こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
関東甲信地方では梅雨入りしましたね。梅雨が明けると(もう少し先の話ですが)夏がやってまいります。夏と言えば、そうです!
!夏期講習!
というわけで、今回のテーマは「夏期講習」です。
夏は受験の天王山!
夏になると、「夏を制するものは受験を制す」や、この章タイトルの「夏は受験の天王山」といった言葉を耳にします。
こういった言葉があるように夏もまた受験対策にとってはとても重要な季節です。
そう言うと、「季節ごとにそう言ってるじゃん!本当なの?」という疑問の声が聞こえそうですが、
答えは明快です。本当です、それぞれの季節が大事なのです。
ただ、春や夏、冬では、どのように学習に取り組むかは同じとも言えますが、何をどのように進めるかに違いが出ます。
特に夏は、夏休みという長期休暇期間があります。この40日をどのように過ごすか、どのような内容を、どのように取り組むかで秋以降の合格判定は実に劇的に変わっていきます。
夏期講習の意味
では次に夏期講習の意味を確認しましょう。
春期講習の回でもお話しましたが、学期中は学校の授業がありますから、その予習復習が第一になります。となると、復習までをしっかりと取り組むには時間的な余裕が見つけにくいのが実情でしょう。また春休みでは、期間的に総復習するには短いですよね。
つまり受験学年では、長期でしっかりと総復習と受験対策を進めるなら夏が最後のチャンスになります。
非受験学年でも、現学年一学期までの復習をするには、もってこいのタイミングです。受験学年前にきちんと復習と定着ができていれば、受験学年での負担もまた変わってきます。
夏休みの期間って?
一般的に夏休みは、7月下旬から8月末です。もちろん地域による時間はあります。
これを40日とカウントしておきましょう。
日数で見ると、
三学期の半分ほど。
また中高生だと、中間テストから期末テストまでの期間と同程度の長さです。
つまり一つの定期テストが実施できる学習内容を学ぶことのできる期間です。
時間で見ると、40日×24時間=960時間です。
地表付近を周回する人工衛星が秒速8キロ(ちなみにおなじみ気象衛星ひまわりは秒速3キロ)だそうです。これはジェット機の約30倍の速度らしいです。
時速に換算すると2万8800キロ、地球一周が4万キロなので約一時間半で一周するスピードです。
つまり人工衛星は夏休みの期間であれば、地球を約691周するのですね。って、
これは分かりにくい例でした。
えーと…。
中学生の年間授業時数は、1015時間(一単位時間は50分)これは、50,750分となり、60分換算では約846時間です。
もちろん一日中学習するわけではありませんが、皆さんが学校で一年間に受ける授業時間よりも長い時間が夏休みというわけです。
これだけの時間をどう過ごすか。
もちろん部活や習い事で頑張ることも素晴らしいと思います。
しかし、それ以外をただ何気なく、“つれづれなるままに”過ごしてしまうのはどうでしょうか。
計画的に復習することで、自分の将来の選択肢を広げていった方がよくないですか?
復習で気を付けること
では復習を進めるとして、例えばテキストを一通り演習することで完了しては、まだ心もとない気がします。復習は、忘れていることを思い出す、また覚えられなかったことを定着させることを目標とするものです。
覚えられなければ再度やる。時間をおいて三度やる。そういった取り組みの基本を徹底してください。
演習量は必要です。しかし演習することだけが目的にならないように注意してほしいと思います。
効率のよい学習は?
英数に比べて、普段はなかなか毎日の学習に組み込まれていないのが理科社会の学習です。
この2科は暗記することが多い教科ですので、夏休みから本格化する生徒さんが多いです。
テキストにもよりますし、習熟度にもよりますが、
中学1~2年の学習範囲を見ると、
理科で約20単元
社会で約15単元程度はあります。
一日1単元でも35日はかかります。これらを定着する学習となると、計画的にやらないと夏の間に終わりません。
つまり計画するときには、全体量をチェックして計画していくことが大事です。
教科のバランスばかりに気を取られると、英数だけが極端に多く、理社は終わりそうにない学習時間で組んでしまうことにもなりかねません。
①まずは学習範囲の全体量の把握。
②次に得意不得意といった自分の性格も加味して計画。
③過密スケジュールにせずに予備日を入れておく。
そういったことを念頭に組んでみてはいかがでしょうか。
それでもやはりスタートは早めに
夏からは本格的に受験対策を始めなきゃ!
そう思っている皆さん、またそう思ってくれた皆さん。
さんざん煽った後に冷や水をぶっかけるようで恐縮ですが…。
夏になると全国の受験生は同じように本格的に受験対策を始めます。
そうです、これまで以上に学習しても、周りもみんなやっているのです。
ではどうすべきか。
早くスタートしてください。
夏からと言わずに、明日から。
明日からと言わずに今から。
早く学習をスタートして、夏の学習がスムーズになるように“準備運動”を始めておいてください。
具体的には先に上げた計画の立て方をチェックしたり、
実際に学習を始めることです。
また苦手分野を見極めて、重点学習ポイントを挙げておくことも有効ですね。
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今のスタートが、将来の受験への大きな第一歩になります。
疑問や質問などありましたら、どんなことでも結構ですのでお尋ね下さい。
西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在は個別ena河辺校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。