(ワンパターンですね)例えですが、
部活の練習で考えてみるともう実感できます。一年後の大会(コンクール)に向けてどう活動していくか。
「何となく練習して」「大会(コンクール)前の一か月頃から猛練習に入り」「大会(コンクール)に臨む」
賢明な皆さんには結果はもう分かりすぎるくらいだと思います。
「そんなことは分かっていますっ!!!!!」なんて感嘆符が5つ並ぶくらいの勢いで反論されそうですが。
要は、いつ始めるか、どれくらいの量を取り組むか、いつまでにどの程度の成果を出していくかなのですね。
意気込んで始めてみても“三日坊主”にならないように。
受験対策の流れを具体化していく
皆さんの中には受験が初めての人もいるでしょう。
二度目や三度目であっても、受験に向けてその流れを計画していく必要があります。
受験対策はまず自己分析を
何かを成し遂げるためには、「継続」が大事です。
「継続は力なり」「涓滴岩を穿つ」
「千里の道も一歩から」「ローマは1日にして成らず」「石の上にも3年」…etc.
「継続」と検索すると上記に列挙したようなことわざがバスンっ!と出てきます。
いちいち頷いていくとキリがないくらいに。
それは裏返すと、「継続の困難さ」を証明しているのかも知れません。
みんなが容易に遂行できることに多くのことわざがあるとは思えませんから、というわけです。
何が言いたいかというと、受験対策には継続が大事です。
そこで皆さんがどういう性格なのかにも関係してきます。
コツコツ型なのか、飽きっぽいのか、新しもの好きなのか。
もちろんそれぞれを非難するものではありません。
人それぞれ、個性でもあるでしょう。
つまり、自分がどういう性格なのか。どうやったら継続できるかをしっかり考えて下さい。
目標を決める
漠然と学習していくことの大変さは今さら私が述べるまでもありませんが、実に大変です。
やはり目標はあった方がいいですね。
志望校がはっきりしない場合でも「このレベルの学校に進みたい」という感じでもいいと思います。
ゴールが明確になると計画が具体的になります。
そこが曖昧だと計画はどうしても現実的ではないです。ゴールを決めるための情報収集は念入りに進めることが大事です。
学校説明会、オープンキャンパスなど、できるだけ参加してほしいと思います。
何が足りないのかを把握する
自分が進学したい学校の合格基準と、現時点での自分の成績がどれくらい離れているか。
それをどの教科で埋めていくかということを考えてみて下さい。もちろんその判断は、定期テストや模試など、客観的なもので行うことです。主観だけだと後々、修正点が多くなります。
そのためにも非受験学年での模試も積極的に受験することをオススメします。
学習計画を立てる
ゴールが決まったら、そこまでどう進めるかの計画を立てます。
思い付きの学習活動はムラが出てしまい効率が悪くなります。
長期から中期、そして短期の計画を立てて、より具体的な行動がとれると一番です。
自分が立てた計画に自信がなければ学校や塾でチェックしてもらって下さい。
計画が”立ち消え”しないことが重要
ここまで余談全開でしたが、お伝えする真意はここです。
日常の些細なことであれば計画が失敗しても人生の大勢にはあまり影響はないかも知れません。
しかし、受験となると計画が立ち消えになると「失敗」という印象が残ります。
これを難なく乗り越えられればいいのですが、場合によってはその後の状況を変えてしまうくらいに悪影響を及ぼすこともあります。
あまりのんびりした計画は、それもまた問題ありですけど、無理しすぎない計画でないと継続しにくいものです。
ですからその手前で自分がどういう性格なのか把握することも大事な要素です。
途中経過を把握する
受験は長期戦です。途中経過を把握して、計画通りの進捗なのか遅れていないかは要チェックです。
そのために模試を利用します。
その模試結果をもとに、全体の進捗のチェックと、細部のチェックです。
具体的には、全科の偏差値と各教科の偏差値が全体とすると、細部というのは各教科のどの分野・単元が得点できていないかを見ておく必要があります。
健康管理は忘れないように
受験というと学習面が気になりますが、その圧倒的な学習量を実践していくためには健康であることが大前提です。
体調面に不安があると思うような行動がとれないこともしばしばあります。
盲点になりがちですが、ここは大事です、本当に。
そのためにも栄養・休養はきちんととっておくことです。
受験対策の学習方法(何をどうやるか)
学習活動において、何をどうやっていくかについて考えてみましょう。
普段の学習をしっかりと取り組む
先に述べたように、受験対策とは言え、基本的には今皆さんが学習していることが対策そのものです。
普段の学習がおろそかであれば、それは対策足りえないのです。
受験対策問題集を手に入れてその気になる前に、今皆さんが手持ちの教科書と問題集を徹底してやり尽くして下さい。
そして定期テストで十分な成績をだしていくことです。
テストの復習を充実させる
テストは成績向上のためのマストアイテムです。
テスト前の対策はもちろん、テスト後の復習を徹底することで、テスト範囲の学習の完成度を高めていきましょう。
苦手教科の克服は成績向上の近道
苦手教科は誰にでもあります。なぜ苦手なのか。
一般的には演習量の不足が挙げられます。つまり学習していないから得点できていないだけということが言えます。考えてみて下さい。苦手教科を残しておいて得することはありません。早めに克服しましょう。
そのために個別教師Campがあります。苦手な単元の一番初めから再挑戦です。
苦痛でしょうが、それがクリアできれば得点は上がるのです。
生活習慣も見直しましょう
受験学年ともなれば、これまでの生活習慣を見直すことも必要になります。
余暇の時間を見直して学習時間の確保に努めましょう。
いきなり180度の転換はやめて、少しずつ。でものんびりではない変化を意識的につくるのです。
日々の学習を応援しています!
“千里の道も一歩から”皆さんの日々の学習のサポートとして皆さんを応援しています!
疑問や質問などありましたら、どんなことでも結構ですのでお尋ね下さい。
以上、ここまでお読みくださいまして、ありがとうございました。
西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在は個別ena河辺校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。