こんにちは。個別教師Camp事務局です。
11月も中旬に差し掛かり、受験生は夏休み以降の努力の成果が数字として表れ始める頃でしょうか。
また受験を翌年に控える中学・高校にお通いの皆さんも、
この時期に成績が良かったとしても慢心せずに努力を続け、好成績のまま翌年を迎えましょう。
さて、皆さんは時事問題について対策をしていますか?
「そもそも時事問題って何?」と思う方もいるかもしれません。
今回は定期テストから、入試問題まで幅広く出題される「時事問題」について、考えていきましょう。
さて、時事問題ってどういう意味なのでしょうか?言葉としての定義はあるのでしょうか。
例えばWikipediaでは「近年に起きた政治、経済、国際情勢、社会一般における事象を取り上げた問題である」と定義されています 。
ここでは近年に起きた事象について取り上げられており、
「ニュース時事能力検定」といった検定まで実施されています。
また中学や高校の定期試験でも、直近で起きた出来事などを問うことが多いと思います。
私が在学していた中学校の定期試験では毎回、殺人事件や芸能ニュースを除いたニュースで
関心を持っている事象について50字以上で書きなさいという問題も出ていました。
しかし、定期試験に留まらず実際の中学入試・高校入試で出題される可能性が非常に高いものになります。
これは、各学校の担当者が、これから入学する生徒について
日ごろからニュースや新聞などを読んで、
現在進行形で私たちが生きている日本のこと・世界のことについて関心をもってほしい、
そして将来の主権者として試行錯誤しながら問題解決をする姿勢をもってほしい、
こうした期待を抱いているからでしょう。
例えば今年の9/9に、
「飛鳥・藤原の宮都(奈良県)」を2026年に登録を目指す世界遺産候補に決定したことがニュースになりました。
登録の推進協議会は以下のように説明しています。
「『明日香・藤原』は、6世紀末期~8世紀初頭に、東アジアの東端に位置する日本列島の中心部において、はじめて中央集権体制に基づく宮都が誕生したことを示す比類のない文化遺産です。」(https://asuka-fujiwara.jp/about/ 最終確認日2024/10/23 15:00)
このニュースを知らなかったという人は、公式ホームページをその目で見てください!
公式ホームページ:https://asuka-fujiwara.jp/
2022年2月24日から始まったロシアのウクライナ進攻に関わって、2023年度の私立中入試で多くの学校が取り上げています。
このように、日ごろからニュースや新聞に触れている子とそうではない子、
もしくはご家族がニュースや新聞に目を通すような環境か否かで変わってくる部分になります。
では、どのような対策が必要か。
まず、テレビのニュースレベルでも情報について触れるような環境を作ることです。
ニュースは、ある事象について映像を用いて説明しますので、
関連する映像を目で見て理解する非常に大切な機会です。
視覚的に覚えた情報は忘れにくい傾向にありますので、ぜひニュース番組を視聴する環境づくりを心掛けてください。
その上で、新聞を読むことができればなおいいと思います。
小学生~高校生向けの新聞も各社で出していますので、
家族で比べてみるのもいいですね。楽しく時事問題対策できそうです!
だいたいの入試では一問一答や選択式のものが出題されることが多いですが、
記述説明をさせる問題に関しては、ニュースを斜め読みしただけでは太刀打ちできません。
書く練習をするためには活字になっているものを参考にする方がよいでしょう。
そうした意味でも新聞を活用する受験方法は有効です。
ニュースアプリを使いたい場合は、
使い方によっては芸能系のニュースばかり多く報じられる可能性もあります。
アプリを使用する際は、設定をよく確認しましょう。
また、様々な出版社から出版されているその年度の「重大ニュース」のまとめ冊子も入試対策には有効でしょう。
今年起こった最重要のニュース及び関連する重要事項がまとまっているだけでなく、
過去問紹介から予想問題もついていることが多いので、対策としては手っ取り早いかもしれません。
大体11月初旬にかけて出版されることもありますので、書店でチェックしてみてください。
今回は「時事問題」について。
今は志望校合格に向けて追い上げている最中だと思いますが、ぜひ時事問題についても目を向けてください。
特に志望校の過去問を確認して、時事問題が出題されている場合は要チェックです。
入試直前で焦らずに済むよう、今から興味の幅を広げてみましょう!
本日も最後までお読みくださいまして、ありがとうございました。