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【目で覚える?耳で覚える?】覚え方の違いとは?

2023.08.23

おすすめ学習法

こんにちは。個別教師Campライターの工藤です。

中学生・高校生のみなさんや受験生の保護者様からよく受けるご相談として、「暗記が苦手、暗記ができない……」というものがあります。

もちろん、完璧な暗記法がこの世に存在するわけではありませんが、自分に合った暗記法を確立することはとても大切です。今回は暗記の仕方について書いていきます。

 

【目で覚える?耳で覚える?】覚え方の違いとは?

暗記するということは何かの「情報」を覚えるわけですが、ではその「情報」を私たちはどうやって受け取っているのでしょうか?

例えば、学校や塾の授業を受けているときを想像してください。

黒板やホワイトボードを「目で見て」、先生の説明を「耳で聞いて」、必要なことをノートに「字を書いて」いきますよね。

 

つまり、情報の受け取り方には様々な種類があります。これを「認知特性」と呼びます。

「認知特性」とは、目で見る、耳で聞くなどの五感を中心とする情報を、脳内で整理し記憶し理解する能力のことを指します。

 

そして、この「認知特性」には大きく分けて3種類の要素があります。

目で見て覚えるのが得意な「視覚優位」、読んで記憶するのが得意な「言語優位」、聞いて覚えるのが得意な「聴覚優位」です。

 

視覚優位

目で見て覚えるのが得意な人は、ちょっとした知り合いの顔を覚えるのが早かったり、定期テストで思い出そうとするときに頭の中にノートや教科書が写真のようにぼんやり浮かんだりするタイプの人です。

絵や図などの全体像と、覚えようとする情報を結び付けて覚える人です。

 

言語優位

言語優位の人は、文章などを覚えるのが得意な人です。

視覚優位の人はプリントを暗記するときも、全体像や「あの辺に書いてあったな……」と位置で覚えることが多いですが、言語優位の人は文章や語呂合わせなどで覚えます。

 

聴覚優位

1,2回聞いたことのある歌の歌詞を覚えたり、何気ない会話などをよく覚えていたりする人は聴覚優位かもしれません。

教科書を眺めていても覚えられないが、音読したらすっと頭に入ってきた、という人は聴覚優位だと言えるでしょう。

 

【目で覚える?耳で覚える?】得意な覚え方を見つけよう!

先ほどの3つの優位、あなたはどれに当てはまりそうですか?

もちろん、これらはバランスよく活用している人もいれば、得意不得意の差が大きい人もいますので、一概にこれと当てはまらなかったとしても心配はいりません。ただ、暗記をするときにこれらの三要素を意識して暗記できると、思い出すときの引き出しが増えます。

 

視覚優位を活かした暗記

図や絵を意識した暗記、あるいはノートの「文字」を覚えようとするよりはノート全体を一つの「写真」と思って覚えてみると良いでしょう。

もし学校の先生が文字だらけのプリント主体、黒板に書いた文章の内容が中心、という場合には、自分なりに図やイラストを描き加えて整理したノートを作ると良いでしょう。

資料集などの一部をコピーして切り貼りしてもいいかもしれません。

 

言語優位を活かした暗記

文字として読み込むことを意識したいので、ぜひテスト範囲の教科書やプリントを何度も読み込んでみてください。

教科書からもプリントからも黒板の板書の内容からもバラバラに出題される場合には、何か一つにまとめておくと良いでしょう。

教科書に書いていないことを書き足して補足しておいて、とにかく教科書を何度も何度も読んでいかがでしょうか。

 

聴覚優位を活かした暗記

聴覚優位の人は、音読や歌に合わせた覚え方をしてみましょう。

音楽を聴きながら勉強するのは、音楽に意識が向かってしまって逆効果の可能性が高いです。

スマートフォンのボイスメモなど録音アプリを使って、録音しながらプリントやノートを音読録音した音声を聞きながら同じ箇所を黙読、としてみると情報を整理しつつ聴覚優位を活かして学習できます。

 

3つがミックスできるとベスト

それぞれの優位を活かしながらも、できればミックスして暗記できると良いです。

音読だけしていても、漢字やスペルが書けなかったら点数にはなりません。逆に、文字情報はひたすら覚えていても、資料集に出てくる資料のことは全然知らない、となると解けない問題も出てくるでしょう。併用しながらも「自分の得意分野を活かす」くらいの気持ちで思っておくと良いです。

また、上記の中で取り入れたことのない暗記法があれば、ぜひ実践してみてください。

 

【目で覚える?耳で覚える?】覚え方の違いとは? まとめ

今回は認知特性の大まかな分類と、それを活かした暗記法について紹介しました。実際には様々な暗記法を試しながら、自分なりの覚え方を確立していくことになります。身もふたもないですが、「実践しなければ覚えられない」のはどの暗記法でも同じことです。

学問に王道はなし、ということで、学習量の確保もしっかり行いましょう。

 

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【この記事を書いた人】
工藤
【略歴】
自らも個別指導塾に通い、私立中・国公立大に合格。個別指導塾の講師として働き、就職。個別指導塾の校長を務め、現在は個別教師Camp校長。個別指導一筋で8年間指導。
都立南多摩中、区立九段中、私立桐朋中、明大中野八王子中など、高校・大学受験でも都立国分寺高校、上智大学、法政大学などに合格者を輩出。
指導経験を活かして、みなさんに有益な情報を発信します。

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