皆さんこんにちは。個別教師Camp事務局です。
「昨日あんなに頑張って覚えたのに、もう忘れてる…」
皆さんはそんな風に感じたことはありませんか?
でも大丈夫です。
それは皆さんの脳がちゃんと働いている証拠です。
実は「人間はそもそも忘れるようにできている」ということが、
100年以上も前からちゃんと研究で分かっています。
そのもとになっているのが、ドイツの心理学者のエビングハウスが発表した「忘却曲線」というグラフです。
本日のブログでは、この記憶と忘却の関係について迫っていきたいと思います!
【忘れた…は当たり前?】記憶に残す勉強法の秘密 ◎エビングハウスの実験によると……
エビングハウスの実験によると、人は覚えたことのうち1時間後には56%、
1日後には74%、1週間後には77%忘れてしまうそうです。
つまり、「一回覚えただけではすぐに忘れてしまう」ことは当たり前なのです。
【忘れた…は当たり前?】記憶に残す勉強法の秘密 ◎効率のよい復習とは!?
じゃあ、「どうせ忘れるなら勉強しても無駄じゃん…」って思うかもしれません。
でも、ここからが本題です。
人間の記憶は「復習することで強くなる」という性質をもっています。
ポイントはいつ・どんな風に復習するかです。
忘却曲線が示すのは、「忘れかけたタイミング」で思い出すことで
脳にとってはその情報は「大事なもの」と認識され、長く記憶に残るようになるということです。
これは、「感覚反復」という方法で、世界中の学習方法の中でも化学的根拠もしっかりある勉強法の一つです。
【忘れた…は当たり前?】記憶に残す勉強法の秘密 ◎復習スケジュールをチェックせよ!
おすすめの復習スケジュールは以下の通りです。
・1回目 学習から24時間以内
・2回目 3日後
・3回目 1週間後
・4回目 2・3週間後
この流れを意識していくと、覚えたことがどんどん定着していきます。
何度も同じところを見返すより、ちょうど忘れそうなときに思い出す方がはるかに効果的です。
さらに付け加えると、「思い出す」という行為そのものが記憶のトレーニングになります。
例えば、
・自分で英単語テストをしてみる
・歴史の内容を友達に説明してみる
・問題を解いて、自分で答え合わせをする
こういう想起練習はノートを読み返すよりも何倍も記憶に残るというエビデンスもあります。
【忘れた…は当たり前?】記憶に残す勉強法の秘密 ◎復習スケジュールをチェックせよ!
つまり大切なのは以下の3つ
1 忘れるのは当たり前だから、気にしすぎない
2 忘れかけたところに復習すると、記憶に残りやすい
3 読むだけではなく、思い出す練習をしよう
たった一回の暗記で完璧を目指すのは非常に難しいです。むしろ忘れる前提でちゃんと復習のタイミングを組み込んでいく方が効率的です。加えてメンタル的にも落ち込むことが減ると思います。
【忘れた…は当たり前?】記憶に残す勉強法の秘密 ◎まとめ
「頑張って覚えたのに…」という時こそ、次の復習のタイミングを考えてみよう。
忘れることと戦うのではなく、忘れることと上手に付き合っていくことこそが、本当に賢いと思っています。
勉強がんばっていきましょう!
本日もお読みいただきありがとうございました。