こんにちは。個別教師Camp事務局です。
新学期を迎え、はや1ヶ月になろうとしています。
そろそろ高校のことを考えないと……
と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
知りたいけどどうすればいいかわからないという方に!
本日のテーマは 【まずはここから!】 都立高入試 基本の「き」 です。
それでは始めましょう。
1 都立高校の入試制度
都立高校入試は、一般入試と推薦入試に分けられます。
①一般入試
一般入試は、5教科(国語・数学・英語・理科・社会)の学力検査の得点と調査書の評定(内申点)を点数化して合否を判定します。
②推薦入試
推薦入試は、学力テストがなく一般入試より早く1月の下旬に実施されます。
人気が高いため倍率は高くなります。
推薦入試の募集人数は、普通科で募集定員の20%(コース制は30%)まで、専門学科や総合学科では30%、工業科は40%です。
個人面談または集団討論、小論文または作文、実技検査などから1つ以上の検査を実施します。
2 都立入試の合否方法
学力検査点と調査書の評定(内申点)を1000点満点に換算します。
学力検査点:調査書の評定(内申点)の比率は7:3となります。
また、学力検査の教科を傾斜配点する高校・学科・コースもあります。
難関校では国語・数学・英語の学力検査問題を自校で作成しています。
3 内申点について
調査書は、受験生の学習状況や学校生活に関して中学校の先生が作成します。
内申点とは、内申書に記載された各教科の5段階評定をもとに、定められた計算方法で算出されます。
4 内申点の計算方法
東京都の内申書に記載される内申点は、中学3年生の成績が対象となります。
内申点の計算方法は、
「主要5教科(国語・数学・英語・理科・社会)×5段階評定」と
「実技4教科(保体・技家・音楽・美術)×5段階評定×2倍」の合計65点満点となります
<9教科がオール5の場合>
主要5教科の内申点は5×5教科=25点
実技4教科の内申点は5×4教科×2倍=40点
主要5教科+実技4教科=65点となります。
5 内申点対策
内申点を上げるには、まず中間テスト・期末テストで高得点を取るために定期テスト対策をしっかりやりましょう。
中学校で出された宿題・プリント・実技の作品などの提出物を期限までに必ず提出しましょう。せっかく定期テストで高得点を取っても、提出物を出さないと評価は下がってしまいます。
また、授業態度に気をつけましょう。姿勢を良くして、先生の話をよく聞いてノートを取り、積極的に手を挙げて意見や質問をしましょう。
今回の「都立高入試 基本の「き」①」では都立高校入試のしくみや内申点を中心にお話をさせていただきましたが、
次回「都立高入試 基本の「き」②」では、各教科の勉強法や都立入試過去問対策についてお話しいたします。