佐賀県の公立高校受験対策
お子様の佐賀県公立高校合格を目指す方へ
現在佐賀県にお住まいで公立高校への進学を目指す方や、佐賀県公立高校への進学を希望される方、さまざまおられるかと思いますが、人によっては「〇〇高校への進学を目指しています」と具体的に志望校が決まっている方も、「とりあえず地元の公立高校かな?」と思っておられる方も、「偏差値△△ぐらいの公立高校に行ってほしい」とお思いの方も、いろいろかと思います。
本ページでは、それぞれのタイプに合わせて、重要なポイントをお伝えしていきます。
とりあえず佐賀県公立高校への進学を目指す方はこちら
佐賀県公立高校入試のうち、おもに、選考Ⅱについてですが、学力検査の割合が70%と高くなっており、250点満点です。残り30%は面接と調査書の合計で100点です。なお、調査書については内申点だけでなく、他の項目も点数の対象となります。
ここでは主に、学力検査(一般入試)の対策について述べていきます。
佐賀県の公立高校の一般入試の傾向と対策
佐賀県の公立高校の国語
国語は、作文が出題されます。作文は得点源にしやすい単元です。配点は毎年2割程度あるので国語が苦手な方は、作文対策から行うとよいでしょう。他都道府県や私立高校の過去問から作文の類似問題を解き、添削を繰り返し、実力をつけていきましょう。評論は内容吟味中心の構成になっているので細かい部分もしっかり精読できるようにしていきましょう。小説はほとんどの問いが心情・情景の理解に関するものです。登場人物の気持ちや表情から読み取る人物の様子を問われる問題が頻出。評論も小説も例年記述式の問題が増えている傾向があるので、書きまとめる力をつける必要があります。文法、漢字は数問ですが毎年出題されているので、漏れなく学習しておきましょう。古典は毎年2割分の配点があります。内容に関しては易しい問題が多く、対策はしやすいです。漢文の出題はほとんどされません。歴史的仮名遣いや主語を問うようなオーソドックスな問題が多いので、幅広い知識をつけるようにしておきましょう。
佐賀県の公立高校の数学
数学は、大問5題で構成されています。大問1の小問集合は2割分の配点があり、最も点数が取りやすい部分です。因数分解から平方根、場合の数、簡単な図形問題等、教科書の練習問題、もしくは例題レベルの基本的問題が出題されます。ここで点数を落とすことのないような万全な対策を行ってください。特に数学が苦手な方は、この大問で満点を狙えるように対策してください。大問2は資料の活用、連立方程式の文章題、一次関数等 3規則性 確率等で、それぞれ2割分の配点があり、中学2年生までの知識で解ける問題が出題されます。特に大問2は連立方程式の文章問題、大問3は規則性の問題が毎年必ず出題されます。難易度は高くはないので、文章から式を予想し、組み立てる力や、どういった作業を行っているかをまとめる力をつけておきましょう。佐賀県立入試は中2までの知識で解ける問題の配点が約5~6割を毎年占めます。苦手な方は、少なくとも中2までの復習を確実に行い、確実に得点できる単元を増やしておくことが大切です。大問4は図形と関数の融合問題で、2割分の配点があり、二次関数と一次関数を絡めた面積を出す問題が頻出。問題の難易度は高くありませんが、応用問題も出題されるので形式に慣れておきましょう。教科書やワークの応用問題レベルの関数の複合問題でパターン化し、解き方を覚えておきましょう。大問5は平面図形の総合問題で、2割分の配点があり、難易度は高めです。三平方の定理、円周角を絡めた証明問題も出題されます。図形の総合問題はまず、各々の単元の公式や定理の暗記と使いこなせるようになることが重要です。総合問題を解く前に覚えの残しがないかチェックするようにしましょう。特に三平方の定理は中3の最後に習う単元でもあるので、余裕があるうちに予習をしておきましょう。佐賀西高校受験者には追加問題があります。15点分の追加問題が出題され、立体図形や規則性の問題が頻出。難易度はかなり高く、時間が足りなくなりやすいので佐賀西高校を志望する方は、短時間で難解な問題が解けるような練習をしておくことをお勧めします。
佐賀県の公立高校の英語
リスニングで2割分の配点があります。佐賀県立入試におけるリスニングはほとんどが中1・2年で学習している文法で成り立っています。どんな内容が英語で問われているかのスクリプトを確認しながら、自分でも口に出して読むことをしていきましょう。その上で、文法事項の確認も合わせてしていくと良いです。長文読解 長文問題、会話文を40分で4題解く必要があります。速読が重要となります。内容は難解な文法や単語が出るわけではないので、重要単語の見直しと文法事項の再確認を行うことが大切です。時間がかかってもある程度長文の内容を把握することができるようになったら、時間を計って問題を解いていくようにしましょう。1題8分程度で解けるようになることがベストです。
佐賀県の公立高校の理科
理科では、生物、化学、物理、地学がバランスよく出題され、教科書レベルを網羅的に理解しておく必要があります。近年、記述や作図の問題が増えてきていますので、実験の考察や操作をしっかり理解しておきましょう。生物は実験内容が今まで見たことのないものや珍しい実験が出題される傾向があります。実験の説明や概要をしっかり読解できれば、教科書レベルの知識で対応できます。記述式が増えてきているので教科書レベルの知識だけを覚える勉強ではなく、その用語、語句の意味も含めて覚えておくようにしましょう。化学はグラフや図、写真等の読み取りと考察問題が頻出。資料から必要な知識だけを読み取り、それを応用できる力が必須です。必要な知識を覚えた上で、過去問や応用問題集等で実戦形式の問題をどんどん解きましょう。物理は生物と同様、特殊な実験や珍しい実験が出題されやすいです。問われる知識は教科書レベルではあるのでしっかりと用語、語句を覚えていれば対応できます。作図問題も頻出なので、頻出の作図問題は覚えておき、練習しておきましょう。 地学も化学と同様の傾向が見られます。グラフや図が多く、複雑な問題になっているように感じるかもしれないが、問われる知識は教科書レベルです。過去問を解き、慣れておきましょう。
佐賀県の公立高校の社会
社会では、地歴公民が包括的に出題され、資料問題が増加の傾向があります。資料集を用いて図表や歴史的、地理的事象の原因の部分までしっかりと覚えておけば、記述式の問題も対応できます。単純な暗記だけでは対応できない問題も多いので注意しましょう。地理は日本地理、世界地理が幅広く出題されます。地域や地方が毎年違うので幅広く知識をつける必要があります。地図や雨温図といった資料問題が出題されるので資料問題の対応もできるように知識の暗記で終わらず、問題を解く演習も行っていきましょう。歴史は世界史からの出題は少なく、日本史がメインとなります。各時代の特色を資料や図表から読み取らせるような問題が頻出である。各時代の出来事、文化を正確にまとめておくこと、資料集を用いながら図表も含めてしっかりと覚えておくようにしましょう。公民は基本的事項を問う問題が多く、難易度は高くないです。しかし、公民分野を中学校では2学期からしか授業が始まらないことが多いので、入試までの短い期間で取りこぼしなく、覚えておく必要があります。社会が得意な方は夏休みから先取り学習をしておくとよいでしょう。
佐賀西高校、唐津東高校など上位校を目指す方はこちら
佐賀県の公立高校入試は、主に調査書点(内申点)と学力検査の点数(一般入試)によって決まりますが、そのバランスについては各高校によって異なります。よって基本的には佐賀西高校や唐津東高校などの最上位高校~三養基高校などの中堅上位高校についての概略となります。
佐賀県の公立高上位校に向けた内申点対策
9教科を5段階で評価し、中学1年から中学3年の内申の合計が内申点となります。9科目×5段階×3学年の135点が内申点の満点となります。上位校への合格を考えるとおおよそ118~123以上の点数があることが望ましいです。 この点についてはお通いの公立中学校などでもお話があるかと思います。現在は絶対評価となっておりますので、定期テストの点数や提出物をまずはしっかり頑張りましょう。現在受験学年ではない中学1年生・中学2年生であっても、定期テストの勉強は手を抜かず頑張りましょう。
佐賀県の公立高上位校に向けた一般入試対策
一般選抜では、5教科の学力検査と面接が行われます。学校によっては、傾斜配点、数学及び英語の追加検査、実技検査などを行うことがあります。上位校に合格するためには、8~9割の得点が必要となるので、苦手科目をなくし、点数を落とさないことが重要です。
あまり佐賀県公立高校について詳しくない方はこちら
佐賀県の公立高校の入試日程
佐賀県の公立高校は、「特別選抜」と「一般選抜」となっています。例年では特別選抜の入試日は2月上旬で実施され、1週間ほどで合格発表となります。また、一般選抜の入試日は3月上旬に行われ、合格発表は選抜日から1週間弱で行われます。 よって、基本的には他の都道府県に近い日程となっています。海外からの帰国やお引越しなどの関係で佐賀県の公立高校に他県から受験するような場合は、よく日程を把握しておきましょう。
佐賀県の公立高校の入試内容
スポーツや文化芸術の分野での実績や優れた資質のある人を対象とした「特別選抜」を実施します。募集人員は全体の募集定員の約8%、実施するのは「スポーツ推進指定校」と「文化芸術推進指定校」で、新たに「学校希望に基づく募集枠」が設けられています。出願は1校1学科、1競技・分野に限ります。選考は、3教科の学力検査(国・数・英)、実技検査、実績評価表、面接の結果、調査書(内申書)から総合的に判定します。学力検査と実技検査・実績評価表を合わせた評価の割合は、選抜資料全体の50%以上で、それぞれの評価割合は、高校・学科によって異なります。特別選抜で合格とならなかった場合は、一般選抜に出願できます。 佐賀県の公立高校入試は、すべての高校が「一般選抜」の1度の入試で、「選考Ⅰ」と「選考Ⅱ」の2つの異なる選考方法により選抜します。
選考は、調査書(内申書)、学力検査、面接の結果と、芸術科目を重視する学科では実技検査も行い、これらの選抜資料を点数化し、合否を判定します。選考の順序は先に「選考Ⅰ」を行い、次に「選考Ⅱ」を行います。 「選考Ⅰ」は、調査書(内申書)と面接の評価割合が高い選考方法です。学力検査の評価割合は50~70%の範囲で、傾斜配点を実施するなど、高校や学科ごとに満点が異なります。「選考Ⅰ」の募集人員は募集定員の10~30%の範囲で各高校が決めています。調査書(内申書)の評価基準(内訳)も高校・学科ごとに異なります。 「選考Ⅱ」は、学力検査の評価割合が高く70%程度です。多くの高校は、学力検査を250点、面接と調査書(内申書)を合わせて100点の配点です。
佐賀県の県立高校の普通科は東部学区と西部学区の2つに分かれており、原則として、住んでいる学区内の高校に出願します。学区外の高校を志願する場合は、募集定員の20%が入学できる上限です。専門学科、総合学科は県内のどの高校でも志願できます。また、厳木高校と太良高校の普通科には募集定員の一部に「全県募集枠」が設定されています。 特別選抜では、学科による通学区域の制限はなく、県内全域の高校に志願できます。
佐賀県の公立高校の学区域
県立高校の普通科は東部学区と西部学区の2つに分かれており、原則として、住んでいる学区内の高校に出願します。学区外の高校を志願する場合は、募集定員の20%が入学できる上限です。専門学科、総合学科は県内のどの高校でも志願できます。また、厳木高校と太良高校の普通科には募集定員の一部に「全県募集枠」が設定されています。 特別選抜では、学科による通学区域の制限はなく、県内全域の高校に志願できます。
個別教師Campの佐賀県公立高校入試対策
~志望校別学習プラン~
対象校 | 学習内容 | |
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プランA | 佐賀西高校、唐津東高校、致遠館高校(普通科・理数科)、佐賀北高校(普通科)、武雄高校、鳥栖高校、小城高校など | 上位校向けのハイレベルなテキストで中3夏までに全単元の学習を終えるように進めていき、夏からは入試対策に特化します。 |
プランB | 三養基高校、伊万里高校、白石高校、敬徳高校など | 公立高校向けのテキストと教科書準拠ワークを併用します。入試に向けた学習を行いながら定期テスト前には内申点対策としてテスト対策を行います。 |
プランC | 上記以外の佐賀県立高校 | 定期テスト対策を行い、内申点を確保します。2学期期末テスト後から入試対策に向けた演習を行います。 |
~要項~
コース:個別指導コース(教師1:生徒2)
時間:1コマ40分、ご都合の良い日時の授業をご自身でご予約ください。
教科:国語・数学・英語・理科・社会からお選びください。(複数選択可)
内容:上記の志望校別学習プランと現在の学力等に応じて指導していく「レベル別単元学習」と、佐賀県の公立高校入試の出題傾向に沿った指導を行う「過去問特訓」にて対策を行います。
ごあいさつ
九州地方担当責任者
武井江梨子
東京学芸大学大学院修了
お子様にとって最適な入試対策を提供します。
佐賀県公立高校入試の出題傾向の分析結果をふまえて、得点力アップのコツを伝授いたします。
佐賀県公立高校の入試対策は、個別教師Campにお任せください。