個別教師Campライターの大沢です。
今回は中学受験における「志望校の選び方」について、パターン別にお話させて頂こうと思います。
中学受験では都立中、私立中など中学校の区分けがあり、何を基準に志望校を選択したらよいか、疑問に感じたことはないでしょうか?
そういった際の参考に、今回の記事を活用していただければ幸いです!
①学校の「校風、学習カリキュラム」を知る
大枠として、「その学校の特徴」をつかむことから始めましょう。
その際に手段としてホームページや資料(受験ガイドブック)などを活用すると全体的な学校像をイメージすることができます。
都立中、私立中問わず、各学校の入試案内や教育方針、年間行事など、インターネットを通して情報を入手できますので、志望校選びの第一歩として調べていくことがポイントです!
また各種、学校説明会や授業見学、文化祭などのイベントもありますので、そういったものにも参加しながら「学校のイメージ」を親子でつかむと良いでしょう。
【番外編】 …… 「志望校選びの前」にしておくこと
もちろん親御さんの目線からすると、
「合格後お金がいくらかかるのか」
は志望校以前に調べておく必要があります。
合格後はすぐに入学金や授業料、制服代、施設整備費等を支払うことになります。
逆に払えないとなれば多くの場合合格が取り消されてしまいます。
また、学校に納めるお金以外でも、「通学費用」も考慮に入れなければなりません。
ざっくりとでも他校を比較しつつ、あらかじめ知っておきましょう。
いつまでにどのくらいのお金が動くか、ということもスケジューリングしておきましょう!
目安としては小学校3年までには計画を立てておくイメージです。
小4からは私立中受験だとどの塾でも本格的に受験勉強が始まり、
お子様へのフォローで手いっぱいになる可能性があるので、
余裕のあるうちにマネープランニングを行いましょう。
なお私学の場合は自治体から助成が下りる場合がございます。
東京都では「授業料負担を軽減するための支援」として
年額10万円を助成する取り組みを行っています。
(所得制限なし、オンライン申請)
詳しくは都HPをご覧ください。
以上志望校選び番外編でした。
②一つの目安として「模試」を受けて熟考する
実際に「自分が今、どの立ち位置にいるのか、学力はどの位あるのか」を知ったうえで
志望校を選ぶのも一つの大事な要素として挙げられます。
そう言った際に塾の「模試」を受けて、判定結果のデータと候補にしている志望校を照らし合わせてみましょう。
「あとどの位の学力が身に付けば合格圏内に入るか」分かりますし、
得意、不得意に合わせて志望校の求める科目の比重も参考にできます。
各科目の対策については入試が迫る6年生の時に細かく見ていくと良いでしょう。
4,5年生であれば現時点での、苦手分野を伸ばすための参考資料になりますので
「模試の活用」も志望校選びの軸としてオススメです。
③子供の意思、環境面を考慮して選択する
これが志望校選びで一番大切なことになりますが、「子供の視点、意思」を主として志望校を選びましょう。
気をつけたいのは「保護者の意見だけ」で決めてしまうことです。
その学校に進学すると「校風に合わない、学校生活に馴染めない」などのリスクに陥る可能性があります。
そうならないために「子供の意思を尊重する」ことは大事な条件となってきます。
学校を選ぶ基準は、ちょっとしたきっかけでも良いです。
「制服が可愛かった」「校舎や校庭が広くて良かった」「授業が楽しそうだった」など、
子供から率直な感想が出てくると思います。
その魅力から、目標を主体的に持つことができ、本人たちの受験勉強のモチベーションにも繋がりますので、
「子供の意思」を大事にしながら志望校を選んでみてください。
いかがでしたでしょうか?
都立、私立と様々な特徴や校風があり、志望校選びには時間を要することかと思いますが、
上記の3つのパターンを当てはめて今後の受験学習の糧としてもらえればと思います!
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
大沢
【略歴】
都立大泉中、小石川中、私立早稲田実業中など多数合格実績あり。
コミュニケーションを通じて子供の「やる気」、勉強の「存在意義」を伝授しています。専門は国語や作文指導。
受験に役立つノウハウの他に、学習指導に終わらない社会的な知識、コンテンツなども発信して参ります。