こんにちは、個別教師Camp事務局です。
今年も、第2回英検(英語技能検定)の1次試験が10月8日(日)に行われます。高校受験に向けて、対策している中学3年生の方も多いと思います。
10月の検定が高校受験に間に合うラストチャンス・・・ではありません!現在は「S-CBT形式」の受検が可能になっており、申込みをしていれば11月にも受検が可能です。しかもS-CBT形式の試験は1次、2次と2回試験を受けに行く必要がなく、1日で完了します。時間がいくらあっても足りない受験生、部活や習い事に忙しい小中高生にはおすすめです。
英検を取得しておくと受験に有利なのか?英検S-CBT形式とは?英検に関する様々な疑問にお答えしていきます。
英検はいつ受けられるの?
従来型の英検は年3回実施されています。
今年度の英検の日程は以下の通りです。
【第1回】6月4日(日)
【第2回】10月8日(日)
【第3回】1月21日(日)
高校受験に有効となるのはほとんどが3級以上です。高校に提出する時期を考えると遅くとも中学3年生の10月までには3級を取得する必要がありました。そうすると中学3年間で取得する場合、取得のチャンスは全8回となります。しかし、英検S-CBTは毎週受験できるため、取得の機会が広がりました。
英検S-CBTとは
英検S-CBT(Computer Based Testing)はコンピュータ上で受験する英検です。
従来の英検が2日間かかるのに対し、英検S-CBTはスピーキング、リスニング、ライティング、リーディングを一日で測ることができます。実施級は準1級、2級、準2級、3級です。
従来の英検は、英検S-CBTは原則毎週土日に実施されますが、地域によっては平日に受けられるところもあります。S-CBT形式では各検定期間(4月~7月)、(8月~11月)、(12月~3月)に同じ級を2回まで受験可能です。同一実施方式で検定期間内に同一級を2回受験できるのは英検史上初だそうです。
パソコンが使えなくてもS-CBTは受けられる!
パソコン操作が苦手な場合、CBTに抵抗を感じるかもしれませんがタイピングする必要はありません。
リスニング:
PC画面上の問題・選択肢を見ながらヘッドセットで音声を聞き、マウスで選択肢をクリックして解答します。
リーディング:
PC画面上の問題・選択肢をみて、マウスで選択肢をクリックして、解答します。
ライティング:
筆記かタイピングか申し込み時に選択することができます。
筆記型:PC画面上の問題を見て、解答用紙に記述して解答します。
タイピング型:PC画面上の問題を見て、キーボードを使って解答を入力します。
英検を取得しておくメリット!
小学生、中学生、高校生にとっては、それぞれ入試に役立てることができます。
例えば都立高校には併願優遇制度がありますね。例えば都立高校を第一志望とする場合、私立併願優遇制度を利用する生徒がほとんどです。併願優遇制度には内申点基準があります。希望する高校の内申点基準が9科30だった場合、内申点4の科目が最低3つなければいけません。「あと1足りない」といった場合でも英検や漢検、数検などの資格を取得していれば内申点1として加点されます。ただし学校によって英検ならば3級以上や、準2級は2点の加点など条件は違ってくるのでよく調べておきましょう。中学受験や大学受験でも学校指定の級以上を取得していれば英語の学科試験免除などがあります。
英検の資格を内申点に反映したい場合は、以下の時期までに受験するとよいかと思います。
・従来型:中学3年生の第2回(1次試験10月、2次試験11月)の受験
・S-CBT方式:受験結果が約1ヶ月後のため、11月はじめまでに受験
英検は早めに取得しておこう!
今回は、英検S-CBT方式についてお話ししましたが、いかがでしたでしょうか。英検の従来型とS-CBT形式の違いをもう一度振り返ってみましょう。
実施方法 | 受験級 | 受験日程 | |
従来型 | 対面・2日間 | 5級~1級 | 年3回(6月・10月・1月) |
S-CBT方式 | オンライン・1日間 | 3級~準1級 | 原則毎週土曜日 |
S-CBT方式の導入により取得の機会は広がりましたが、早めに取得しておくに越したことはありません。受験に集中したい時期に慌てて受けることがないように、早めに挑戦していきましょう。「受けようと思っていたのに申込みが終わっていた・・・。」ということもないように注意して下さい。
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