個別教師Campライターの大沢です。
今回は都立中受検生向けに、
適性検査で問われる「作文」が上達する秘訣をポイントごとにお話しようと思います。
みなさんは日頃から文章読解、要約、作文と各単元別に練習を行っていることかと思います。
その中でも適性検査で問われる大きな問題として「作文」がありますよね!
400~500字程度で作文を書くことが多いと思いますが、
そうした作文においての大事な「質」を向上させるために、今回の記事を参考にしてもらえればと思います。
① 文章全体から「要旨」をつかむ
何といっても、まずは文章全体から要旨をつかむことは必要ですね!
文章の流れをきちんと理解できると、作文の構成をどのようにしたらよいかイメージが持てますので、
きちんと要旨を理解しましょう。
またその際のポイントとして大事なことは、
「筆者の意見、考え、課題として挙げられること」などを読み取るという点です。
扱われている内容から筆者の訴えを読み取ることで、
作文を書く際に自分の意見と照らし合わせることができますし、読み手に説得力を持った内容を展開できるはずです。
② 基本は「三段落」構成を意識する
作文では個々の問題によって与えられる条件が異なります。
細かく段落指定や書くべき内容が指示される場合は素直に従って書きましょう。
一方で「条件が与えられていない」問題はどのように作文を書くことが最適でしょうか?
その答えは「三段落」構成で書くことです。
一段落目に自分の意見や考え、二段落目にその裏付けとなる体験や気づき、
発見したことや成長したことなどを書き、三段落目にまとめとこれからどうしていきたいかなどが適性検査で評価される作文のポイントとなります。
三段落構成で書くことでまとめやすく、また採点者に伝わりやすい文章となりますので、これを軸にたくさん作文を書いていきましょう!
③ 体験から得た学び、気づき、成長した話を具体化する
作文の内容として最も見られる部分がこの辺りです。
間違った書き方として、日記のような形で出来事だけを書いてしまうパターンがあります。
実際に作文は「自分で感じたこと、今まで気づかなかった新しい視点」を体験に落とし込みましょう。
またそのことを根拠に、今自分の考えが一つ軸としてあることを強く書いていく必要がありますので、
出来事だけの羅列で体験を書かないように注意しましょうね!
いかがでしたでしょうか?
適性検査で問われる「作文」の質を高める、ちょっとしたポイントをお話しました。
明日からこのことを意識して、作文を上達させてみてください!
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございます。
大沢
【略歴】
都立大泉中、小石川中、私立早稲田実業中など多数合格実績あり。
コミュニケーションを通じて子供の「やる気」、勉強の「存在意義」を伝授しています。専門は国語や作文指導。
受験に役立つノウハウの他に、学習指導に終わらない社会的な知識、コンテンツなども発信して参ります。