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【高校地理の勉強法】大学受験の社会科目の選び方2

2022.07.12

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オンライン個別指導の個別教師Camp 【高校地理の勉強法】大学受験の社会科目の選び方2

こんにちは、個別教師Campライターの西村です。

期末テストも終わり、受験対策も本格的になる夏ですね。そこで、受験教科としての社会科(地理・公民)について綴ってみます。今年の4月に選択教科として「日本史」「世界史」について書きましたが、今回は受験対策として視点を変えてみます。

【日本史か、世界史か?】大学受験の社会科目の選び方(2022/04/15)

【高校地理の勉強法】大学受験の社会科目の選び方2 ◎選択は進学も見据えて

前回(「社会科目の選び方」)も書きましたが、高3での選択は大学受験に直結します。志望大学のパンフレット等の資料や大学HP等を利用して、受験教科、受験科目を必ず自分で確認し、その情報を基準にして選ぶようにしましょう。

 

「社会」では地歴から「世界史」「日本史」「地理」、公民から「倫理」「現代社会」「政治経済」の6科目から選ぶことになります。

 

では次から本題に入ります。

【高校地理の勉強法】大学受験の社会科目の選び方2 ◎「地理」について

ここでは共通テスト「地理」について述べていきます。対策を練るにあたって、「問題作成の方針」を知ることは大事ですね。

共通テスト地理の出題方針

大学入試センター公式HPより

◆共通テスト「地理」の特徴

◇知識を直接問う問題と、それ以外に統計を通して、その背後にあるものを問う問題という点では、以前のセンター試験と大幅な変更は見られません。

 

共通テストについては、今後の問題から傾向を掴む必要はありますが、現時点では教科書に載っている一般的な事実や傾向(基礎知識)の習得と、その知識から的確な考察・推論が必要な傾向が見られます。

【高校地理の勉強法】大学受験の社会科目の選び方2 ◎「地理」の勉強法

◆「地理」の対策学習(流れ)

前段の内容を踏まえてここからの学習についてですが、今月(7月)から秋口(10月)にかけては知識の習得(インプットと整理)に全力を注いでほしいと思います。

 

第一段階として、基礎知識(教科書レベル)の理解と定着です。この段階を経ておかないと、いわゆる「多面的・多角的に考察」することがとても難しくなります。やはり基本は教科書なのです。地図帳も活用した方がインプットする際のイメージがつかみやすいでしょう。何でもそうですが、第一段階でしっかりとした土台を築いておきましょう!

 

第二段階として、演習でのアウトプットです。問題集としては、共通テスト型のものが最適です。ここでも漠然と、または猛烈に量をこなすというよりも、解説から理解を深めたり、その定着を主眼にしてください。ここもまだ“土台を強固にしていく”段階です。

 

過去問演習は、センター試験を利用する。共通テストの過去問量がまとまるまでは、センター試験の過去問を利用しましょう。出題形式の変更はあれど、知識内容の変更はないからです。

 

センター過去問を利用する際は、新しいものから利用すること。演習の絶対量が確保できない場合は、市販の“予想問題集”等を利用することも非常に有効です。

 ◆「地理」の対策学習(分野)

ご存知の通り、一言で「地理」と言っても、大きく「系統地理」と「地誌」に区分されます。

 

「系統地理」とは、地形や天候、産業、経済などの要素を、場所に関係なくまとめた分野。「地誌」とは、要素別ではなく、地域や大陸別に全体を見ていくものと言えるでしょう。そして学習の効率から計画していくならば、「系統地理」から先行させましょう。

 

更に「系統地理」でも自然地理に関する内容から理解と定着を図るのがいいと思います。

具体的に書くと、「気候」と「地形」は地理学習の“基礎工事”とも言えます。教科書や参考書の章立てもそのようになっていると思いますが、「地形」によって「気候」区分が変わり、「気候」と「地形」が違うから、人の生活習慣が変わるのです。となると、「産業」や「経済」も元をたどれば「地形」「気候」の影響が大きいのは自明の理ですよね。理屈があれば、理解が進みやすくなります。

◆「地理」の対策学習(その他)

〇学習は大から小へ

学習の様子を見ていると、例えば参考書や問題集の1ページ目からコツコツと暗記したり、問題を解いたり頑張ってくれたりします。

 

しかし、社会科の学習は《大から小へ》をベースにしてほしいと思います。「地理」は、「日本史」や「世界史」に比べて暗記項目は少ないです。ただそれは左記の2科目に比べてということです。用語や項目の暗記等に走ってしまうと「地理」としての全体像を見失うことにもなります。

 

「地形」であれば、その《成因と具体例》というように。「気候」であれば、《気候の成因と仕組み》から《具体例》。「産業」であれば、《農林水産業》《鉱工業》から《データ》。

 

もちろん“用語暗記”が悪いわけではありません。しかしどの教科でも系統立てて学ぶようにすると、学習効果は上げやすいと思います。体調管理にも気を付けつつ、最大の効果が上げられるように頑張ってください!

 

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【この記事を書いた人】
西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在は個別ena河辺校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。

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