こんにちは。個別教師Camp事務局です。
毎日の学習が続かない。お子さんに勉強をするように毎日注意する。何度言っても継続しない。日々の〝あるある〟だと思います。
ご褒美で釣っても続かない。良くないとは思いつつ、罰を与えても長続きしない。またそれが原因で親子喧嘩になる。
毎日のように注意される子どもさんもストレス。当然、注意する側も大きなストレスですね。
いつの時代も見られる、親子間の永遠の闘いのようです。どうすれば解決するのでしょうか。
【方法①】本人に学習の必要性を感じてもらうこと
一番は、子どもさん本人が学習の必要性を感じること。
そして学習は継続してこそ確かな実力となる、ということを理解して実践することです。
しかしそんなことは誰しも分かりきっていることですね。そのシンプルな、且つ実に有効な方法を習得する方法はないものかと、日本中、いや世界中の保護者は悶々としているのですね。
大人でも子どもでも、興味があることには熱心になれるものです。まずは学習に興味が出るようにすることが必要です。
短期的な方針は「速効性」がカギ
短期的な方針としては、学習を〝速効性〟のあるものにすることだと思います。
そもそも学習することは、誰しもが楽しんでやるものではない一面があります。
「勉強しなきゃいけないことは分かってる。」
「受験まではまだ時間があるし。」
「勉強は面白くない。」
「部活の後だと疲れてしまって勉強する気持ちになれない。」
「今日はオンラインゲームのアップデートの日だから、とりあえずゲームしてから」
学習をしない理由を挙げていくと本当にキリがありません。そしてそれは誰もが感じていたことですし、みんなが通る道です。
まわり道してしまいました。
学習を〝速効性〟のあるものにするとは、もちろん明日の授業でやることを予習することです。実行したことがすぐに役に立てば、目に見えて効果を実感できます。これを実行する。
「速効性」の注意点
ひとつ注意点としては、最初から欲張らないことだと思います。三日坊主になるパターンとしては、計画する時点で盛りだくさんにしてしまうことです。
初めから大上段に構えるから続かないのですよね。少しずつ、ほんの少し毎日を変えていく。水の流れも小石を一つ置くだけでも、ゆくゆくはそれが流れを変えていく源になります。それを試して見る。
が、しかしそんなにのんびりできない。今度は親が待ちきれなくなります。いつになったら他の教科もやるようになるのかしら。。そうです、自主性は大事です。また、それを見守ろうとすることは眩しいくらいにキラキラした理想です。
しかし、現実が冷酷なほどに語りかけてくるわけです。
「次のテストまで間に合わない」。
そうですね、学校では単元ごとに、そして定期的にテストが実施されます。コツコツと勉強する姿勢が大事か、テストでいい結果を出すことが大事か。両方とも大事なのですね、当たり前ですが。
コツコツ努力を積み重ねてきた子どもも、テストで〝親が〟納得する結果を出せなければ叱られる。そしてやる気をなくす。そしてまた「勉強しなさい!」と注意される。当然ながら、さらにやる気をなくす。そしてまた「受験に失敗するよ!」と口走ってしまう。もちろん、やる気が…。
恐ろしい負のスパイラルです。お互いに口にしたく無い言葉が次々と、それこそ止めどもなく溢れ出てくる。どうしたものでしょうね。
〝速効性〟を感じてもらうために予習することは何も間違ってはいません。しかしまだ習ってないことをやるので、子どもたちの負担は大きいです。では保護者様がそばについて見てあげるか。「主要教科だけでも」とは言え、全ての単元を毎日見るのは実に大変です。もちろん保護者様にも日々やることはたくさん有られると思います。だから子どもが集中できない時や約束の時間になっても始めないと叱ってしまう。
こうなると再び悲劇の再演です。好評でも何でもないのに、日本中で無限に再演される演目です。それはさておき……。要は毎日決まった時間に学習するシステムを作ればいいわけですね。子どもさんの自主性だけに任せるのではなく、何らかのサポートを活用していく方法を考えてみましょう。
【対策②】家庭の外に学習の場を設ける
1.学習塾
一つは学習塾に通うという方法があります。一般的であり、実際にご利用になってるご家庭も多いかと思います。対面で集団指導や個別指導を受けるスタイルです。
計画的に学習を進めることができ、子どもさんの学習到達度のチェックや学習相談から、志望校判定も客観的に実施できます。
ただ一方では、他の習い事や部活動との兼ね合いや、保護者様側としては通塾での送迎などの負担があるのも事実です。
2.映像授業
次に挙げられるのは、映像授業です。映像を通して学習のポイントをマスターしていく方法です。
いつでも何度でも(規定による回数制限がある場合もありますのでご確認下さい)繰り返し視聴できるのは最大のメリットですね。
ただし、基本的には一つの単元については一種類の映像授業になりますので、子どもさんの実力にマッチしないこともあり得ます。
3.オンライン授業
三つ目としては、オンライン授業です。先に挙げた2つの学習法をミックスしたスタイルとなります。
オンラインでも個別授業であれば、子どもさんの実力に合わせた内容と進度で学べるメリット。またオンラインなので通塾のための移動時間や送迎が不要になるメリット。
そして毎週決まった時間での授業予約と、毎日のオンライン自立学習を活用することで、毎日の学習時間が確保できます。
状況や子どもさんの性格も考慮して試してみて下さい。人の性格が違うように、学習方法はみんなが全て同じ方法で実力発揮できるというものでもありません。
試行錯誤の中で、ぜひお子さんのポテンシャルを引き出せる学習法と学習の習慣を身に付けていただきたいと思います。