こんにちは。個別教師Camp事務局です。突然ですが、皆さん社会や地理の学習の調子はいかがでしょうか。
社会の入試で点数を上げるために重要になってくるのが、「日本地理」分野の中の「各地域の特徴」をしっかり押さえることです。
今回は「中国・四国地方」の特徴についてみていきます。
中国地方は山口県・鳥取県・島根県・岡山県・広島県、四国地方は愛媛県・香川県・香川県・徳島県のことを指しています。
【中学地理】中国・四国地方の特徴 ①地形
中国地方にはなだらかな中国山地が広がり、四国地方にはけわしい四国山地が広がっています。また、中国地方と四国地方との間に位置する瀬戸内海は複雑な海岸線を持ち、淡路島などの数多くの島があります。
鳥取県には日本最大級の砂丘である鳥取砂丘があり、平野としては鳥取平野・讃岐平野・徳島平野・高知平野があります。
このように中国・四国地方の地形に関する名前は地方名や県名をそのまま使用しているところが多いため、県の位置と名前をしっかり一致させ間違えることがないよう注意しましょう。
また、中国・四国地方をつなぐ「本州四国連絡橋」の「明石海峡大橋」「瀬戸大橋」「しまなみ海道」も必ず覚えておきましょう。
【中学地理】中国・四国地方の特徴 ②気候
中国・四国地方では地域によって気候が大きく変動します。瀬戸内は南北の山地により季節風がさえぎられるため降水量が少なく、讃岐平野では干ばつに備えて、ため池が作られてきました。日本海側の山陰は冬に降水量が多く、太平洋側の南四国は夏に降水量が多くなっています。
【中学地理】中国・四国地方の特徴 ③工業
埋め立て地や干拓地、塩田跡地を利用して、瀬戸内工業地域が形成されています。岡山県の倉敷市には石油化学コンビナートが成立し、化学工業の出荷額割合が高くなっています。福山市では鉄鋼業、広島市では自動車工業が発達しています。
ここでコンビナートの仕組みを説明します。
コンビナートはまず、タンカーによって運ばれてきた石油が製油所へと送られます。製油所からは火力発電所・製鉄所・ガス会社・ガソリンスタンド・化学工場などに送られて使用されます。
化学工場についたのちは化粧品や医薬品・フィルム・衣服・プラスチック容器など私たちの生活に欠かせないものをつくるために使用されていきます。
【中学地理】中国・四国地方の特徴 ④農業
高知平野では温暖な気候を利用して、秋から冬にかけて一般的に野菜を収穫しづらい時期に野菜を出荷する促成栽培が盛んです。愛媛県では山の斜面で水はけのよさを利用したみかん栽培が行われています。鳥取砂丘ではかんがいによるらっきょうやすいかなどの畑作を行うなど、各地の特性を生かした農業を行っています。
みかんの収穫量は愛媛県は和歌山県・静岡県に続いて全国3位、日本なしは鳥取県が全国5位、なすは高知県が全国1位など、グラフが出てきた問題でも大きなヒントとなるため、気候・地形の特徴と合わせて考えられるようにしていきましょう。
これ以外にも中国・四国地方には世界文化遺産があり、山口県には明治日本の産業革命遺産、広島県には広島サミットでも注目された厳島神社や原爆ドーム、島根県には石見(いわみ)銀山があります。
覚えることが多いように思うかもしれませんが、ニュースでも出てくることが多い内容になっています。
今後も日々のニュースから注目してみてください。
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。