こんにちは、個別教師Campライターの西村です。
先週取り上げた「自主学習」の「理科・社会」編です。苦手教科としてリストアップされることも多い、この2教科です。「自主学習」でその苦手意識を減らしていければこんなにいいことはありませんね。みなさんの学習に役に立てれば幸いです。
※参考※
◇【新小学6年生などにもおすすめ!】自習学習のすすめ(2022.04.01)
自主学習をどうとらえるか。
まずは「宿題」とは違う学習として取り組む必要がありますね。宿題と言うのは、例えば「漢字ドリル」や「計算ドリル」、「音読」など“どこをどれくらい”学習するかの指示があるものです。つまり、そこには学習としての必要性が高いもの、基礎として身に着けておかなければいけないものなのです。
それに対して「自主学習」とは生徒自身が学習テーマを決めて学習するものです。自分で学習テーマや内容を決めることができるので、知識量も含めていろいろな力が付きます。しかし、自分でテーマを決めるということは、自由がある分、また「何をやろうか」という悩みも出てきます。
そこで教科別にどのようなテーマで取り組めばよいかのヒントも併せて提案していきます。今回は「理科」「社会」の2科について書いていきます。「自主学習」で出来ることを実感していきましょう!
【理社】何をすればいい? 自主学習のすすめ③
~理科編~
今回の1科目は理科から始めましょう。「理科」においては「生物」「化学」「物理」「地学」の四分野があります。
小中学生で“夏の自由研究”というと「理科」の内容で取り組んだものも多いと思います。つまりそれくらい私たちの日常の生活に身近な教科ということが出来るでしょう。
・天気について調べる⇒「梅雨とは何か」や「線状降水帯とは」など毎日の天気予報の中でもいろんな用語が出てきますね。そういった用語が意味するものや、仕組みについて調べてみてはどうでしょうか。
・地球温暖化について調べる⇒「温暖化の原因」「温暖化が進むとどうなるか」など国際的、且つ人類の大きな課題ともいえるテーマについて調べることで身近なエコについても実践できることも多そうです。
・動物について詳しく調べる⇒ご家庭のペットについて調べることもいいでしょう。普段一緒にいるワンちゃんたちがどのような生態なのか。どういった動物と関連があるのか。はたまた私たち人間との付き合いはどれくらいの歴史があるのかなど、身近だからこそ興味を持って調べられると思います。
◆個別教師Campのブログでも理科についての記事がありますのでご参考まで
◇今日から4月! サクラと植物の分類について知ろう!2023.04.01
【理社】何をすればいい? 自主学習のすすめ③
~社会編~
「社会」は「地理」「歴史」や「公民」といった三分野の学習となります。オーソドックスな「都道府県(都道府県庁所在地)」や「国旗調べ」のようなものから、歴史の「年表」などが挙げられると思います。考え方としては、【授業では細かく扱わないけど知っておいた方がいいこと】に着目して取り組んでみるといいのではないでしょうか。
・職業について調べる⇒ひところ流行ったYouTuberなども調べてみるといいかも知れませんね。どうやって職業として成立しているのかを知ることも社会勉強です。
・今日のニュースをまとめる⇒「時事的なトピック」について調べることも、世界の動きを知るためにはいいと思います。ここでは「今日の」とあります。一つのテーマではなく、毎日の連続として世界の動きを知るにはとても効果的でしょう。
・世界の出来事を調べる⇒これは、世界の各地域での出来事からその地域の特性が見て取れる効果があると思います。
特に「社会」で世の中のいろんな動きを知ることは、都立中受検であれば「適性作文」のテーマについての予備知識を増やすことになります。高校受験・大学受験であれば、面接対策や作文・小論文対策になります。自分の身近なことから、世界を俯瞰した視点を持つことはとてもいいことです。
◆個別教師Campのブログでも社会についての記事がありますのでご参考まで
◇【中学歴史】日本史で出てくる「夷」の意味とは?2023.06.14
◇【中学公民】市場経済と需給曲線を学ぼう!2023.06.12
◇【中学地理】中国・四国地方の特徴について2023.06.07
◇世界史から世界遺産を学ぼう! 四大文明編2023.06.02
◇【日本史対策にも!】「日本文化」の歴史について2023.05.17
まだまだありますのでブログページをチェックしてみて下さい!
教科学習に沿って取り組むこと
苦手教科であっても身近なトピックを選び、調べていくことで興味が出てくることも多いものです。問題演習だとどうしても「正解」を求められますが、自主学習であれば正解や不正解はありません。
自主学習で取り組むことで苦手意識を変えるキッカケにもなることも期待できます。その場合、“効果を生む”テーマ選定をしましょう。
教科書での授業に合わせて、先の単元内容の予習タイプにしたり、ずばり計算や漢字から掘り下げてテーマを決めていくことも効果が出やすいと思います。
何かを変える夏に!
疑問や質問などありましたら、どんなことでも結構ですのでお尋ね下さい。
西村 仁志
【略歴】
公立大学文学部卒業。学生時代は家庭教師。卒業後は公立学校教員として勤務。
その後、塾講師として20年以上経験あり。現在はena個別河辺・小作校長。
都立立川国際中、私立明大中野八王子中などに合格実績を出し、高校・大学受験においても都立八王子東・国分寺高校や明治大学、法政大学などGMARCH合格者を輩出。
これまでの経験を踏まえ役に立つ情報を楽しく発信していきます。