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【大学入試でも活きる!いずれは共通テストでも⁉】大学入試の英検利用・英語資格利用について

2022.09.27

おすすめ学習法

【大学入試でも活きる!いずれは共通テストでも⁉】大学入試の英検利用・英語資格利用について

こんにちは、個別教師Campライターの後藤です。

 

受験生の中には、受験に利用するために資格を取得する方も多いと思います。現在ではCBT方式の試験も普及し、以前より受験がしやすくなっています。今回は大学受験での資格利用についてまとめていきます!

大学入試にいかせる資格

大学受験で有利になる資格としては、やはり英検やTEAPなどの英語検定試験です。大学入試共通テストの英語外部検定試験利用は見送られましたが、私大を中心に検定試験の活用は増加しています。

 

以前から学校推薦型入試や総合型選抜では、外部検定で取得した資格が合否判定の優遇材料として利用されてきました。しかし近年では、学校推薦型・総合型選抜では「出願資格」として検定資格が必須となる場合もあります。資格が出願要件とされている場合、指定の検定や資格をひとつも持っていないと、そもそもの出願ができません。

 

また、一般選抜型の入試でも外部検定を得点換算し、合否判定に利用するケースも増えています。

いずれは大学入試共通テストでも!

グローバル化が急速に発展する現代で、英語の知識を問うセンター試験から、英語の4技能(話す・聞く・書く・読む)を問う試験に変わることが検討されました。しかし、大学側が4技能を測定する試験を実施することが難しいという問題があったため、大学入試センターが受験生の外部検定の成績を各団体から集約し、受験する大学へ送付する「英語成績提供システム」の導入が予定されていました。しかしそれもさまざまな理由から見送りとなりました。

見送られた理由としては、家庭の経済状況で受験できない、受験地が主要都市に限られる外部試験があるなど、誰でも受験できるはずの試験で公平性に欠けることが問題になったためです。今後の動向はまだわかりませんが、問題点が解決されればいずれ共通テストにも影響してくるはずです。

大学入試での活用方法

つぎに具体的な検定、資格の活用方法について説明していきます。

①英語試験の点数に加点される

一部の大学では、英語の資格・検定の成績を点数化し、英語試験の点数または総合得点に加点するという方法を採用しています。資格・検定を取得している場合、テストの点数に上乗せされるので、受験を有利に進めることができます。

 

大学側が定めた基準により、さまざまな英語の資格・検定を4点、8点、12点、16点のように点数化し、英語の試験の点数に上乗せします。例えば当日の試験が75点だった場合でも12点に該当する資格を所持していれば、87点となります。

②英語試験に代用される

「加点」ではなく、英語の試験の「代わり」になるように、資格・検定の評価を「得点換算」または「みなし得点」とするやり方もあります。

 

例えば、TOEICのスコア550点以上だと70点、670点以上であれば80点、780点以上は90点…のように英語の試験の得点に換算される大学もあります。

 

得点換算の場合は、資格・検定のスコアが高ければ、大学独自の英語の試験を受けなくても、試験で高い点数を得ることが可能になります。また、英語の試験を受けた場合には、得点換算か実際の試験の点数か、どちらか高いほうを採用してもらえます。さらに、大学によっては、英語の資格・検定で高いスコアを取得している場合、英語の試験を免除かつ満点とみなす場合もあります。

英検の採用率が最も高い!

さまざまな外部検定の中で、英語検定試験だけでも英検からTOEICやTOEFL、TEAPなどたくさんの試験がありますよね。どれを選んで受検し、外検入試に利用すればいいのでしょうか?

やはり学校推薦型・総合型でも一般選抜でも英検の採用率が最も高くなります。すでに何らかの資格を持っている場合は、それが自分の志望校入試でいかせるか調べてみると良いですが、これから入試のために資格を取得しようと考える場合は、英検を取得することがおすすめです。

英検のCSEスコアを理解しておこう

英検はすでに受けたことがある人も多いと思いますが、英検では、受験した各級での合格・不合格の結果が出るのと同時に、全ての級で自分がどれだけ得点したかを表す「CSEスコア」がわかるようになっています。大学入試で利用する場合、このCSEスコアを求める大学も増えています。例えば、準1級を受けて不合格だったとしても、CSEスコアが2250だった場合、志望大学の基準が「2200以上」なら利用が可能です。また、このスコアは英語の4技能ごとの結果が出ます。大学によっては、合計スコアに加え、各技能の最低基準スコアを設けているところもあるので、合格し資格を持っていたとしても要注意です。4技能の中で著しくスコアが低い分野がないようにしておきましょう。

まだ間に合う!CBTを利用し英検を取得しよう

英検は、紙の解答用紙に記入する従来型と、主にコンピュータ上で解答する英検S-CBTの2つに分けられます。従来型は2日に分けて試験が行われるのに対し、英検S-CBTは1日で全ての試験が完了します。また、従来型は原則として年に3回、決められた日時に実施されていますが、英検S-CBTは原則として特定期間の毎週土曜・日曜に実施されるので、自分の都合に合わせて受検することも可能です。従来型と併願することも可能なので、受検機会も増え、取得のチャンスが広がっています。今年度の受験生でもまだ間に合いますので、英語資格を取得し、大学受験を有利に進めましょう!

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【この記事を書いた人】
後藤幸奈
【略歴】
個別ena校長を務め、中学受験では都立武蔵・三鷹・富士・立川国際・南多摩中、私立日大二中、明大中野八王子中、高校・大学受験では都立国立・立川・八王子東・国分寺高校、明治大学、法政大学、埼玉県立大学など多くの合格者を輩出。
高校時代は日本とアメリカで過ごし、ダブルディプロマを取得。
英語教育や帰国生入試を中心に幅広く受験や学習情報を発信していきます。

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