こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
11月も中旬に入り、各中学校では期末テストも近づいてきましたね。中3の皆さんにとっては仮内申が決定する大切な定期テストです。悔いの残らぬように学習の絶対量を確保し、計画的な学習を重ねていきましょう。さて、今回は10月にもご紹介した「都立高推薦入試対策講座」について改めてご紹介したいと思います。
※10/7の記事についてはこちらから「都立高推薦入試対策講座のご紹介!」
前回のブログを読んだときは推薦入試を受けようか迷っていた人も、期末テストの結果ではっきりと答えが出るはずです。ということで再度ご紹介させていただきます。
都立高の推薦入試について
内容は前回記事と重複になりますので最小限で書きます。
都立高推薦 日程
2023年度の実施については下記の通りとなります。
入学願書受付期間 | 検査実施日 | 合格発表日 | |
推薦に基づく選抜 | 1月12日(木曜日)~18日(水曜日) | 1月26日(木曜日)・27日(金曜日) ※原則として1日で実施(26日) |
2月2日(木曜日) |
東京都教育委員会HP「令和5年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」より抜粋
都立高推薦 種別
推薦の種類としては、「一般推薦」「文化・スポーツ等特別推薦」「理数等特別推薦」の三種です。
都立高推薦 出願方法
出願方法は、在籍中学校長の推薦を受ける必要があります。校内での推薦委員会等の審査を経てからの決定となりますので、まずは担任の先生に相談してみて下さい。
都立高推薦 募集定員と応募倍率
募集定員は、普通科、商業科など学科によって、推薦入試での募集数が決まっています。普通科の場合は、学科募集全体の20%以内となっています。となると必然的に応募倍率は高めになります。
令和4年度を見てみると、都立高普通科(コース、単位生除く)で2.96倍となっています。ちなみに令和3年度は3.21倍です。つまり平均的に3倍と認識しておくべきです。そうですね、受験者3人に1人の合格。なかなか狭き門です。「推薦だから合格しやすい」という楽観的な見方はしないで下さい。
都立高推薦入試の選考方法は?
まずは検査内容からです。
◇一般推薦では、個人面接、小論文又は作文。
◇特別推薦では、個人面接又は集団面接及び実技検査が実施されます。
その他の検査の内容については志望校の都立高校長が定めるとなっています。※詳細は東京都教育委員会もしくは、志望校のHP等を必ずご確認下さい。
そして選考方法です。上記の検査の結果と中学校から提出される調査書によって合否が決まります。調査書については、内申を中心としたもので推薦入試においては得点の50%が上限となります。この点については、これまでもこのブログでも述べてきたように日々の学習と定期テストの結果となります。引き続き得点力をアップしていきましょう。
残りの50%は、個人面接と作文・小論文での得点となります。この個人面接と作文・小論文は、一般的にですが、生徒のみなさんが苦手とするものでもあります。だからと言って無策で臨むべきものではありません。合格を目指す生徒さんたちは必ず万全の対策で推薦入試に臨みます。
推薦入試対策には
推薦入試を受験する生徒さんの対策としては、大きく3つに絞られます。
①自己PRカード作成
推薦受験者は、「自己PRカード」を書かなければなりません。これは「個人面接」の際に使用されるものです。しかし採点対象ではありません。ところが、推薦受験者の大半は、ここで四苦八苦するようです。ただ漠然と書いてしまうと、完成させるまでに繰り返し添削と修正を強いられます。
②作文・小論文
作文・小論文は、各高校によってテーマが出されます。そのテーマに沿って、制限時間内に書くのです。またどんなテーマが出題されるかによっても書き方は異なってきますから、志望校の過去テーマについては演習しておく必要があります。※令和4年度テーマ一覧はこちらからどうぞ。
文章を書く時の大前提は、「ぶっつけで書かない」ことです。いきなり書き出してもすぐに行き止まります。 書き始める前にしっかりと構想を練ることが、しっかりした構成と記述をスムーズにしてくれます。
③個人面接
個人面接には、①の「自己PRカード」が利用されます。時間にして5~10分ほどですが、これも慣れておくことが大切です。また「目線はどこに?」とか、「どのくらいのスピードで話すのか」、「どの程度の単語量で回答すればいいのか」等、疑問や不安は大きいものです。
推薦対策講座の意義
教科学習に比べて慣れない形式での入試にはそれなりに万全の対策を練る必要があります。だからこそ、オンライン指導の個別教師Campの「都立高推薦入試対策講座」はおススメの講座なのです。
中学校では推薦入試対策はやってくれないのか?
もちろん中学校でも推薦対策は実施されます。ですが、学年での受験人数を全員実施します。面接練習も、校長先生が模擬面接を実施することもあります。さらに担任の先生が作文や小論文の添削をするところもあれば、ないところもあります。これは学校の状況にもよります。
推薦入試受験生の数は、一般入試に比べれば圧倒的に少なくなります。しかし、推薦対策と一言で言っても、先に挙げた「自己PR」から「面接」、そして「作文・小論文」を見ていくわけです。もともと苦手とする生徒が多い分野で、生徒によって対策回数が等しくなるように実施するとなると、学校で対策が実施されたとしても、一人当たりの回数と内容から見れば、残念ながら満足のいくものとは言い難いでしょう。
ではぶっつけで臨むのか?
それはあまりにも無謀すぎます。合格定員の少なさ、そしてそこからくる倍率の高さを見ると、確かに「合格すればラッキー」という見方ができないわけでもないです。しかし、志望校に挑戦する機会が増えたことをポジティブに受け止め、しっかりと準備を進めれば合格することは決して夢ではないのです。
だからこそ、周到な準備と対策が必要になります。
個別教師Campの「都立高推薦入試対策講座」
講座内容としては、①作文・小論文(全6回)②面接(全6回)となります。
①作文・小論文(全6回)
オンライン授業+添削の実践形式で、構成力と記述力を身に付けます。志望校の過去問題だけではなく、類似傾向・問題の他校から出題するなど、生徒一人一人に合わせた授業内容を行います。また、小論文の場合は計算問題・読解問題もある場合があるので、その演習も行います。
書いてもらった作文・小論文はデータ(写真やスキャンデータ)をメールで個別教師Camp事務局にご提出いただき、個別教師Campスタッフがしっかりと添削してお返しいたします。その内容をもとに、次回以降の作文・小論文の授業を組み立てていきます。
②面接(全6回)
オンラインで面接練習と回答内容のブラッシュアップを行っていきます。最初のうちはオーソドックスな質問から、回を重ねるごとに様々な質問を練習していきます。面接練習や自己PRカードの書き方指導などを通じて、自分の将来の目標や志望動機などを明確にしてもらいます。
これらを担当するのは、「推薦対策」指導に定評があり、かつこれまでも多くの推薦合格者を輩出してきた講師です。仮内申が確定したら、まずは推薦対策を進めていきましょう。本講座については、定員制になりますのでお早めにご検討とお申込みをくださいませ。
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西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在は個別ena河辺校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。