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2021.12.10 新学習指導要領による教科書改訂⁉ 2021年の変更点を解説!

2021.12.10

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オンライン個別指導の個別教師Camp 新学習指導要領による教科書改訂⁉ 2021年の変更点を解説! サムネイルこんにちは、個別教師Camp事務局です。

 

12月に入り、都立高入試までは残り80日を切りました。ところで、2021年度(令和3年度)から中学校の新学習指導要領が全国的に実施され、中学校の教科書は新しい学習指導要領に合わせて大きく変更されました。どういった改訂が行われ、高校入試にはどう影響してくるのでしょうか?対策不足がないように確認しておきましょう。

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大きく変わったのは英語

教科書改訂で一番大きな変更があったのは「英語」です。まずは単語量がぐっと増えました

中学校卒業までに扱う英単語の数は、今まで約1200語だったのが、2021年度からは小学英語で学習した英単語(600〜700語)に加え、1600〜1800語となっています。中学校では、小学校で習った基本単語の修得が前提となって授業が進められるので、小学校の英単語が不十分だと中学校の新出単語と合わせて膨大な単語数を覚えていかなければなりません。英単語は小学生のうちから着実に覚えていくことが大切ですね。

 

単語量の増加だけでなく、英文法も今まで高校で学習していた内容の一部、具体的には、感嘆文、原型不定詞、仮定法、現在完了進行形が、新たに中学生の学習内容として加わっています。

 

数学はデータの分析を重要視

2021年度からの数学の教科書では、中1で「素数・素因数分解」「度数分布表・累積度数」、中2で「反例」「箱ひげ図・データの活用」、中3では平方根の単元で「真の値と近似値」、標本調査に「データの活用」と、どの学年でもデータの活用を重視した変更がありました。これは、多大な情報を正しく分析して結論を出し、その結論をもとに立案できる人材が現代社会では求められていることに起因します。そのため、文部科学省は今回の大改訂で、中学数学の授業に「データの活用」を重視した変更を行いました。

 

国語はさらに重要科目に!

どの教科でも改訂に伴い、文章量が増えています。ベースとなる「国語力」が必要になるのは言うまでもありません。

そして数学同様に、改定後の国語の教科書では「情報の扱い方」が重要視されています。教科書にあるグラフや図などの資料を読み取ることで「情報を整理する力」を身に付けていきます。

 

探求の過程を重視した理科

新学習指導要領の理科では生徒自身で課題を発見し、その課題を追究、解決、考察といったように、探究の過程を通じた学習活動を行なっていきます。

また、「ボルタ電池」に加え、新たに「ダニエル電池」が登場します。2021年度から中3理科の全ての教科書にこの電池が出てくるので、今後の高校入試でもこの電池に関する問題が出題される可能性は大きいはずです。

 

社会は3分野ともに変更

まずは「歴史分野」では、日本に影響を与えた世界史の部分が学習範囲として増えました。日本の歴史を学習していくだけではなく、世界の歴史がどのように日本の歴史に関わっていたのかを詳しく学習していきます。歴史の教科書に「世界史」が大きく加わったことで、社会科の歴史の授業時間が5時間増え、これまで130時間だった授業時間が135時間となりました。

 

逆に地理の授業時間は、2020年まで120時間だったのが、2021年からは115時間になり、5時間減少しました。「地理分野」では、2020年までの教科書は、第1部「世界の様々な地域」、第2部「日本の様々な地域」の2項目でしたが、2021年改訂後の教科書では、第1部「世界と日本の地域構成」、第2部「世界の様々な地域」、第3部「日本の様々な地域」の3項目になっています。項目がこのように変わったことで、これまで中1の終わりから中2の初めに学習していた“時差の調べ方”が、中1の初めで学習することになりました。時差の問題は、計算が必要だったり、西経と東経で日付が変わったりして少し複雑ですが、時差の学習時期には、数学では正負の数の加法・減法を習うので、マイナスの数が出てくる時差の計算も理解しやすくなります。

 

「公民分野」では授業時間の増減はありませんが、実社会をより意識した学習へと変更されました。政治・選挙権に関する学習(主権者教育)や、モノの消費に関する学習(消費者教育)が特に重要視されています。

 

どの教科でもSDGsに注目!

国際社会が抱えるさまざまな課題への理解を深めて、課題解決に主体的に取り組む態度を育成する目的で、新しい学習指導要領では、主要5教科全ての教科書にSDGsが組み込まれています。地球上には、エネルギー問題や環境問題、貧困や飢餓、年齢や性別などの格差問題など、多くの課題があります。学習指導要領の変化からもわかる通り、今後の高校入試では、SDGsに関する問題が出題されるようになるのは必然です。普段から国際的な問題について興味を持ち、自分の考えや意見を持つことが大切です。

 

焦らず今までの学習を大切にしよう

「こんなに変わってしまったら、過去問をやっても意味がない!」「このままでは対策が不十分では?」と心配になるかもしれませんが、都立高校入試も私立高校入試も急に大きく変わるとは考えにくいです。今までの学校での学習、定期試験で出題された問題、塾での対策を思い出し、新しいことをするというよりは、今まで学習してきたことをしっかり定着させていきましょう。あと73日しかない、いやあと73日もありますよ!

 

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