こんにちは、個別教師Campライターの西村です。来週からは個別教師Campの「夏期講習」が開講です!
と言うことなのですが、今回は「夏期講習」のその前の段階についてもお話しさせてください。
中学生・高校生のみなさんへ
中学生や高校生のみなさんは期末テストおつかれさまでした。
生徒のみなさんにとってはいよいよ夏休みというタイミングですが、テスト成績が期待した結果が出なかった人も、受験勉強が必要な人もいるでしょう。また、家の人から「そろそろ塾に通わなきゃいけないんじゃない?」なんて人も、それからもっとストレートに「塾に入って勉強しなさい!」と言われている人もいるかも知れません。いや、まあ大体の人は何らかのプレッシャーが圧し掛かる時期でもありますね。
学習の必要性は、ほとんどの人が分かっていると思います。ではなぜ必要性が分かっているのに、スムーズに実行に移せないのか。
現実ではないことは想像しにくいということ
みなさんには将来の夢があるかと思います。
「トップアスリートになって活躍したい」
「動画配信で人気者になりたい」
「官僚になって国を動かしたい」
「実業家としてお金持ちになりたい」
「医療関係の仕事で病気の人のために働きたい」…などなど。
未来の夢が決まっている人は、どうすればその夢がかなうのか。自分で調べてみてください。そして必要な手だてを実行していく。
では、まだ将来のことが決まっていない人、例えば高校はどこに行けばいいのか。大学に進むのか、専門学校に行くのか。どんな仕事に就きたいのか。決まっていないこと自体は別にいけないことではありません。
未来のために努力しないければいけないのは皆さんも十分に分かっていると思います。
しかし、具体的にどうすればいいか分かりにくい。
いつから始めればいいか分かりにくい。
いろいろと考えるうちに時間が過ぎていく。
今すぐに動き出すことがなかなかできない。
それは…
未来への夢は、まだ現実ではないからです。
私たちは、大人も子どもも関係なく、未経験のことは分かりません。
頭では分かっているつもりでも実体験がないと動けないことも多いです。
しかし、時間は過ぎています。必ず受験はやってきます。
その時にどういう選択をするのか。選択肢は多い方がいいと思います。
その時のための準備が今の学習なのです。
具体的な目標を「成績を上げること!」に。
高校ならば、普通科に行くのか、工業系の学科に行くのか、商業科に行くのか等の選択があります。大学ならば、文系に進むのか、理工系か、医療系か等の選択肢があります。
そういった選択肢を広げるには、それだけの実力が必要です。学力試験や内申点は、高い方が選択肢も広がります。だから大人たちは異口同音に「勉強しなさい!」と言ってしまうのです。
はっきりと未来の夢が決まっていない人は、まず「成績を上げること!」を当面の目標にしてはどうでしょうか?
たとえばゲームなら…
マイ〇クラ〇トというゲームがありますね。そうです、あの立法体のブロックが特徴的なゲームです。
サバイバルモードだと、スポーンしてから木材を集めて道具を作ったり、建材にしたりして展開していきます。石を集めて加工すると石の道具が、鉄鉱石を集めると更に鉄の道具が使えるようになります。木のシャベルよりも石のシャベルが、さらに鉄のシャベルの方が耐久性もよくなります。さらにさらにダイヤモンドだと、そしてネザライトなら…。
シャベルだけじゃなく、ツルハシだったり、斧だったり、もちろんチェストもあった方がいいし、ベッドは必須です。
そのすべてを0から材料を集めて作っていく、アイテムや道具は多い方がいろんなことが出来るようになるわけです。
どうですか? 勉強と同じでしょう? 国語だけじゃなく、算数数学も得意な方がいい、英語も社会も得意だともっと状況はよくなります。国語も60点より80点の方が目的達成の“耐久性”はよくなります。アイテムや道具の数は得意教科の数と同じ。その材質は得点と同じ。
ゲームを始めたばかりの時は、不便ですよね。道具もない、夜になるとモンスターが出てくる。大変です。
でも頑張ってアイテムを揃えていくとゲーム進行も楽しくなる。
もうこれは勉強も同じなんです! その教科が分かってくるまでは大変です。でもそこで分からないからあきらめるとその先が大変です。
私たちの日常では“リスポーン”が難しいからです。
そして私たちの日常では「クリエイティブモード」のように特に苦労することなく材料を無限に使うことはほとんど不可能です。私たちの日常は「サバイバルモード」と同じなのですから。
2学期の自分を変えてみませんか
遠い未来を想像するのは難しいから、ちょっと先の未来を変えてみませんか。これまでと違う学習活動を実践してみるのです。
そうすると現実が変わります。少しでも何かが変われば、未来は確実に変わります。
現実が変われば、未来は変えられるのです
古今東西、多くの言葉が残されていますね。
“千里の道も一歩から”
“思い立ったが吉日”
“蟻の思いも天に届く”
“初心忘るべからず”
先人たちもそう言っています。みんなが通る道なのです。
だから“一歩”を踏み出すことです。
今日からできる学習例は
ここまででもし「やってみようかな」と感じてくれた人は、次のように進めてみてはどうでしょう。
小5まで、中2まで、高2までの非受験学年なら
→今の学習を定着させてください。苦手教科をなくして受験学年で得点アップできるように。
小6・中3・高3の受験生のみなさん
→学校が長期休みになるこの時期に総復習を済ませてください。夏休みまで待つことはありません。
今から取り組んでみてください。2学期の学習と、過去問演習に備えましょう。
自分の限界を根拠なく決めつけないこと
これまでの学校生活で苦手な教科も嫌いな教科もあっていいと思います。ただそれを放っておかないようにしてほしいのです。
そして、自分の限界を、これまでの数年間の結果だけで低く見ないことです。これ以上できないくらいに努力してきたならば、まだ分かります。
しかし、面倒くさいから「無理!」とか、「分からない!」と自分をあきらめないでほしいと思います。
ひとりで出来なければ私たちを頼ってください。
最初から最後までひとりでやらなきゃいけないなんてきまりはありません。
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疑問や質問などありましたら、どんなことでも結構ですのでお尋ね下さい。
西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在は個別ena河辺校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。