こんにちは。個別教師Campライターの舟田です。
夏休みの学習は進んでいますでしょうか?暑さに負けず一緒に頑張っていきましょう!
さて、今回は効率的な学習方法についてお話します。
忘却曲線
みなさんは「忘却曲線」という言葉を聞いたことがありますか?
一般的に忘却曲線とは、エビングハウスの忘却曲線のことを指し、ドイツの心理学者であるヘルマン・エビングハウスが提唱した、特に中期記憶(長期記憶)に対する時間の経過と記憶の関係を表した曲線のことをいいます。
人の記憶は「時間が経つほど忘れてしまう」ものです。
エビングハウスはこの時間と記憶の相関関係における実験を行い、
- 1日後には74%
- 1週間後には77%
- 1か月後には79%
の記憶を忘れてしまうことを、この忘却曲線にて示しました。
(https://plaza.rakuten.co.jp/yokohirano/diary/201906040000/)
20分後には約半分、一日後には7割以上も忘れてしまうなんて驚きですね!
せっかく勉強してもすぐに忘れてしまうのは悲しいです……
しかし、記憶を定着させる素晴らしい方法があります。
それが復習です!
復習のやり方
ある研究では、「学習した後24時間以内に10分間の復習をすると、記憶率は100%に戻り、
次回の復習は1週間以内に、たった5分すれば記憶が復活。
そして、次は1か月以内に2~4分復習すれば、また記憶はよみがえった。」
ということがわかりました。
つまり、学習後なるべく早く復習をして、その後何度か復習をくり返すことで記憶を完璧に定着させられるのです。
ここでのポイントは2つ。
・一回目の復習をなるべく早く!
忘却曲線の通り、記憶は学習後急激に減少します。ここで一度復習をすることで記憶率を上げましょう!
・復習に必要な時間は回数を重ねるごとに少なくなる。
グラフの通り、復習するごとに記憶は定着します。そのため短時間で復習が済むようになります。
以上が忘却曲線をもとにした、効率的な復習の行い方です。
せっかく勉強したならその効果を最大限引き出すためにもしっかり復習しましょう。
私の学生時代の実体験を書きます。
当時中学生だった私は数学が嫌いでした。
しかし先生のアドバイスの通り、「間違えた問題を翌日までに解き直す」という復習を実施したら急激に力がつきました。
解説を聞いて分かった気でいた内容が、実際に解き直して復習することで自分の身体に染み付いていく、定着していく感覚です。
結果として学校で1番の成績を取れるようになりました。
この経験からもなるべく早く復習することを強くオススメします。
忘却曲線を知っていますか? まとめ
・20分後には半分、1日後には7割以上もの記憶が無くなってしまう。
・復習をくり返すことでどんどん記憶がていちゃくしていく。
・一回目の復習はなるべく早く!
効率的な復習で、学習の成果を最大化しましょう!
舟田
【略歴】
幼少期から公文や様々な個別指導塾・大手予備校に通った経験があり、難関私立大学に合格。大学では経営・経済分野を専攻し、そのかたわら大手個別指導塾で講師として指導。現在は家庭教師Campスタッフとして、家庭教師Campの運営に携わる。自身の中学・大学受験や通塾経験・指導経験を活かし、みなさんに有益な情報を発信します。