こんにちは! 個別教師Camp事務局です。
この記事をご覧になっているあなたは、きっと現代文を受験で使う、あるいは国語の勉強で悩んでいる方ではないでしょうか。
本日の記事と次回の記事では、そんなあなたに向け、オンライン学習の個別教師Campから現代文の勉強法をお伝えいたします!
【現代文勉強法①】漢字はおろそかにしない!
現代文はセンスあるいは感覚で解ける、といわれることもありますが、決してそれだけではありません。
一問一問の積み重ねが大事です。
現代文が苦手な方の傾向として、「漢字問題を全問正解できていない」ということがあります。
ここは難しい評論が読み解けるとか、難しい心理描写が理解できるといったことではありません。
漢字、二字熟語などを覚えることは、
単純な得点力の向上だけでなく文章の読み取りにもつながります。
漢字を「書ける」ことだけに終始しない
漢字の勉強というと、つい「暗記」のイメージが先行して、ただ書けることだけを目指してしまいがちではないでしょうか。
しかし、大学受験の現代文では、同音異義語や、似た漢字、似た音の二字熟語問題などが多数出てきます。
また、文脈に沿って意味を考えないと、「音は合っているが意味が違う」ということもあります。
「書ける」だけでなく「意味が分かる」ことを意識しましょう。
最近の大学受験用の漢字の参考書は、熟語の横などに小さく意味を書いていることが多いです。
さらっと読み飛ばさず、そこも覚えるようにしましょう。語彙力の改善にもつながります。
【現代文勉強法②】現代文の「キーワード」を覚えよう!
漢字の勉強によって語彙が増えていきますが、それだけでは補えない、
現代文評論の読解に必須な「キーワード」たちがあります。
例えば、「ア・プリオリ」「イデオロギー」、あるいは「蓋然」「複雑系」など。
何語ですかと思ったあなたは、しっかりと評論に出てくるキーワードを学習しましょう。
キーワードを覚えることで評論対策!
キーワードは多種多様ですが、おおよそ出てくるテーマは似ていることが多いです。
哲学系の用語や数学用語は広く使われることが多いですが、例えば芸術系の用語である「ロマン主義」などは、他のテーマにはあまりでてきません。
いわゆる学術用語はおさえてしまえば、それだけでそのテーマによく出てくる主張や、そのテーマの歴史を知ることができます。
〇〇主義などを学んでいくことで芸術の歴史をおおまかにつかめれば、
芸術系の文章に出会ったとき、おおよその考え方や対立する考え方をつかむことができ、
文章を読む前からリードをとることができます。頑張って覚えていきましょう。
【現代文勉強法③】段落ごとの要約と全体の内容を意識しよう!
漢字とキーワードを覚えることで、知識を補っていきました。
ここからは文章の内容をいかにつかんでいくか、というお話です。
全体における段落の役割を考えよう!
段落には「形式段落」と「意味段落」の二つがありますが、ここでは形式段落に着目します。
形式段落ごとの内容をつかんでいきたいのですが、部分だけみても分からないということは多々あります。
例えば、随筆などによく見られる「話の枕」(導入部分)の段落だけ読んでも、そこの内容は筆者が伝えたい内容の中ではあまり重要でないということもあります。
あるいは、筆者の主張と異なる主張を一つ、二つの段落で紹介し、それに対して次の段落以降で反論していくような構成の場合、異なる主張の方はあくまで比較対象にすぎません。
段落ごとの要約を考えていく上で、必ず全体との構成を考えていきましょう。
全体とのつながりを考えるための簡単な方法
全体の流れを意識するのは難しい! という方は、ごく簡単なところから始めていきましょう。
例えば、ご家庭で購読されている新聞があれば、新聞の「編集後記」「天声人語」などを見てみましょう。
短い文章ですがよくまとまっています。評論の文章などとは文章量はまったく違いますが、文章の構成という点では参考になるはずです。
また、かなり内容は変わりますが、お笑い芸人さんのすべらない話のような自分の体験を話していってオチがある話でもよいでしょう。
良くできた話ならば、文章の流れや構成があり、聞き手の「あるある・共感」を生んだうえでそれを裏切ったり、上手に伏線を張って最後に回収したりと、話の一部分が全体の構成と上手くマッチしています。
勉強の息抜きがてら、そういったことを意識して話を聞いてみても良いかもしれませんね。
【現代文勉強法】オンライン家庭教師が教える現代文の勉強法まとめ
以上、ここまでご覧いただきありがとうございます! 今回の記事では、オンライン家庭教師である家庭教師Campから、現代文勉強法として3つの方法を紹介しました。
【現代文勉強法①】漢字はおろそかにしない!
【現代文勉強法②】現代文の「キーワード」を覚えよう!
【現代文勉強法③】段落ごとの要約と全体の内容を意識しよう!
上記のことを意識して学習を進めていきましょう。また次回、現代文の勉強法について解説していきます!
また、個別教師Campでは、小学生~高校生まで、国語や現代文対策を行っております。
国公立大学在籍の教師も多数おりますので、現代文の記述の要点などしっかりと解説していきます。
現代文の勉強法についてもっと詳しく学びたいという方、ぜひ個別教師Campまでお気軽にご相談ください。