こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
中学高校ともに期末テストが終わったころですね、テストお疲れさまでした!今回は、先月に続いて「7月の受験対策」について綴っていきます。
前回(受験対策6月編)では、「いつから本格的に始めるか」「計画的に進める」「定期テストで評定を上げる」などについて述べていきました。それも踏まえた今月7月の対策ポイントを考えましょう!
「志望校選び」「内申点アップ」「実力アップ」
この3つのワードを中心に述べていきます。
ゴールを決める(志望校選び)
もちろん、すでに志望校を決めている方も多いかと思います。しかし、ここでは再度確認しておいてほしいのです。
それは、志望校が皆さんのゴールのひとつだからです。ゴールが違えばその対策も変わりますよね。だからこそ、このタイミングで再確認して効率の良い受験対策に取り組んでほしいと思います。
見学会・説明会で出来上がる具体的なイメージ
また夏休みに入る今月は、各中学高校や大学でも説明会や見学会、オープンキャンパスが催されます。こういったイベントは、スケジュールが合えばできるだけ参加してみてください。
パンフレットやホームページでは分かりにくい学校の空気を実際に感じることが大事だからです。在校生の雰囲気、校舎の佇まい、先生方の対応など、いろんなところを見て感じてきてください。そうして志望校として決めたなら、合格のイメージも湧きやすいものです。
このイメージがリアルであれば学習のモチベーションも大きく変わってきます。
合格に必要な偏差値・得点を目指した計画
7月は模試も多く実施されます。定期テストではなく、模試だからこそ本当の実力が測れます。また夏休み前に模試を受けておくと、夏休みの学習の成果が目に見えて分かります。
現状の成績と、合格に必要な偏差値・得点の差を知ることで、計画はより具体的に立てられます。計画が“画に描いた餅”だと、長続きしにくいことがあります。無理な計画だったり、“ゴール”までの“道のり”を無視した計画は計画と言えないですものね。
・模試の結果から、偏差値・得点の差が分かります。
・結果分析表でどこがどれくらい足りないかも分かります。
それだけでも計画の立て方は具体性が生まれます。その具体性は、皆さんのモチベーション維持に大きな役割を果たします。
テストの復習は必須(内申点アップ)
テストの返却と解説の授業が終わるとテストは終わりではありません。定期テストは、テスト範囲の最高の問題集なのです。
例えば、一学期の復習を実行するとします。皆さんがこの一学期に学んだ学習量はどれくらいだと思いますか?1教科あたり、平均的に見ても40~50ページ分になります。
これをはじめからコツコツとやり直しますか? 確かにそれも大切なことです。ただ、その時間を取れますか?
ちょっと意地悪な言い方になりましたが。そもそもテストというものは、大事な学習事項の理解度をチェックするためのものです。逆に考えれば、テスト内容が定着すれば学習範囲の大事なポイントは押さえたことになりますね。テスト後に解き直しの課題が出たりするのは、その証拠です。
テストが終わって夏休みまでの時間は、解き直しをすることが受験対策の時間だと認識しておいてください。
やっぱり基本は大事です(実力アップ)
7月の総復習は特に1・2年生の内容に絞って取り組んでみましょう。国英数の3教科については、やはり基礎が大事だからです。
私はこの3教科を“積み木の教科”と言ったりします。それはこの3科は、基礎がないとそれ以降の学習の伸びが出にくい面があるからです。理社の学習とは大きく違いが出るところです。
数学で見てみると、中1の一学期に学ぶ「正負の数」「文字式」「方程式」、これらが分かってないとその後の学習に影響が出ます。というか、「正負の数」と「文字式」が分からないと「方程式」の段階で分からなくなります。
英語でも同様ですね。アルファべットは別にして、「be動詞」が分かっても「一般動詞」で三単現や現在分詞や過去形、過去分詞という“量的攻勢”が来ます。規則動詞と不規則動詞の違い、不規則動詞でもパターンは分かれます。更に自動詞と他動詞、文型と、これでもかというくらいの波状攻撃。
これらはじっくりと取り組む必要があります。学期中のあわただしさの中で知識の整理整頓は非常に困難だと思います。だから今なのです。
もちろん理社においても苦手なままにしているものは、この7月に取り組んでおくことです。夏休みには高校受験でこれら5科、大学受験(共通テスト対策)になると更に増えます。理想では、7月中に総復習一巡目を達成しておいてほしいと思います。
付け加えておくと、何も一巡目で完璧にしなければいけない訳ではありません。それが理想ですが、二巡目三巡目で完璧に近づけていくことで全く問題ありません。要は計画的に取り組み始めることです。
塾や予備校で夏期講習を受講する場合にも、受け身の姿勢ではなく、主体性を持って、問題解決の姿勢を持つことです。何より自分のための受験対策です。
気温の変化や感染対策にも気をつけて、悔いのない7月を過ごして下さい。不安な方は、個別教師Campまでどうぞ。
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西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在は個別ena河辺校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。